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令和最新版! アモルファージの使い方

お久しぶりです、響華さんです。
令和5年にもなって、未だに紙の方でアモルファージを擦ってるらしいですよ、怖いですね。

前回からの間で竜剣士には新規が来ました、イグナイトやマジェスペクター、ダイナミストの方々はおめでとうございます。
竜魔王には新規が来てません、アモルファージは……? どこ……ここ……? ほぼ唯一に近い強化のタイミングを逃した今、恐らくもうアモルファージに新規が来ることはありません、諦めましょう。

とはいえ、ここ最近でなんも変化が起きてないのかと言えば、決してそんなことはありません。
今回は、令和最新版仕様のアモルファージがどう動くか。また、それを踏まえてどのようなカードと相性がいいのかについて話していきます。

なお、動き方などをメインにする以上、アモルファージの各種カードに関する説明は省きます。
というか2種類しか採用してません、他のカードが見たい場合は前々回くらいの記事をご参照ください、今考えるとくさい事が書いてあります。

変化って何?

まあ1番気になるところだと思います、とはいえぶっちゃけ前回の記事で触れたやつですね。


POTEのやべーやつ

ギガンティック・スプライトくんです。
変則的な素材でエクシーズ召喚出来、デッキからレベル2を出す効果があります。

ここ最近の遊戯王をやっていたプレイヤーであれば、知らない人の方が少ないんじゃないでしょうか。

幸いにもアモルファージにはレベル2モンスターが2枚存在し、そのどちらも優秀なロック効果を持っています。
で、こいつでそんなアモルファージを出して何するかって言うと。


出た当初評価低かったよね

こいつを出します、言ってしまえば素材が緩くて制約が重いエレクトラムです。
こいつを出すことで、任意のアモルファージを手札に加えることが出来ますね。

つまりこの時点で、P召喚する用のレベル2アモルファージと、スケールに置く用のアモルファージを用意できます。あとは0.1スケールを用意すればP召喚成立です。
ギガンティックはレベル2、リンク2を用意すれば勝手に出てきてくれるので、理論上手札にアモルが一切なくてもアモルの盤面が成立するわけです。

スプライトがガチガチに規制されたことにより、以前のようなスプライトに寄せた構築は出来なくなりましたが、エルフなどに頼って居ないこのギミックは生きてます、安心。

これは、展開札にも除去札にも捲り札にもならない制圧だけの札であるアモルファージにとって非常に大きなことです。だってこのカード達、手札に来れば来るほど嵩張りますからね。
また、任意のスケールを持ってこれることによる選択肢の拡張、Pカードを必要としないことによる初動率の改善なども見られます。

デッキに大量のアモルファージを入れる必要が無くなったおかげで、構築の幅も大きく広がることでしょう、このせいで俺は未だにアモルファージを擦り続けることになってしまいました、ふざけるなよ。


極端な話こんな感じのレシピでもアモルファージのP召喚が成立するようになってる、怖い!!


じゃあどんな風に組めばいいの?

で、本題。
旧来まではレベル2ということでスプライトギミックを動かし、ユニオンキャリアーからデスペラードリボルバードラゴンをくっつけてギガンティックに変換することにより、ヴァリアンツの弓引き・西園を持ってきていました。

が、やりすぎたせいでスプライトもギガンティックも死んでしまいました、妥当〜〜〜!!!


当時のクソコラ、イリテュムはデッキにいなかった。

とはいえ、展開で下スケールを持ってくる方法が失われた訳ではありません。
ユニオンキャリアーで無理なら、他のカードで下スケールを探すまで。ということで、今回はギガンティックの素材になれて下スケールを持ってこれるカードについて、いくつか紹介していきます。

なお、意見は常に募集中なので、これはどう? って言うのがあれば遠慮なくリプで送ってください。

アロマセラフィ-ジャスミン

かわいいね

回復時のサーチ効果により下スケールを、リンク先のリリースによってレベル2植物を用意することが出来ます。

植物族はロンファなどである程度初動枚数を増やしやすく、オフリスダーリンから簡易で出したアンブロの効果を使い蘇生札を持ってくるなどの動きで盤面を伸ばしやすいです。
また、セリオンズリリーボレアに触ることで、ステータスに不安の残るレベル2アモルを戦闘から守りつつ妨害を置けます。

とはいえ、サーチ効果に回復を要求すること。それと相性のいいアロマージのギミックが、ビヨンドの1200コストと噛み合わないことが欠点ですね。

魔界劇団-スーパープロデューサー


含む2体ってテキスト、無限に偉い

表側のカードを割ることにより、下スケールを持ってくることが出来ます。

デッキ内に不純物を入れる必要がなく、少ないスロットで下スケールを用意可能。レベル2モンスターを用意する効果はありませんが、悪魔族には暗黒の招来神の様なスプライトで使われてた初動カードがあり、意外と困りません。
召喚条件も緩く、先にギガンティックの効果を使ってからこいつを出すことで、ニビルやビーステッドに対する耐性を上げることもできます。

ただ、自分の場を破壊することによるシンプルなディスアドが発生します。一応招来神初動であれば開門を的にしやすくはありますが、次のターンのリソースを考えるとちょっと切ない。

聖騎士の追想 イゾルデ


誘発の的

召喚成功時のサーチ効果で下スケールを、起動効果でレベル2戦士を用意出来ます。

面倒な前準備や他のカードの助けを必要とせず、単体で下スケールとレベル2を用意できます。戦士族には素材の緩いリンク2もおり、リンク素材の調達も比較的楽な方でしょう。

ただし、装備魔法の分で枠をとるという点。そして何より、イゾルデを使えるデッキは大体の場合動きをイゾルデに依存しているため、動きを全部アモルに使うとアモルだけ立てて終わりになりがちです。


上記の3枚が、下スケールを持ち込みつつギガンティックの素材にできるモンスター達。
令和最新版のアモルファージは、基本的にこの辺りのカードを軸に据えてデッキを作っていくことになると思います。

現在は1枚で完結できるイゾルデ型を模索しており、初動の安定性の確保と横における妨害の質について検討しているところです。
皆様も、このゆるい初動でアモルを作り出せるギミックを使って、自分だけのオリジナル構築を突き詰めて見てはいかがでしょうか。

──と、そんな風に締めようとしていたのが、大体2週間前までです。
最近出場したCSで、とあるテーマに新規が来ていることに気がつき、話が少し変わってきました。もちろんアモルファージの新規では無いです。


今使ってるアモルについて


この男、面がいい

デュエリストネクサスにて、破械というテーマに新規が来ました。
この破械というテーマ、ざっくり説明するなら「自身が破壊された時になにかするカード」と、「自分フィールドのカードを割ってなにかするカード」と、「自分フィールドのカードが割れた時になにかするカード」を軸とした、「悪魔族統一テーマ」です。

自壊を軸にした……悪魔族テーマ……
CSで隣の席にいたこのテーマを見た俺の灰色の脳みそが囁きます。

「このテーマって、アモルファージなんじゃないか?」

と。
魔法を封じてる状態で用意出来る罠とモンスターによる除去、エクストラがなくてもキルを取れる火力、スーパープロデューサーの破壊効果自体を展開に使いつつ、おまけでスケールを用意できる動き。

そして確信しました、このデッキはアモルファージなのだ、と。


ファー!! ハカイハカイ!

そして出来たのがこちら、破械軸アモルファージ、略して【ファ械】です。

基本的に盤面としてはPゾーンにルクス、前盤面にガストルとサラマを置き、後ろに破械唱導を置くことを目的としています。

こちらは招来神1枚初動。https://twitter.com/ssverudan/status/1667137697184616448?s=46&t=ncde3qrrXzReIEaw1FMZfA

こちらは破械罠+シャバラ2枚初動。
https://twitter.com/ssverudan/status/1667140422555271168?s=46&t=ncde3qrrXzReIEaw1FMZfA

純構築の破械と違い、初動に招来神のギミックを使っているためどドロバ受けは悪くなっていますが、その分盤面に無限妨害を用意できるようになっています。

後手の突破力は破械によってある程度保証されており、初見の相手にはガストルをスケールに貼ることで無効妨害を吐かせにいくことも出来ます。

ただのアモルファージとも、プロデューサーの居ない破械とも違う動きをする破械軸アモルファージ、皆様も是非体験してみてはいかがでしょうか。


結びに

さて、マイナーテーマをほかのテーマと混ぜると言うと、大概の人がこんな拒絶反応を起こすと思います。
「これ、混ぜ先のテーマの方がいいんじゃないの?」と。ですがアモルファージ使いの皆さんは知っているはずです。

ルクスをスケールに貼って、アモルをペンデュラム召喚する。
たったこれだけの動作がどれだけの安心感を生み出すのかを、そんなギミックが最低3枠で出来てしまうなら、アモルファージを他のデッキに混ぜるというメリットの大きさも理解出来るはずです。

そして何より、意味わからない盤面から突然ギガンティックが出てきて、デッキからガストルが特殊召喚される光景は楽しい。相手の困惑する顔、テキストを確認する様子はとてもテンションが上がります。

残念ながら私はもうこのギガンガストルビヨンドルクスの動きを「いつものね」と言われるようになりましたが、この記事を見つけたあなたは初見の相手にこれが出来ると思います。

是非、貴方だけの動きで盤面を作りながら。残ったリンク2で下スケールを持ってきながらギガンティックを決めてやりましょう!

そんな自信満々な文章とともに、この記事を締めさせていただきます。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。

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