【Google広告】アトリビューションモデルについて。
Google広告では、コンバージョンアクションがデータドリブン アトリビューションモデルでないものを、自動的にデータドリブン アトリビューションモデルに切り替えるというアナウンスが出ています。
アトリビューションモデルとはなんでしょう?
■アトリビューションモデルとは
アトリビューションモデルとは、コンバージョン達成までの経路のうち直接成果につながったステップだけではなく、複数のステップに対して貢献度に応じた評価を割り当てる枠組みのことです。
アトリビューションモデルは主に6つあります。
例えば以下のような接点でコンバージョンに至ったとします。
中古車 高く売りたい → 中古車 買取 おすすめ → 中古車 買取 出張査定 → STB中古車買取センター
この場合、各モデルで計測されるコンバージョンは以下のようになります。
以前まではラストクリックモデルで運用するのが定石でしたが、Google広告では「ラストクリックモデル以外」の活用を促進させる動きがあり、そして今回データドリブン アトリビューションモデルへの自動移行のアナウンスがあり、ますます促進の動きが加速しているように思います。
また、データドリブン アトリビューションモデルは登場当時はコンバージョンデータの量やその他条件が揃ったアカウントのみ選択可能なモデルでしたが、現在はほぼ全てのアカウントで選択可能になっており、作成したばかりでまだ運用していないアカウントでも選択が可能になっています。
■アトリビューションモデルの選び方
あくまでも目標に合ったモデルを選択するものであって、これでないといけないというものではありませんが、
もしまだなんとなくラストクリックモデルを使用していたり、データドリブンの自動移行はちょっと…とお考えであれば、「モデル比較レポート」を利用してモデルによってどのように貢献度の割り当てが違うのか見てみてはいかがでしょうか。
モデル比較レポートでは、2つの異なるアトリビューションモデルを並べて比較することができます。ラストクリックモデルで過小評価されているキーワードや広告グループ、キャンペーン、デバイスを特定することができます。
1.管理画面の右上にあるツールアイコンをクリックし、[測定] で [アトリビューション] を選択。
2.左側のページメニューで [モデル比較] をクリック。
3.[ディメンション] プルダウンメニューから見たいオプションを選択。
4.[コンバージョンアクション]プルダウンメニューから見たいコンバージョンを選択。
5.[ルックバックウィンドウ]プルダウンメニューから任意の期間を選択。
6.[比較] と [比較対象] のプルダウンメニューで比較するアトリビューションモデルを選択。
これまで、貢献度が高いと評価していたものが実はそうでもなかったり、逆に低いと評価していたものが高かったりと可視化されると思います。データドリブンアトリビューションは、単なる予想に頼るのではなくタッチポイントに正確に貢献度を割り振ることができ、これを自動入札に使うことで効果的に最適化することが可能になるというのが特長です。
■自動移行されたくない場合
このようにGoogle広告ではデータドリブンアトリビューション推奨の動きですが、今回の自動移行を望まない場合、適用されないようにオプトアウトすることも可能です。
1.管理画面の右上にあるツールアイコンをクリックし、[測定] で [アトリビューション] を選択。
2.左側のページメニューで [DDAに切り替え] をクリック。
3.切り替えたくないコンバージョンアクションの [オプトアウト]をクリック
4.[オプトアウト]をクリック
モデルを変更した直後は、一時的に管理画面上のコンバージョン数が減ったように見えるケースもあるようです。アカウントによっては様々な背景から容易にアトリビューションモデルを変更できないケースもあるかもしれません。その場合は参考になさってください。
■まとめ
・Google広告ではコンバージョンアクションがデータドリブンアトリビューションに自動移行されます。
・今のままで良いか「モデル比較レポート」を参考に見てみましょう。
・変えたくない場合はオプトアウトを。
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