おわりがあるから休んでいられる
マンガは比較的重い話も分かりやすく伝えてくれるので役に立つことが多い。
時々 FIRE=自分の力で経済的な自立を実現させ早期退職し自由に生活する という言葉を耳にすることがある。
ストレスの多い会社勤めから自由になり自由に生活するというのは一つの理想ではある。
労働活動や義務がなくなった後、ただひたすら自由に何もしないで休んでいるというのは、始めは良くても次第に苦痛に変わっていく。
仕事など自分がすること、しなくてはいけないことがあってはじめて、休みが輝いてくる。
うつ病で休職した人はこの終わりの見えない休養を前に、圧倒され仕事をしていないものの、休養もできずに、ただ消耗し続けることが多い。
「おわりがあるから休んでいられる」
終わりはいつ来るのか、正確に予想することは難しい。
しかし「いつかは良くなるから今は休んでいなさい」と繰り返し伝えるだけでは、休もうにも休めないという当たり前のことに、精神科医(心療内科医)と家族は気が付くべきである。
まずは2週間は何もしないでゆーーくり休みましょう
その後2週間 午前中に外にでて10分散歩をしましょう
その後・・・
というような回復への階段を明確にしていくことが、終わりが見え、休みが休みになっていくことになる。
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