手数を消しされ! サボテン搭載アロマージのすすめ
1.初めに
気候も夏真っ盛り、環境も回る今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
今回はOCGのアロマージ記事です、直近であったことといえば10月の新規はもちろんのこと、1月に登場した新テーマ、蕾禍の存在も植物デッキ的には大きな出来事でしょう。アモルファージとはえらい違いだ。
今回はそんな強化の到来によって、北海道の辺境とはいえDKCでのヂェミナイエルフ獲得に店舗代表権利獲得と、それなりの成績を収めたので備忘録的にnoteにしました。
尚、当記事は4月環境を元に書かれています、ご了承ください。
2.アロマってなに?
LPの回復を条件に発動する誘発効果と、ライフが上回ってる時に適応される永続効果を持った植物族テーマです。
ライフ回復、という部分がKONAMIに許されなかったのか初期はあまり目に見えてアドを稼ぐカードが存在しませんでしたが、リンク初期の頃に1枚凄いカードが出ました。
回復したら植物をサーチ、リンク先をリリースして植物をリクルート。たんぽぽサンバなどでこのカードだけを知っているという人も多いのでは無いでしょうか。
このカードの凄いところとして、サーチとリクルートにアロマの文字がなく、植物全てにアクセスできるという点があります。
また、このカードの戦闘破壊耐性や、シンクロ体の対象耐性、融合体の効果破壊耐性はいずれも植物族全てに付与されます。
これらの部分を活かし、色んな植物族が居るテーマの美味しいところだけをつまみ食いするのが現在のアロマージというテーマとなっています。
3.これは何をするデッキなの?
サボウクローザーを出します。
お互いの特殊召喚を封じる、パキケファロや結界像の親戚のようなカードです。
この手のカードで下級にしては珍しく1800というがっちりとしたガタイをしており、並大抵の下級モンスターに殴られるだけでは突破できません。
遊戯王における特殊召喚封じの影響力は非常に高く、虚無空間や王宮の弾圧のような禁止カードも存在するほど。
王神鳥シムルグから出てきた耐性付きの烈風の結界像に対し、手札で腐った無限泡影と共に咽び泣いた決闘者も少なくはないでしょう。
このデッキでは、それを更に強固にした盤面形成を行います。
植物族モンスターに対象耐性を付与します。
おまけのように付いている破壊効果によって、サボウクローザーを越えられそうな罠などのカードを処理することが出来ます。
植物族に効果破壊耐性を付与します。
サボウクローザーは通常召喚で出る都合攻撃表示で出てきますが、こいつがいるとライトニングストームでも死ななくなります。
また、回復した数値分打点をあげる効果はだいたい1300程のバフを見込めるため、基本3100打点の結界像が生まれます、強い。
こうしたカードを横に添えることで、対象に取れず効果で破壊されず、さらに戦闘でも負けない虚無空間を立てる。
それを1枚初動での最低値とし、更に横に妨害を詰めていくのがこのデッキ。
『サンアバロン』『蕾禍』『アロマージ』の3種類の1枚初動を組み合わせることで、最大5回の植物万能サーチと2回の植物万能リクルートを行い、妨害を踏み抜きながら盤面を横に広げて行きます。
4.アロマージでサボウクローザーを立てる必要は?
ここまでの解説を受けて「なんで普通の除去じゃなくて特殊召喚封じをするの?」「同じ植物の六花やパキケがいるヴァリアンツじゃない理由は?」と感じる人も多いと思うので、サボテンを採用したアロマを使う強みを書いていきます。
4-1.リソース勝負に付き合う必要が無くなる
無限妨害を立てる一番の意味です。
先攻で誘発を潜りながら妨害を立てる→妨害を潜りながら盤面を返す→残ったリソースで盤面を。
のような流れで進んでいくのが現在の遊戯王ですが、無限妨害はそのゲーム性の部分に直接干渉してきます。
例えばレスキュー対面。相手のデッキに入っている誘発はインパルス、G、うららとします。
サーチ効果にインパルスからファイアアタッカーが着地、2ドローで増殖するGを引かれて発動されました。
仕方が無いのでうららを貫通しつつ対象耐性と効果破壊耐性を付けたサボウクローザーを立てます。相手の手札は18枚ほどありますが、その中に一滴はありません。
あなたの勝ちです。
例えばユベル対面。相手はファンユベ、ラギア、シーザー、ペインで構えており、墓地にはヤマとデモンスミスが控えています。
幸運にも引いた冥王結界波を叩きつけ、前盤面の妨害が消えましたが、代わりにライフを獲ることが出来なくなりました。
次のターンにはデモンスミスやファンユベが湧く状況。仕方が無いので1度盤面にサボウクローザーを立ててから盤面を剥がしに行きます。スローンとヤマは反応しなくなり、墓地の豊富なリソースから出てくるカードはありません。
あなたの勝ちです。
本来ならリソースの取り合いをする所、無限妨害はそのカードに対する回答があるかを相手に要求することが出来ます。これが誘発環境の先攻や後手捲りなどで活きてきます。
4-2.サーチ回数が豊富
たとえばヴァリアンツのパキケファロ。こちらは御影志士によるサーチ効果で1回だけ触りに行けるカードです。
六花では聖種の地霊からの展開でアロマセラフィジャスミン、そして六花絢爛によるサーチ効果で2回サボウクローザーに触りに行くことが出来ます。
対するアロマですが、こちらはテーマ内に回復ギミックを取り入れている都合、アロマセラフィジャスミンの「回復時植物をサーチする」という効果を使いやすくなっています。
加えて、セラフィジャスミンのサーチ効果には名称ターン1が無く、サンアバロンギミックでの蘇生や蕾禍でのデッキ戻しを使うことで、合計5回もの触りに行くチャンスが発生します。
これによって、1回の誘発では止まらずにサボウクローザーという特殊召喚封じカードにアクセスすることが出来ます。
4-3.テーマ内で自然に召喚権を増やすことが出来る
サボウクローザーですが、特殊召喚が出来ないモンスターのため召喚権を使用して出す必要があります。六花などの場合は初動に召喚権を使わない展開でないと立てることが出来ず、上振れの際の選択肢や蓋のような立場でした。
しかし、アロマだと話が変わります。テーマ内に召喚権を増やすことが出来るモンスターがおり、リンクを3まで伸ばすことによって破壊耐性付与の融合を立てるついでに用意することが出来るため、初動の召喚権に左右されずに着地させることが可能になっています。
5.採用されている初動ギミックについて
《聖種の地霊》
本体、ロンファ、予想GUY、ワンフォーワンの4種類がこれに当てはまります。
原則1枚初動、ワンフォーワンのみ手札コストを要求します。1番アクセス手段が多い初動ギミックであり、『種→木をリンク召喚→播種をサーチして発動』の流れで植物族のリンク値を4まで増やしつつ、後述する《アロマセラフィジャスミン》のための回復を用意することが出来る、このデッキでいちばん強いギミックです。
単品での最終盤面は
《サボウクローザー》+効果破壊耐性+対象耐性+フリチェ1破壊+フリチェのモンスターリリース+メイン中フリチェのモンスターバウンス+モンスター効果無効
になります。
《蕾禍ノ毬首》
本体、ロンファ、ワンフォーワンの2種類がこれに当てはまります。
通常召喚しても1枚初動として活躍しますが、手札コストを払うことで召喚権を使わずに動き始められるディアベルスターのようなカードです。効果を止められた際に+1でリンク値を3まで伸ばせる点や、中盤以降に使えれば更に盤面を伸ばす力が増えるなど、優秀なギミックです。
単品での最終盤面は
《サボウクローザー》+効果破壊耐性+対象耐性+フリチェ1破壊+メイン中のフリチェモンスターバウンス
になります。
《アロマリリス-ロザリーナ》
本体、アロマブレンド、ロンファ、ワンフォーワンの4種類がこれに当てはまります。
アロマのカードですが初動としては1番弱く、制約のかかる早さもあって他より盤面が少し脆くなります。しかし手札効果で回復が行える→アロマの効果条件を満たせる点や、このカードを使わずにリンク3まで行くと他のギミックを止められていても展開を伸ばしに行けるなど、独自の強みもあります。基本的にはこれしかない時以外手札に抱えておきましょう。
単品での最終盤面は
《サボウクローザー》+効果破壊耐性+対象耐性+フリチェ1破壊+メイン中のフリチェモンスターバウンス
になります。
6.基本展開
ルートをざっと書きますが、長い上にメジャーでは無いカードが出てくるので、分からない部分はニューロンを見るかカード解説の部分を読んでから再確認してください。
《聖種の地霊》1枚初動
《蕾禍ノ毬首》1枚初動
《アロマリリス-ロザリーナ》+手札コスト
基本的にこの3つの展開を、誘発を受けながら混ぜて回していくことになります。
最終地点と中間地点がわかりやすいため
・サボウクローザーをサーチしながらアロマリリスローズマリーに行く
・聖蔓の癒し手の回復効果は1度破棄し、潤いの風使用前にライフが1000以上回復しないようにする
の2点を気をつければそのうち手なりで回せるようになると思います。
7.構築と採用カード解説
選手権参加時の構築がこれなので、こちらを軸に解説していきたいと思います。
現在初動枚数が《聖種の地霊》×2、《アロマリリス-ロザリーナ》×2、《ロンファ》×2、《蕾禍ノ毬首》×3、《予想GUY》×3、《ワンフォーワン》、《アロマブレンド》×2の15枚。
手札誘発は8枚となっています。
以下採用カードの説明となります、最初以外は略称で呼ぶので悪しからず。
メインデッキ
聖種の地霊×2 (種)
1番強い動きができる初動カードです。
通常モンスター、レベル1、植物とサポートに恵まれたステータスをしています。このカードを予想GUYで出すところから走り始められれば笑顔になれます。
《聖蔓の癒し手》のリンク素材になることでアロマの回復トリガーを引ける他、《聖種の天双子》や《蕾禍ノ天牛》で蘇生できるので早めにアクセスしたいカードですが、バニラであるためあまり素引きしたくなく、別の初動も多いので2枚採用です。
聖種の天双芽×1(双芽)
種からサーチできる魔法カードでデッキから飛び出て、墓地の種を蘇生してくれるカードです。
墓地効果で盤面のアロマセラフィジャスミンを墓地のと入れ替えることが出来、サーチ権のかさ増しが行えます。
所謂デッキに眠ってて欲しいカードですが、ルート上引いても展開は出来るので素引き率下げの1枚採用です。
アロマリリス-ロザリーナ×2(ロザリーナ)
手札から捨てて場のアロマの打点の半分回復する効果。
出た時デッキからアロマをリクルートする効果。
のふたつの効果を持った、ちょっと弱めの1枚初動兼、回復札です。
このカードが手札にある状態で植物リンク値2を作れば回復から再展開出来たり、このカードの(2)を使用してない状態でリンク値3に辿り着くと盤面を伸ばせたりと、どちらかと言えば効果を使ってない状態で存在してる方が強いカードになります。
仮にも初動であり、素引きが美味しいこと。初動で使ったあと《潤いの風》でサーチして相手ターンの回復札になれることから2枚採用です。
アロマージ-ローリエ×1(ローリエ)
墓地に送られた場合LPを500回復する効果。
LPが上回ってる時に手札から特殊召喚できる効果。
の2つを持っています。
基本的にはロザリーナでデッキから呼び出すカードです。そのままアロマセラフィジャスミンのリンク素材にすることであちらの回復時効果を使えます。
その他、素引きしてる場合はほかのギミックでライフが上回った時に手数に化けたり、特殊召喚された植物の横に召喚することで動きを繋げたりすることが出来ます。
とはいえ積極的に引きたい札でもないので1枚採用。尚、このカードを素引きするとロザリーナが初動ではなくなるので注意してください。
アロマージ-ジャスミン×1(ジャスミン)
植物の召喚権が増える効果。
回復時ドローする効果。
の2つを持っています。
前述の通り、《サボウクローザー》の着地を召喚権増加によってサポートするカードです。リンク3の効果で勝手に生えてきます。
ドロー効果は貴重なサーチ以外でのアド供給源ですが、メイン戦では手札リソースの数が勝敗に関わることが少なく、無理して先攻で使う効果ではありません。サイチェン後は余裕があれば永続を引きに行ったりします。
サーチリクルート蘇生回収と持ってくる手段が豊富で、ドロー加速をメインとしないので1枚採用です。
アロマセラフィ-アンゼリカ×1(アンゼリカ)
手札から墓地に送って回復と、墓地から蘇生する効果を持ちます。
回復札として見た場合は1度の回復量が多く、《アロマリリス-マグノリア》の打点上昇として使う際は最大2200の回復が可能で、18+22+26+22でキルを取りに行けます。
ローリエと同じく回復しながらリンク値になれますが、向こうと違い回復タイミングが弱め。
《潤いの風》のサーチ択として1枚採用、自由枠です。
蕾禍ノ毬首×3(毬首)
初動札かつ、貫通札かつ、展開札です。実質デモンスミスと言っても過言ではありません、嘘です。
コストを払うことで特殊召喚できる効果と、蕾禍を2種類サーチする効果があります。サーチ後の除外はサーチした蕾禍カードでもいいため、損失は生まれません。
召喚権を使った初動を止められた後に特殊召喚から貫通できる他、このカードを素材にしたリンク2からリンク3まで繋がるため、そのまま走り始めることが出来ます。
展開最中に出せば《ローンファイアブロッサム》の蘇生からリクルート回数を増やすことも出来、ほんのりとリソース回収もしてくれます。
被ったこのカード自身をコストに出来る初動札なので3枚採用。枚数を半端に減らす択は無く、3かギミック全部抜いた0かのカードです。
蕾禍ノ天牛×1(天牛)
除外を戻して特殊召喚する効果。
素材になった時に植物をつり上げる効果。
の2つを持ちます。
基本的に、毬首でサーチして除外→同じくサーチした《蕾禍繚乱狂咲》で蘇生。の流れで盤面に出ますが、毬首のコストでデッキにいて欲しい植物を除外し、それを戻して出てくることもあります。
釣り上げ効果は範囲が広い上に効果を無効にしないため、展開中に《ローンファイアブロッサム》を挟むことで新品の状態で蘇生できる他、毬首の召喚コストで墓地に捨てたロザリーナなども蘇生可能。
また、稀に相手の《増殖するG》を抹殺で弾いた場合、そのGを戻して出すこともできます。
初動のサーチで引っ張ってこれるカードであり、素引きの手数としては条件が難しいため1枚採用です。
六花のしらひめ×1(しらひめ)
無条件で特殊召喚できる植物族モンスター。自分の場に六花がいることを条件に墓地から発動できる妨害にもなります。
展開途中でリンク値を増やすために使う他、初動とのセット引きで貫通したり上振れた際の妨害として使います。
このカード自体のパワーが高い訳ではなく、重ね引きで弱いので1枚採用。特殊召喚できる植物が追加で欲しい場合は《セリオンズリリーボレア》辺りと散らすのがオススメです。
六花精スノードロップ×1(スノドロ)
手札から自身以外の植物と一緒に特殊召喚する効果と、場の植物とレベルを同じにする効果を持ちます。
召喚権を使わなければいけない初動が手札に重なった時の展開補助を行うことが出来る他に、レベル8に合わせて《六花聖ティアドロップ》で1妨害、《バラガール》とレベルを合わせて6シンクロ等、柔軟な動きができます。
余ったサーチ権の割き所として1枚採用、自由枠です。
ローンファイア・ブロッサム×2(ロンファ)
言わずと知れたカードですが、うららを被弾するとリンク値が残らないのであんまり初動に使いたくないカードです。
リリースコストは自身以外の植物でも良く、《聖天樹の幼精》が効果条件にEXゾーンを要求するため、セラフィジャスミンからリクルートした後、そのままセラフィジャスミンをリリースして効果を発動することが多々あります。
盤面に残ったあとは《バラガール》と一緒に6シンクロになるので、軽率にリンク素材にしないようにしましょう。
一応初動かつ、《森羅の舞踏娘ピオネ》で捲れると嬉しいのため2枚採用。初動としての弱さが気になる場合はピンでも大丈夫です。
また、炎属性で墓地に残しておくとヒータなどから展開される恐れがあるので、極力《アロマブレンド》の墓地融合などで除外しておきましょう。
バラガール×1
自己SS効果を持った3チューナーのキラースネークです。ロンファのコストに反応して手札から出てきたあと盤面のロンファと一緒に6シンクロになる他、シンプルにリンク値1として使う場合もあります。
キラースネーク効果も優秀で、毬首や《アロマブレンド》でコストにしたあと回収、その後スノドロと一緒に特殊召喚することで6シンクロか8エクになれます。
1枚絡めばそのゲーム中仕事し続けるカードなので1枚採用、使えば使うほど器用なことが出来る札です。
サボウ・クローザー×1(サボテン)
コンセプト、召喚権でしか出ない縛りの代わりに得た1800の打点を振り回すパキケファロです。
基本的にこのカードをどこまで上手に使えるかで勝敗が決まります。ジャスミンによる召喚権補助の他にも予想GUYや毬首等の召喚権を使わない初動から動くことが出来れば、誘発被弾時素引きの着地先として機能するでしょう。
特殊召喚を不可能にする効果は、単純な妨害の質以上にリソース切断の部分で活躍します。捲りに必要な要求値を下げる役割も持つので、後手でも強気に叩きつけていきましょう。
素引きは美味しいですが初動にはならないので1枚採用。2枚採用だと2体並べることも出来ますが、基本死ぬ時は結界波等による全除去なので並べる必要は薄いです。
手札誘発×8
うらら×3、増殖するG×3、ドロバ×1、泡×1
昨今の誘発環境とは裏腹に、薄目の枚数採用になっています。
先攻制圧の方向性の都合で、誘発による妨害数の補強が生きにくいデッキであるため、誘発枚数は先攻勝率にあまり寄与しない感じ。
その分を《冥王結界波》のような後手捲りカードや初動に回しました。この辺りを削っていけば最大15枚ほどは採用できるかと思います。
展開系デッキなのでGに強いうららは3、増殖するGは通る分にはいちばん強い誘発かつ蕾禍のコストにもなります。
ドロバ泡は抹殺用の採用であるため、苦手なカードによってフワロスとかに入れ替えておいてください。アトラクターは投げられる分には耐えます。
聖蔓の播種×1(播種)
《聖天樹の幼精》からサーチして発動することで植物族モンスターが4体並ぶカード。
サーチでの運用がメインですが、他の植物族モンスターを《聖天樹の幼精》に変えてから素引きしたこのカードを打つことでも盤面が伸びるため、準初動としても活躍します。ここにうららが飛ばなければ無効系誘発は大体貫通するはず。
墓地効果の耐性も意識外から活躍する他、ダメージを受けるために行う自爆特攻のサポートもしてくれます。
基本的にサーチで使いたいので採用枚数は1枚、幼精のサーチでうららを釣るために2積みにしてもいいかもしれません、素引きで気持ちドロバをケアできます。
予想GUY×3(予想GUY)
召喚権なしで種を出すことが出来るカード。
ターン1もなく、せっかちな相手がうららを投げてくれればもう一度打つことが出来ます。
強い初動札なので採用枚数は3枚、新弾の出た今は原石にもライフコストがある代わりに速攻魔法になった同様のカードがあり、そちらと数枚差し替えてもいいかもしれません。
アロマブレンド×2(ブレンド)
デッキからサポート用の永続罠を置く効果と、墓地での融合効果を持っている1枚です。
効果で置ける永続罠はサーチ効果+回復の潤いの風や蘇生orリソース回収で選べる恵みの風など優秀なカードがあり、置くというテキストのおかげで展開にも絡ませていくことが出来ます。
墓地で発動する融合効果は破壊耐性を付与する《アロマリリス-マグノリア》などの優秀なカードを出せ、条件次第で墓地融合も可能と、墓地に置いとくだけでも役割を果たす札と言えるでしょう。
初動にもなるため採用枚数は2枚、先に打っておくことでドロールに対してチェーンでサーチ効果、その後墓地融合により盤面を補強していく動きが可能です。
蕾禍繚乱狂咲×1(狂咲)
蕾禍族の打点を実質600あげる効果と、蘇生がサーチを選ぶ効果がついた永続魔法です。
基本的には毬首の効果によって天牛と一緒に持ってくることで使われます、除外された天牛を帰還させても良いし、天牛の特殊は自己召喚に任せてリンク値を伸ばすためのカードとしても扱えます。
サーチ前提で動かしたい札なので採用枚数は1枚、ハンドを2.3枚消費することでギリギリ初動にもなれますが、本当にやりたくないです。
ワンフォーワン×1(ワンフォ)
このデッキの初動三種類はいずれもレベル1であり、このカードから手札にない部分の初動へとアクセスすることが出来ます。
召喚権を使う先が余っているのであれば、優先順位としては毬首>種>ロザリーナとなります。毬首+通常召喚で武者髑髏を作ればリンク3に繋げることが可能。
反面、他のカードと合わせると手札コストがカツカツになるところもあります。バラガールなどで上手く使えれば万々歳ですが、このカードを使う序盤でシナジーについて四の五の言える感じではないので、甘んじて受け入れましょう。
指名者関連×3
Gとドロールがあまりにも重たいので、抜かないでください。
稀に抹殺の指名者で増殖するGを弾いた後、除外されたGを戻して天牛を特殊召喚できる場合があり、狂咲を温存してリンク値+1にできるので覚えておくとお得です。
三戦の才×1(才)
基本的にハンデスを使います、誘発や後手札、貫通出来なさそうな時は初動など、場合によって使い分けましょう。
後手でコントロール奪取を選ぶ場合、武者髑髏のリンク素材やセラミンのリリースに使えます。
奪った後の置く位置はしっかりと考えましょう、端に奪っておくのがいちばん無難です。
冥王結界波×3(結界波)
誘発枠との競合です。
盤面の妨害を消す代わりにダメージが取れなくなるカード、手札墓地にリソースが残りやすいことが原因で敬遠されがちですがこのデッキだとリソースを切断出来るのでそれなりに有効活用できます。
環境的に誘発貫通力が高い相手が多く、Gなどのターン中かかる誘発以外が頼れなくなっていると感じたので3枚採用。今ならフワロスとかも候補です。
潤いの風×1(潤い)
1000払ってアロマをサーチする効果、劣勢時にLPを500回復する効果の2つを持っています。
ブレンドの効果で置いてくるカードであり、アロマのライフ計算を面倒にしている原因です。
ライフ回復の効果がライフが下回ってる時にしか発動できず、劣勢時を条件とする効果はこれだけなので発動後はライフが上回ってることが望ましくなります。
先攻展開において、ライフを回復する効果はこのカードの500、ローリエの500、ヒーラーの300、《アロマリリス-ローズマリー》の1000、不定のロザリーナとアンゼリカ。ライフを払う効果は潤いの1000だけであり、1000払って下回ったあと500回復して上回る8600-8900のラインにするためにヒーラーの効果は1度しか使わないなどのプレイングが必要になります。
エクストラデッキ
聖天樹の幼精×3(樹)
種を素材に出すと播種をサーチする効果。
攻撃対象にならず、ダイレクトアタックになる効果。
ダメージを受けると回復して展開する効果。
の3つを持ってます。
播種とセットで盤面を伸ばせ、種からスタートしていれば播種を持ってくることも出来るリンク1です。
地味にターン1の制限がなく、泡で効果を止められた後にロンファでコストにすることでもう一度サーチにチャレンジすることが出来ます。
効果は守備表示に特攻することでも発動出来、回復しつつ盤面を広げることが出来るため、大きく展開する時以外でも器用な働きをするカードです。
植物を墓地に送りたい時など、種を使わない場合でもリンク召喚することが多々あるので採用枚数は3枚。
受けたダメージをそのまま回復するため後述の《アロマリリス-マグノリア》と相性が良く、ローガーディアンへの自凸などで4100バフをかけることも出来ます。
聖蔓の癒し手×2(癒手)
特殊召喚した時に実質300回復する効果があります。
樹の効果で出てくるカードに見えがちですが、通常モンスターからリンク召喚できるため、双芽から釣り上げた種で作ることも出来ます。
調子に乗って回復効果を使いすぎるとライフを下回れなくなるため、既にダメージを負っている状態でなければ《アロマセラフィ-ジャスミン》のサーチ効果が使えるタイミング以外では使用を控えることをおすすめします。
展開上2枚しか使わないため採用枚数は2枚、後手捲りの時は残しながら展開すると《アロマリリス-マグノリア》と樹の自凸特攻で打点を上げるコンボに使えます。
アロマセラフィ-ジャスミン×3(セラミン)
ライフが上回ってる時に戦闘破壊耐性を付与する効果。
名称ターン1でデッキから植物を特殊召喚する効果。
ライフ回復時に植物をサーチする効果。
の3つの効果を持ちます。
サーチ効果に名称ターン1が無く、この構築だと1ターンに最大5枚の植物族を手札に加えることが出来ます。
展開札としては毬首、しらひめ、バラガール辺りをサーチし、最後に蓋としてサボウクローザーを引っ張ってくる事が多いです。
サーチ先のカードを持っていればスノードロップやほかのギミックに触ることも出来、リクルートの効果も当然強力と、アロマの中核をなすカードの1つです。
枚数を増やすほどサーチ回数が増え、一度に複数枚を起動した方が回復の効率がいいため採用枚数は3枚。最終的に1回起動させられればサボテンには触ることが出来ます。
蕾禍ノ武者髑髏×1(武者髑髏)
蕾禍名称を持った植物族のリンクで、含む2体という比較的緩い召喚条件と墓地の蕾禍を蘇生する効果があります。
効果を止められた毬首と召喚権で出した誘発で出し、毬首を蘇生すればリンク値3から《アロマリリス-ローズマリー》が。
天牛+ニビルトークンなどで出しながら天牛の効果で植物を蘇生、自身の効果で毬首を釣りあげればそれだけで植物リンク値4が作れます。
また、墓地からの蘇生効果でセラミンをデッキに戻すことにより、サーチ回数を増やすことも出来ます。
墓地からの蘇生で仕事し続けるので採用枚数は1枚。炎属性なのでヒータケアで墓地から《廻生のベンガランゼス》のコストで除外しておきましょう。
森羅の舞踏娘ピオネ×1(ピオネ)
デッキトップ3枚を見て運ゲーをすることが出来ます。
リンク値が2までしか伸びずどうしようもない時に使ってください。
地味にアトラクター等を貫通し、レベル合わせで6シンクロを作ることもできます。
2枚以上使うゲームは多分もう負けているので、採用枚数は1枚です。
アロマリリス-ローズマリー×1(リリスマリー)
着地時にアロマをサーチする効果。
リンク先にアロマを出す効果。
リンク先をコストに除去を打つ効果。
の3つの効果を持っています。
アロマをサーチする効果と回復時にアロマを特殊召喚する効果は繋がっており、ブレンドから潤いをサーチすることで回復手段と特殊召喚先のアロマを確保できます。
三体まで特殊召喚出来ると書いてありますが、このカードはダークナイトでもトライデントランチャーでもないので最大値を狙いに行く必要はありません。
アロマ一体のリクルート権と考え、ジャスミンを特殊召喚するのがメインの使い道です。
除去効果は自ターンの起動効果であり妨害として使うことはできませんが、破壊以外の後ろに触る手段として使えます。
最悪自分のカードにも打てるので、強引にライフを回復しに行くことも可能です。
基本1枚でゲームが回るので採用枚数は1枚、除去効果目当てで繰り返し使いたい場合は武者髑髏でエクストラデッキに押し込みましょう。
廻生のベンガランゼス×1 (ベンガラ)
メイン中に限り、フリーチェーンでバウンスによる除去を飛ばす効果。
墓地から1度だけ蘇ることが出来る効果。
の2つを持っています。
植物族では貴重なリンク値を伸ばすだけで成立する単体の妨害であり、妥協展開をする際などおまけで立てることが多い札。
相手ターンに仕事のないリリスマリーなどをリンク値として使って出したあと、このカードをリリースして盤面を伸ばしつつ墓地から蘇生して仕事させることが出来ます。
反面妨害の質としては『メイン中にしか打てない』『手札に戻すためリソースを削れない』『攻撃力0に対して打てない』など弱い点が目立つため、あまり過信しすぎないようにしましょう。
そう何度も出せる札でもないので採用枚数は1枚、妨害数が足りてると思ったら敢えて蘇生せずに盤面を剥がされたあとのリソースにしてもいいかもしれません。
アロマリリス-マグノリア×1 (マグノリア)
植物族に対する効果破壊耐性付与と打点上昇による戦闘補助を持ち、起動効果で対象に取らない除外を飛ばすことが出来るカードです。
ブレンドの墓地効果で墓地融合から出てくるため、リンク3まで行くことでこのモンスターがおまけで生えてきます。
打点上昇は回復した数値分と上がり幅がそれなりに大きい上に自場の植物全てにかかるため、後手におけるキルラインを大幅に下げてくれます。
除去は対象を取らない除外で、後ろにも触ることが出来るため、破壊耐性と合わせてルーンなどに特に良く活躍してくれます。
攻めにも守りにも活躍するカードですが、ブレンドの発動条件的に2枚目が狙いにくいので1枚採用。再利用は出来ませんが、場合によってはリンク値として切り捨てても問題はありません。
六花聖ティアドロップ×1 (ティアドロップ)
フリーチェーンで相手モンスターをリリースできるランク8モンスターです。
スノドロのレベルが8のためそれを対象にレベルを合わせれば出すことができ、しらひめの発動条件を用意しながら除去による妨害を構えることが出来ます。
打点も高くベンガラのような発動タイミングの縛りも無いため、小回りの聞きやすい優秀な札ですが、この構築だとスノドロを別の用途に使った時点で出て来れなくなるので気をつけましょう。
採用枚数は1枚、ストレナエからの出し先としても使いやすいカードです。
アロマセラフィ-スイートマジョラム(白マジョ)
着地時に風を持ってくる効果。
植物族に対象耐性を付与する効果。
回復時に盤面を破壊する効果。
の3つを持っています。
6シンクロを要求されるため、ある程度構築や展開をそちらに寄せる必要がありますが、それに見合うリターンがあるカードです。
後引きの泡や反逆の罪宝のような除去からサボテンを守ることが出来る他、後手まくりの際の除去札や、相手ターンに後ろに触れる蓋としての役割があります。
シンクロ方法としてはロンファ+バラガールで3+3、もしくはスノドロ+バラガールでバラガールにレベルを合わせることでの3+3で作ることになります。
何度もシンクロする札ではないので採用枚数は1枚、先攻のサイドチェンジからは恵みの風をサーチできるようになり、リソース力をあげることも出来ます。
8.アロマを使う際に気をつけること
①体臭に気をつけよう!
解説:
アロマージを使う際に体臭がキツいと、デッキが矛盾に耐えきれずに爆発します。
他のデッキを握る時と比べて引きに密接に関係するので、ひとまず身を清めておきましょう。体や衣服類は綺麗にし得です。
②ライフ管理をしよう!
解説:
ライフが上回る状況を上手く作れない場合、デッキの出力が大幅に減少します。
先攻展開では
『潤いの風のサーチ効果を使う段階でライフを8600以上8900以下にすることで、サーチ後に回復効果の使用後にライフが上回るようにする』
『リンク値を減らさずに回復できるアンゼリカを使うことで、ライフを多く保つ』
辺りを気をつけておけば大丈夫です。
後手だとラクリモーサの1200バーンや相手の妨害などで細かくライフが動いてしまうので、自分のデッキに入ってる回復札の量や戦闘によって与えられるダメージも考えながら立ち回りましょう。
メモ帳などのライフ計算ができるものは手放さないようにしてください、空でライフ管理するのは無理です。
③展開を覚えよう!
解説:
展開ルートとしては1枚初動の一本道が3種類といった内容で、ライフ管理以外は複雑なことを要求されないのですが、如何せんルートが長いです。
サーチも多めに挟むため、サーチ先を覚えていないとここでも時間がかかりやすく、散々回してライフが上回らなくて展開失敗! なんてことになるととても気まずいので、最低限種初動だけは覚えておきましょう。
④サボテンを立てに行こう!
解説:
前述の通り、サボウクローザーは相手のリソースを切断して盤面に蓋ができるカードです。
つまり、ある程度リソースを手放しても立てさえすれば相手に回答がなければそのまま勝つことが出来ます。
場合によってはマグノリアすらただのリンク値に使って狙いに行きましょう。
⑤縛りはちゃんと理解しよう!
解説:
播種を打つとEXからの植物制限、毬首を使うと蕾禍族しか出せない制限、ロザリーナやスノドロを使うと植物しか出せない制限。
と、複数種類の縛りがあります。ロザリーナを使ったターンに天牛にアクセスしようとしたりすると展開が止まってしまったりするので、気をつけて動かしましょう。
9.結びに
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
アロマージはとてもイラストが良く、ファンも多いテーマだと思います。非常に豊富な種族サポートにより、様々なテーマを動きの中に取り込むことが出来るので、是非とも触ってみてください!
応用ルートや誘発への対応、環境的な問題はまた別の記事にて紹介いたしますので、気長にお待ちください。
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