4

病室の窓からみえるグラウンドは少年少女の輝きで溢れていた。朝の部活の時間、体育の授業中、昼休み、放課後、例えグラウンドに誰もいない時間でさえも。途方もないほど寂しさを感じるとグラウンドをみて、私があそこにいけたら…と妄想を掻き立てた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?