7の法則 


世界で初めてドッドワークスタイルやジオメトリックスタイルを手掛けた天才彫師の故XED LE HEAD 。
彼のドットワークや幾何学模様で創られた作品は、タトゥー界に新しい独自のスタイルとして確立され、後世に今も多大な影響を与えている。

XED LE HEAD


XED氏の作品

そして題名の7の法則に基づいた図形を製作してくれたdaktari.kuchezaこと、Dr.Kもまた天才的な彫師であり、彼の師匠である故XED氏からは「エッシャーの生まれ変わり」と言われていたという。


滝 / M.C.エッシャー

Dr.Kが客の肌に落とし込む幾何学模様は、彼が目を瞑ると見える瞼の裏に広がり蠢く模様だ。それもフリーハンドで。

故XED氏がドットワークス、幾何学模様の第一人者だったように、彼もまた幾何学模様をフリーハンドで描く第一人者だ。

今は後任を育てる方向へシフトしているが、彼以上に幾何学模様の本質を理解しながら彫る人は現れないかもしれない。

そのDr.Kが宇宙の法則である、369の法則・7の法則に基づいた神聖な図形を製作くれた。

369の法則 / 7の法則に基づく図形

最大の正七角形を100%とし、各頂点に66.66%、中心に33.33%の比率で正七角形を充填。
一つの図形に369の法則と7の法則が現れる。この世の構成要素全てが内包された宇宙の図形ともいえ、畏敬の念を生じさせる。

みなさんご存知の通り、宇宙は物理法則で成り立っている。

物理には定数があり、その定数が少しでも違うとこの世のものは成り立たなくなる。生命が誕生することもない。つまり、宇宙は数字に支配されている。宇宙人との唯一の共通言語は幾何学だとも言われている。

私も数字に支配されて来た。何かと物事に意味づけをする癖があるので数字に意味を見出して進む方向性を決めたり自信をもつことも出来る。車のナンバーや時計を見て4桁を2桁ずつ分解し割り算し割り切れた時はなぜか快感を得る。

なぜ今回のnoteで7の法則に基づいた図形の話をするかというと、私がこれから催眠療法や古代インド占星術鑑定、マインドフルネス瞑想を指導するためのカウンセリングルームのロゴとして、この図形を提案してもらったからだ。まあ後付けではあるのだが、自分のカウンセリングルームに正七角形を7の法則に基づいてどのように意味付けるか考えてみた。

その前に、今から本題と言うのにこっからもう読む気失せるくらい長すぎるので、ここらへんでDr.Kのタトゥースタジオ紹介。

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7の法則

数字を7で割る。

1÷7=0.142857142857142857・・・
2÷7=0.2857142857142857・・・
3÷7=0.42857142857142857・・・
4÷7=0.57142857142857152857・・・
5÷7=0.7142857142857142857・・・
6÷7=0.857142857142857142857・・・
ーーーーここからは全て繰り返し。
8÷7=1.142857142857142857・・・
9÷7=1.2857142857142857142857・・・
10÷7=1.4285714285714285・・・
11÷7=1.57142857142857142857・・・

0と7の倍数以外この世の全ての数字を7で割ると、
解は142857の繰り返しである。
(『素数はめぐる』 より)

7の法則の図形を自身のカウンセリングルームのロゴとしてもらったので、7に意味づけしてみた。

【 7=不完全  →  不完全な自分を受け入れる 】

360÷7は割り切れず完璧な正七角形は本来作ることは出来ない。

不完全なものとしてでしか現実世界に存在し得ず、完璧な正七角形がこの世に実現することは不可能だ。

この図形に意味を持たせるとしたら、1つ目は「不完全な自分を受け入れる」ということ。患者さんに共通する完璧主義。

完璧主義は必要以上に理想を追い求め自分を追い込み、自分なりに全て整った状態を目指す。こだわりや向上心が高く質の高い成果を生み出す反面、

・周囲の評価が常に気になる
・自分の過去や他人と比べる
・失敗に対する恐怖心が大きく「出来る」と確信するまで挑戦出来ない
・始動が遅れ先延ばしの原因になる
・優先順位を履き違える(細かいことを気にしすぎて大局を見失う)
・0 100思考になりやすい
・完璧に出来ないと悟ると投げ出す

完璧主義はメリットも沢山ある一方で、ミスのない完璧な自分を追い求めると失敗を避けるようになり行動が伴わず結果的に自分を苦しめる原因となる。

完璧などないことを受け入れたうえで、何事もバランスは大切であるということを意識してもらいたいと言う意味を込めることにする。

ちなみに古代インド占星術で7は星座で言うと天秤座。天秤座は常にバランスを取ることを意識する星座でもある。


【 7=イデアの世界  →  潜在意識を意識する 】

現実世界において完璧な正七角形を作ることは不可能と書いた。

しかし唯一完璧な正七角形が存在出来る所がある。その居場所は、皆さんご存知の通りプラトンのイデアの世界

プラトンは師であるソクラテスと並ぶ、ギリシア三代哲学者の一人。正義とは、国家とは、愛とは、など哲学の中心となる様々な物事について考察した。

その当時は

「本当の愛なんてない。人それぞれだ」
「本当の正義なんてない。人それぞれだ」

とする相対主義的な考えが流行していた。
それに対してプラトンは、

「皆、本当の愛や本当の正義を否定してるけど、そもそも本当の愛・本当の正義を知っているからこそ、それらが「ない」と否定出来るんじゃないの?本当の○○とは誰もが共通するものなんじゃない?」

と疑問を抱いた。

紙に完全な円をコンパスで描くとする。完璧な円を書いたつもりでも、細かく見ていくと線がガタガタしていたり、鉛筆で書いた線自体に既に幅があるため線は最早面だし、鉛筆の芯のカスが3Dに盛り上がり線は立体になる。

完全な円を描こうとしても現実で完全な円など誰も描くことが出来ないのだ。

それでも私たちが円を描けるのは、「完全な円(本当の円)」を魂が知っているからだ。

現実世界の円とは別に、完全な円という概念が存在する。その完全な円(本当の円)の居場所こそが、イデアの世界なのだ。

魂は転生するので、私たちが円というものを現実世界で描く時は、魂だった頃にイデアの世界で見た完全な円を想起して描いている。というのがプラトンの主張だ。

そしてイデアの世界は潜在意識を表している。

ネガティブ思考からポジティブ思考へ物の捉え⽅を変えようとしてもなかなか出来ないことがある。それは⽬に⾒える範囲の顕在意識の中でしか変化させようとしていないから。

⼈は⼼の傷を負った時、それを極⼒感じていたくないので蓋をする。その蓋された感情や出来事は潜在意識の中に未完了のまま永遠と保存され、悩ましい⾏動や⼈間関係の苦難として現れる。

⾏動だけを変えるのではなくその奥にある信念や意図まで変える。そのためには⾃分の潜在意識に潜り、傷ついた当時の感覚に退⾏し、未完了の思いを完了させることが⼤切だ。 そうすることでやっと現実を変える覚悟が出来るようになる。潜在意識まで変われば⾏動は無理なく努⼒せずに変わる。

このように自分の潜在意識を意識化することが大切で、催眠療法や古代インド占星術、マインドフルネス瞑想で行っていきたい。


【 7=切る →  輪廻から解脱する 】

「七(シチ)」はもともと「切る」を意味する。骨を切る様子を漢字にしたもの。ただ、数字の7を表す漢字として使われるようになったため、「切る」の意味は漢字の「切(セツ)」に引き継がれるようになった。

ちなみに「切」という漢字は「七」に「刀」の会意文字。
(会意文字とは、好=女+子。女性が子供(赤ちゃん)に持つ感情。のように構成要素の意味を合成してできた漢字。)

スクロールするのがダルくなるくらい上の方に書いたのでもう忘れたかもしれないけど、この世は物理法則で成り立っており、その物理法則は数字で成り立つ。

つまり、万物は数で成り立っている。その万物を7で割る(切る)と、物事の本質が見えてくる。142857

7は一つの周期の終わりを示す「完成、完全調和」の数でもあり、1週間を7日とする習慣もここからくる。

患者さんはなぜ病院にかかるのか?現状が苦しいからだ。
ではそもそもなぜ私たちは苦しみを味わうのか?それはこの世に存在している以上苦しみを味わうことからは逃れられない。生老病死ともいうように、生きることは苦しみを味わうことだ。

だから、誕生さえしなければ苦しむ必要はなくなる。

何故誕生してしまうのか。それは人生で学ばなければいけなかったことを学ばず死に、カルマを次の転生で持ち越してしまったからだ。

苦しみたくないなら転生しなければ良い。輪廻からの解脱を目指す。永遠に続く輪廻の回転をここで断ち切ることを目標とする。

そのために今世で学ばなければいけないことは何かを一緒に考える。大抵は、何故か人生で同じパターンを繰り返してしまっていること
DV男と別れたのに、また付き合った人がDV男になってしまった。のような。

と考えてたら、こんな記事に辿り着いた。
2600年前、釈迦は誕生直後に東西南北へ7歩歩き、右手で天を、左手で地を指し、「天上天下唯我独尊」と言った。

「生まれてすぐに7歩歩いた」
この7歩は+1の7だ。
私たちの生命は六道という迷いの世界を輪廻している。六道とは六界とも言われ、地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人間界、天上界の6つの迷界=苦しみの世界のこと。

7歩歩いたとは、この6つの苦しみの世界から一歩出て離れることを表している。「人間に生まれた目的は、この六道を出離し、真の幸福となること」と釈迦は言う。これが7歩の意味なのだ。

自分勝手に7という数字に解脱を意味づけたが、7は本当に解脱を意味するのかもしれない。

ちなみにこちらで指導させてもらうマインドフルネス瞑想も、仏教にルーツを持ち、「気づき」「囚われない」「ジャッジしない」という釈迦の教えたことを実践する瞑想だ。


他にも数字の7には沢山意味があるが、ちょうど文字数4444なので終わりにする。


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