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駅のトイレがお気に入り

私は、家の最寄りの駅のトイレが気に入っている。壁とドアの色が落ち着いたこげ茶色で、個室にそれなりの広さがあること、何より、荷物を置けるスペースがあることが気に入っている。それに、壁に流すボタンがあるところも、何か、便器にレバーがついているのとは違って、手を汚さずにすむような感じがして、気に入っている。
駅のすぐそばにショッピングビルがあり、そのビルの中にもトイレはたくさんあるのだが、個室が狭いし、何より営業時間が10時から夜8時までなので、それ以外の時間は使えない。だから、私は駅のトイレをよく使う。
だいたい、どの駅にもトイレはある。あるのだが、駅によっては、整備の度合いが違ったりして、微妙に使い勝手が違う。私はトイレにうるさい方なので、いろんなところでトイレに入ってはチェックしているが、そもそも私のトイレへのこだわりは、高校三年生の時に、通っていた塾の先生の、「トイレがちゃんとしているかどうかは、その施設の良し悪しを左右するね。この塾のトイレは、男女兼用だし、汚くてダメ。」という言葉を聞いてからだ。それはもう二十数年前のことだから、私のトイレチェックも筋金入りだ。
私の、トイレのチェックポイントは、なんといっても荷物が置けるかどうかだ。たいてい、ドアにフックがついていて、そのフックに荷物がかけられるようになっているのだが、そのフックが高いところにあるとダメだ。できればフック以外に荷物の置ける場所があるといい。これは私が荷物が多いせいだろうか。
あとは、女子ならではの話だが、汚物入れは蓋つきの方がいい。どうも、蓋のついてない汚物入れは汚くなりがちだ。
そうだなぁ、そんなところかな。
あ、あと、暖房便座はついててほしい。というか、それはけっこう普及しているかな?
ウォシュレットになってるトイレもけっこうあるのだが、私はウォシュレットは使わないので、なんとも言えない。
いろいろ考えあわせて、使いやすい場所に、お気に入りのトイレがあることは、幸せなことのような気がする。

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