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遅ればせながら10/13公開の映画の話※ネタバレ🤏

2023/10/13
松村北斗・出演作『キリエのうた』が公開された。
公開日から2日後に私も劇場へと足を運んだ。
かれこれファンになってから初めて彼の出演作を観た。
ファンになる前に朝ドラは観ていた、なんとなくSixTONESの子って言う認識程度で。
そんなことはさておき、『キリエのうた』について思ったことを書き連ねていく。

路花というキリエの存在。
会話ができず歌うことでしか声が出ない。
彼女の歌声に重なるのは“おもい”だ、
あえてここでは定義しない、人が持つさまざまなおもいが彼女から紡がれる音に乗っかっている。
残酷な言い分かもしれないが、キリエは豊かな人物だ。
歌える。まず、それを持っている。
そして感受性豊かな人物だと思う。それが彼女の歌に反映されている、そして表情も豊かだ。歌う時の眼差しも、仲間と話すときに上がる口角も。
そして何より、どんな時も幸せを願ってくれる人がいることも。

希というきりえの存在。
彼女はキリエの姉だ。夏彦のフィアンセでもある。
彼女は純粋で、報われない。
夏彦に対する思いは目が眩みそうになるほどまっすぐで、それが痛くて。
その痛みさえ愛してくれる、そんな関係までには至らない。
どこまでも彼女は報われない。

夏彦という青年の存在。
希のフィアンセだ。仙台の医学生。
彼もまたある意味で純粋なのだ、希との出来事を喜べないくらいに、
希とのある出来事を背負ながら、彼は生きなくてはいけない。
希の痛いほどまっすぐな思いに彼は答えられない。
だからこそ、彼は望むのだキリエの幸せを。
自分が犯した罪に対する贖罪であるかのように。

真緒里というイッコの存在。
個人的には彼女が好きだ。
だから原作本を読んだ、純粋に彼女を知りたくなった。
苦しかった。彼女がでどんな思いで今まで生きてきたのか。
キリエと出会うまで彼女はずっと救いを求めていたような気がする、ずっと誰かに救って欲しかったのではないか。

風美という先生の存在。
大阪で1人だった路花を保護し夏彦と引き合わせた人物。
あの時彼女が路花を気に留めなかったとしたら、路花は今どうなっていただろう。
こんなふうに誰かと生きていくことはなかったかもしれない。

世界はどこにもないよ
だけど いまここを歩くんだ
希望とか見当たらない
だけど あなたがここにいるから

https://www.youtube.com/watch?v=BI4zNteRP7E

今日もどこからか、彼女の歌が聞こえてくる。
彼女が歩く場所で、今日も奏でられている。


※まとまりがなくてすみません

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