法務と仮説検証とは離れてしまうのか。
アマゾンは、分からないエリアに対してすべてを入れ込む前に、投資を広げていく。フィンテックも同様。トライアンドエラーを繰り返して、突き進んでいる。成功するかわからないエリアこそ、成功するカギがある限り、何度も挑戦する。
自分の反省でもありますが仮説→実行→検証も下手ですね…。役割上「実行」から遠いポジションに立たされ、「仮説」なんて法令・判例を是とする法務にとってはもはやNGワード笑。法務出身でありながら自身でグレーゾーン解消制度を2件出してる @d_ta2bana さんなんかは、この仮説→実行力が強い。
— Takuji Hashizume (@takujihashizume) December 8, 2019
我々が弱いのは、この仮説検証。仮説を外部に求めてしまう。実際には、仮説を打ち立てたときには、足を運んでそのシーズがあるかを何度も確認することから始める。ついつい、法務は本やインターネットで事例を調べてきてしまう。弁護士会などのグループに群れてしまう。権威が何を言ったかを気にする。政府に入り込んでしまう。
しかし、それではゼロイチは作ることができない。
法務は、機能的価値にとどまっている。とすれば、正解思考に陥りがちだ。答えがない道を導き出せない状況にある。機能に求めるよりも、意味を求める時代になっているにもかかわらずだ。
VR・AR、MaaS、ロボティクス、宇宙、エドテック、コミュニティ等が浮き上げってくるドメインだ。
意味に変化してしまうとすれば、我々法務が現時点でやっている仕事のほとんどは存在しない時代がくる。
少し寂しい話だが、少しでも仮説検証を積み重ね、あるべき法務を作っていきたい。良くわからないからこそ、チャレンジをする時代なのだろう。
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