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全体最適からみる社会 DXその43 大量廃棄をしない社会(5年後の将来)

大量廃棄時代においては、ブランドで販売できなかったものについては値段を下げないように廃棄をしていた。廃棄をすることで値段を下げず、需要と供給のバランスをとっていた。お金持ちにとっても、自分の商品が値下げされ、気分を害したり、社会レイヤーが異なる人間に同じものを着られることは好まなかったのであろう。

しかし、Online Merge Offlineの時代においては、生産の見込みをオンライン上データから予想できるようになり、その後送付できる仕組みのため、在庫をそれほど抱えなくても良くなっている。トヨタのかんばん方式、その他の生産管理を利用すれば、より在庫はしないで済むことになるであろう。

過去は4回のスプリングセール、サマーセール、オータムやウインターなど常に販売予想に悩まされていた。しかし、今の時代、ユニクロのようにスタンダードなものが増えており、こうした差別化はクラウドファンディングなどの多種なもの(売り切り)が主流になるのであろう。

社会のコストの殆どは、物流と言って過言ではない。個別の商品をそれぞれが個々に製造されていては、コストが高くなって仕方がない状況になるであろう。

とすれば、鴻海のような会社が服においても現れて、ファブレスの日本の会社が個別生産を外国で行うことになるであろう。こうしたことは現実にあることであり、SPAの形で実現されている。しかし、過去は精度の高い在庫予測がされずに、販売されることも多かったかもしれないが、現在は十分可能になると思われる。

個々の人間のデータベースが集積され、かつ、靴、トップその他の服が同じ工場で作られて、海から運ばれる。フロントの会社は、どこも異なるが、在庫管理、製造管理、デリバリーなどは一つの会社が行う。自動的に港から運ばれ、さらに港についてからも自動的に仕分けされる。

同様に、野菜などの食品も製造予測されて工場で作られ、自動的に運搬されて、加工され、セントラルキッチンのような場所で更に加工され人の口に入ることは予測される。なお、肉類は大豆などのフェイクミートに変わる可能性があるであろう。ホットポッドなど電気釜に類似したものでデジタルに料理される可能性がある。残す残さないなども、過去の食べた記録、体調なども加味されて、調理される可能性がある。

キブツのような集団で過ごす場所が主流になり、一定のリッチのみが一戸建てをエンジョイできる。または移動式の家が主流になる可能性もある。しかし、それらも、キブツに子供を預けるということも予想できる。

服、食料、その他の製品についてはセカンダリーマーケットも十分発展する可能性も高い。

オンラインから、街が作られる意識が必要だ。そして、これからはエンタメがより身近になる可能性が高い。

コンテナ時代がさらにデータコンテナへ変化し加速する時代になってきた。そして、企業という境界を超えない限り、勝負は負けることになってきた。

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