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芸術鑑賞会公演「クロス×シーン」始動

虎本です。ついにステージタイガーの次回作品の稽古が始まりました!

…なのですが。いつものように、お客様にご覧いただける通常の公演ではないのです。
ごめんなさい。

高校生の芸術鑑賞会…つまりは学校から公演依頼を頂き、生徒の皆様に学校行事の一環として観劇してもらう為の作品なのです。その作品とは…

『クロス×シーン』

そう! 5年前に伊丹アイホールで上演された同作品を再演します。

初演のチラシイメージ画像。こんな作品やった!


出演するのは

青城里花
アミジロウ
小野愛寿香
小東こと
白井宏幸
谷屋俊輔
椿優希

そしてゲストにエアードロップに引き続き、近藤知史(澪クリエーション)さんを迎え、合計8名のキャストで挑みます!

…8名?


あれ? 初演って14人出てなかったっけ!?


そうです。大幅改訂、密度と濃度を上げて、さらにパワーアップしたクロス×シーンをお届します!


早速の読み合わせ

今日は初回稽古ということで、台本の読み合わせ。
世界観説明や、各キャラクターのイメージなどを伝えつつ、読み進めていきます。

初演から5年。作家虎本剛としてその成長が問われている!と奮い立ち、完全新作のつもりで一文字たりとも初演台本からコピー&ペーストせず書き上げました。

どこにでもいる優しい主人公が、たった一つ巻き起こした大迷惑についての物語。僕はそれを通して、今を生きる学生の皆さんに「自分の人生を肯定しよう」とメッセージを投げかけたいのです。
というのも…
一般的に物語の主人公というものは、大きな事件や障害を抱えていればいるほどドラマチックになると言われています。タイムリープしたり、突然少女が空から降ってきたり、異世界に転生したり、親父が世界最強生物だったり…。ステージタイガーで言えば、引退した刀剣研ぎ師だったり、伝説のランナーだったり、アンドロイドだったり。
でも僕は言いたい。「何もない、平凡、退屈だと思える人だって、あなたの物語の主人公になれるのだよ!」と。「そしてその物語はまさに今現在進行中なのだ!」と。

実は、初演「クロス×シーン」が劇団員として初の本公演だった椿


読み合わせを聞き、感触を得ました。この物語を絶対に届けたいと思いました。
5年前には描き切れかったかもしれない景色を、新たに生み出せる気すらします。

本気印120%で、芸術鑑賞会にステージタイガーの作品をぶつけさせてもらいます。


…と意気込んでたら、早速稽古終わりで台本上の設定ミス発見! 即修正💣!

うまくいかないですね、人生は!


そう。クロス×シーンはそんな、人生紆余曲折なお話。

お客様にご覧いただくことは叶いませんが、せめて我々の熱意をお伝えすべく、これからちょこちょこと稽古場noteを更新していきます。
お楽しみに!

ついでに、ステージタイガーではいつでも公演依頼お待ちしております!

虎本剛

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