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【歯科矯正とホワイトニング】ベストタイミングは矯正前?それとも後?

ご訪問いただき、ありがとうございます。JUDIです。

歯科矯正とホワイトニングって、できれば同時にかなえたいですよね。
そんな時思うのか、ホワイトニングは矯正前にするべき?それとも矯正後にするべき?というところ。

今回はこの疑問にお答えしたいと思います。

結論から申し上げますと……

矯正前:セルフホワイトニング(エステのホワイトニング)がおすすめ
矯正中:マウスピース型の矯正ならばホームホワイトニングが可能
矯正後:セルフホワイトニング(エステのホワイトニング)または オフィスホワイトニングやホームホワイトニング(歯科医院でのホワイトニング)をしましょう

それではその理由についてなど、お話ししてみたいと思います。

歯科医院では、セルフホワイトニングが提案されない

実は歯科でセルフホワイトニング(エステのホワイトニング)の知識を持っている方は多くない印象です。
そしてその効果を知らない方が多いでしょう。
そのため、矯正とホワイトニングを希望した場合、歯科医院では

「ホワイトニングは矯正が終わってからが良いと思います」
といわれることが多いです。

歯医者さんがこうおっしゃる理由はふたつあります。

1、歯科のホワイトニング(オフィスホワイトニングやホームホワイトニング)は、歯を漂白するホワイトニングであるため、漂白してからブラケット矯正(歯にポッチを付けたりワイヤーを付けたり)をすると、矯正後、ポッチが付いていて汚れがつかず白いままだったところと、それ以外のところの色の差が多きくなってしまい、矯正後のホワイトニングでムラになる可能性があるため。

2、歯科のホワイトニングは薬剤を使って漂白する時に、歯の表面が脱灰に近い状態になるので、着色しやすくなったり、むし歯になりやすかったりと、デリケートな状態である。その状態で、ただでさえプラークコントロールの難しい矯正器具の装着をすると、余計に歯垢(プラーク)が付きやすくなると考える歯科医師がいるため。

セルフホワイトニング(エステのホワイトニング)を知らない歯医者さんでは、セルフホワイトニングは選択肢に入れられていないため『矯正の前にホワイトニングを』という発想が生まれないのも仕方のないことです。

私自身も、もしもセルフホワイトニング(エステのホワイトニング)を知らないままだったとしたら、同じように『むし歯のリスクや余計な着色のリスクを考えたら、ホワイトニングは矯正の後が良いと思います』とお伝えすると思います。

セルフホワイトニング(エステのホワイトニング)が矯正前におすすめな理由

ただでさえポチっとしたものを歯につけてワイヤーを通すブラケット矯正は歯のケアが難しいので虫歯になったり、歯が汚れやすくなったりといったリスクがあるものです。

セルフホワイトニングは、こんな矯正前に とてもおすすめです。

おすすめの理由は、こちらもふたつあります。

1、セルフホワイトニングにはコーティング効果がある。
2、セルフホワイトニングで歯の表面の汚れをキレイに取っておくことで、プラーク(歯垢)が付きにくくなる。

上記の理由は2つとも同じことを言っているかのように思うかもしれませんが、メカニズム的にふたつ別の理由となります。

ひとつ目の『コーティング効果』は、文字通りコーティングをして汚れやプラークを付きにくくするといったもので、セルフホワイトニングで使われている光触媒自体の効果としても知られる『防汚効果』によるものと、歯磨き粉やトリートメント剤に配合されているコーティング効果によるものです。

ふたつ目はセルフホワイトニングの最大の特徴である歯磨きで取れない着色汚れを取るというところがキーになっています。

プラーク(歯垢)というのは菌の塊で、この菌は歯の表面に足掛かりになるものが無ければ定着しにくいといった性質があります。そのため、セルフホワイトニングでこの足掛かりになる汚れをできるだけ取っておくことで、その後のプラークの付き方や着色の仕方が全然かわってくる、というわけです。


もちろん矯正には長い期間が必要ですし、セルフホワイトニングの効果も限りなくずっと続くといったわけではありませんが、矯正器具を装着する前に最善の環境を整えるといった意味で、セルフホワイトニングはぜひおすすめしたいと思います。

とにかく歯に付いた色を、歯の中に取り込んでしまう前に(表面に着色汚れがとどまっているうちに)取り去ることが何よりの着色予防になるわけですから、矯正後、歯並びが揃った時に美しい歯の色も手に入れたいならばスタートも大切。とにかく歯に色を取り込みにくくしておくことです。

歯科衛生士、柳澤 弘子さんがセルフホワイトニングのコーティング効果についてもレポートしてくださっています。

マウスピース型のホワイトニングならホームホワイトニングができる

最近はやり(?)のマウスピース型の矯正というのもありますね。
マウスピース型の矯正の場合、矯正と同時に、こちらもマウスピースを使用するホームホワイトニングが可能な事があります。

ホームホワイトニングも歯科医院でのホワイトニングのひとつですが、矯正に使うマウスピースの中に、ホワイトニングの溶液を入れて矯正とホワイトニングの同時進行ができるといったものです。

問題は、どんな歯の人でもできるわけではないというところ。
マウスピース型に限らず、矯正はその方の歯や顎(アゴ)の状態によって適している方法と適していない方法などありますから、ホワイトニングを同時にしたいからといって誰でもマウスピース型ホワイトニングができるというわけではありません。

この辺りは歯科医院の先生としっかり相談して選択してくださいね。

歯列矯正後は、ホワイトニングをしましょう

いよいよ矯正が終わりとなれば、白い歯もますます手に入れたくなりますね。

矯正が終わったら、晴れてホワイトニングをどうぞ。
歯科でのホワイトニングでも、セルフホワイトニングでも良いでしょう。
矯正でお世話になった、馴染みのある先生や歯科衛生士さんに最後にホワイトニングで仕上げをしてもらうのも良いですね。

もちろんセルフホワイトニングもおすすめですよ。
セルフホワイトニングでもほとんどの場合、かなり白くなりトーンアップします。
セルフホワイトニングなら、色の濃い食べ物や飲み物も制限なく取ることができますし、今まで矯正で多少なりともストレスがあり、やっと解放されたのですからストレスフリーなセルフホワイトニングというのも良いのではないでしょうか。

矯正を検討中のあなたに、少しでも役立つ情報となりましたら幸いです。
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