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宗教法人のビジネスモデル 優しい革命

1.宗教OSの凄さと例示


宗教は、株式会社よりも遥かにすごい。キリスト教は、2000年以上。仏教はさらに遡る。つまり、宗教は、基本的にネットワーク効果と半永続性に最適なOSです。

今、少しずつ考えているのは、CtoCの中に、この仕組みを入れてしまうこと。
例えば、クレイズスリストに近い形で、不動産に特化して100万円以下の不動産の売買を売り買いする場を設定する。一定期間経過(例えば、募集後1年後以降)についてはその寄付するスキームなど考えられます。つまり、手数料ビジネスではなくて、寄付を中心のビジネスにしてしまうのです。

なぜ、寄付をするモチベーションを持つかといえば、持つとかえって工数が増えたりします。廃屋とかだと、壊れたりした場合により管理コストがかかりますよね。そうしたことを寄付と言う形で、受け手を見つけてしまうということは十分考えられます。市役所その他の人に譲渡とか、面倒ですよね。

しかし、そんなところ誰が住むのか。考えたのですが、リモートでも仕事ができる人になりそうです。アーティスト、エンジニア、デザイナーであればできる幅は広がりそうです。農地の場合、農業をする人に貸し出すことも考えられるでしょう。

この辺りは、宗教のコミュニティのネットワーク効果を使うことで、エンジニア、アーティスト、デザイナーその他がバーチャルなキブツ(イスラエルにあるキブツ)を作り上げることができます。例えば、宗教法人はネットワークを使うことでテイクレート(プラットフォーム利用料)をとるために、関連者を増やしていくことになります。農業をする人は農業を、加工業をする人は加工業を、今まで費消していた宣伝広告費を使わず、直売が可能になります。これは、寺領とかで普通にされていたことだと思うのです。そんなネットワーク効果を作るにはどうすれば良いか。

2.今世の中で必要なのは心理的安全性


今社会で必要になっているのは、心理的安全性ですよね。DXによっていつでも排除される時代へ変化が起きている。過去、青銅器、鉄、活版印刷、車、PC、インターネットと来て、5G、VRAR、その他オートメーションへの変化が著しくなっています。データを読めない人は不要になりやすいですよね。
日本企業はもう終身雇用など約束できません。100年時代においての設計が誰一人できていないというのが現実です。
考えてみると、500年くらいの仏教伝来、貴族時代の密教、鎌倉時代の侍と市民たちへの曹洞宗、浄土宗、浄土真宗など不安と変革の時期には常に宗教が広がってきました。明治維新、戦後のあたりも同じですよね。
何故か、それは国が約束できない時代だから。助け合いによって何とかしないといけないと認識するから。
今の時代、会社だけではなく国にベーシックインカムを期待することもできなくなってますね。
「不安」ー「ゾーン」ー「ルーティン」とある中で、ゾーンにたどり着くには心理的な安全性の確保が必要です。そうしたコミュニティデザインを考えると、サードプレースとして宗教が考えやすくなっています。事業を失敗したものが、最悪そこにいれば再起を図ることができるという仕組みが整えば、再出発の場として宗教の居場所が提供できるというものです。

3.先程の不動産のリストについて実現するにはどうすれば良いか。

最初からビジネスを考えてしまうと、遠隔地にばかり土地と建物が集まってしまうので、管理が大変でこのビジネスモデルは運営不可能です。まずは、小さく宗教施設付近で始めるべきです。

家を無料で借りて、社会的に不適合なエンジニアに住んでもらいます。もちろん家賃は無料です。エンジニアにできる仕事をとってきてやってもらいます。気が向いたら農業その他を手伝ってもらい、日常の生活のケアをしていきます。農業関係者と提携し、直販で安い農作物などをエンジニアなどに食べてもらい、生活費など固定費を下げて生活ができるようにしていきます。レベニューシェアにしてなるべくエンジニアが負担にならない仕組みを整えます。

10軒くらいそのようなことを繰り返したのちに、ロールモデルと教義を作ります。難しい教義は、継続しにくくなるので、団体生活ができ、現代社会で疲れた人が休める場所として構築すべきです。徐々にエンジニアなどプレイヤーの方が講義をしつつ、DXなどに必要な知識やデザインその他アートに必要な知識を全体知として共有する仕組みを作ります。

その上で、前記のウェブサイトを立ち上げます。農地の寄付などについては農業関係者の助けを借りて、対応していきます。ネットワーク効果がより発揮できるように多様な人を巻き込んでいくことになるでしょう。いつでも抜けていつでも入ることができる仕組みを作り、かつ、お金以外の形で衣食住が約束されたベーシックインカムになる仕組みを構築することになります。

エンジニアその他の人が安心して生活できるように、新鮮な野菜だけではなくチンして食べることができる加工食品、グミや仁丹のような商品などをゆくゆく作っていけば良いと思います。
コミュニティ内では、別に金銭などを使わず、ブロックチェーンその他の価値の交換手法があっても良いかもしれませんね。お守り、お祈り券、握手券など好きな形で設計をしていけば良いと思います。

4.なぜ宗教法人?


一番ネットワーク効果が発揮しやすく、教義というものができやすいから。善意というものも期待しやすいからです。

5.問題点


宗教法人は、常に問題を引き起こしてきてイメージが悪いですよね。しかも、代表者は逮捕されたり、何か問題を引き起こすトラブルメーカーが多い。そして、 宗教法人が大きくなると利権が多くなって、便乗する人が多くなる。家族からすると、変なところに入信して不安。得体の知らないところに行くのは誰でも怖いですよね。

結構問題が多かったりするので、この変革期でも宗教団体が活用されていないというのが現実かなと思います。
しかし、この辺りさえ変えていけば、人に優しいコミュニティ設計ができるなと思う次第です。透明性が一番必要そうですよね。








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