正解を出す能力ではなく、質問と共感を作り出す仕事への変化 儲ける法務その5

「弁護士って、給料がすごく高いんですよ。たぶん、長島・大野・常松の役員だと、数億円もらっていると思うんですね。それだったらもう、人工知能を入れたほうがいい。「従来は弁護士が2週間かけて処理した仕事を、(人工知能なら)1時間以内で処理できる」と書いてありますよね。

こういった理屈で、頭のいい人は学校の成績が良くて、正解を出す能力の高い人ほどこういう仕事に就くわけです。そういう人ほど給料が高いので、実は給料が高い仕事って、一番人工知能に食われやすいんですよ(笑)。」

ありきたり、で何を言っているのだと思う人も沢山いると思う。しかし、これは言い方の問題。

話す際の影響を与える重要性には以下の通りになる。

1.誰が

2.どのように

3.いつ

4.何を

私の方は、AIについて勉強するだけではなく、若干使ってみた感想なのだけど(そして、経営しようとしている感想)、間違いなく、今の時代は「意味を見つける時代」であって、「機能を磨く時代」が終わった感があある。

その理由は、弁護士のアウトソーシングは米国→オーストラリア→インドと、始まっており、途上国と同じことをすると、食えなくなる。AIだけではなくて、海外へのアウトソーシングも同じ状況と認識している。答えをみつけるというものは最早じり貧であることは読者の方も感じているこだろう。この点、法律はローカルなので、問題ないと思う人は、ローカルで法律のリテラシーが急に底上げになった場合、どうなるかを考えたらよいと思う。

ゲームを変えること以外にはなかなかチャンスは回ってこない。意味を変えることは、10回やって、1回当たることなので、成功確度はそれほど高くない。しかし、これをずっとやっている人間は、サバイバル能力は高い。

以上の通り記載してみたら、少し言い方はソフトになったのではないだろうか。

勿論、人を実験台にして9割失敗をする訳には行かないので、自分のやるべきことで、何度も失敗をしてみる方が良い。結果的に多くのベンチャーの友人を得ることができた。あいつミステイクばかりするとか、ほら吹きとか表現することなく、リスペクトすることができるようになった。

質問とは、問いかけを何度も世間にすることであり、かつ、共感とはこうしたリスペクトができる境遇になることと理解している。

法務と事業者が一緒に儲ける時代に来たのだろう。

スキ、その他の行為は、元気玉として有効利用させていただきます。皆様のお力を少しでも世の中の改善に使わせていただきます。