あわただしくない時間の中で

毎日あわただしくうごいていた時に、noteがローンチされて、使いたいなあ、と思っているうちに時間が経った。あたらしいサービスがローンチされたら、とりあえずアカウントをつくるのが新しい世代の編集者/ディレクターの基本的精神なのだ、と信じて疑わなかったがために、インターネットの海には、更新履歴のないサービスの、ぼくのアカウントがさみしげに今もちりぢりになって浮かんでいる。

noteについても、気がついたらなにもできていなかったのである。そしてあわただしくない時間がいま、目の前にのっそりと横たわっている。この感じはじつに、6年ぶりのことで、なつかしい気持ちになっている。

あわただしい時間の中でつけていた「したいことリスト」にたまっている、希望に満ちたタスクの中から、どんな順番で「したいこと」をしていくか考えていると知らないうちにお昼を過ぎていて、ぼくはいま、洗濯をしたりコーヒーを飲んだり、これまでより時間をかけて細かく玉ねぎをみじん切りにしたりして暮らしている。

ぼくは、文章を、ふたたび書きたいなと思う。できたらそれは、ごくごく個人的なものでありたい。ごくごく個人的なものであるのだけど、でも他者に開かれていて、自分ごとのように読むことができるものが好ましい。

それは手元でまず書きためるとして、ぼくがどんなリズムで文章をかいていたのか思い出すために、過去に書かせていただいたり、書いたものをここにアップできたらいいと思う。そのためにもまず、ローカルのフォルダを探ってみよう。

最後までありがとうございます。また読んでね。