感情的なわだかまりをなくす改革

働き方改革は批判されるものである。

当たり前だ。本能的に人間は変化を嫌う。

改革が良かったと感じるのは、本当の変化が表れてからであり、その旗振り役は恨まれる。しかし、やらなければ、負債となるものであり、後に、取り返しのつかないことになる。

例えば赤旗法という面白いトピック。
赤旗法とは「1865年にイギリスで制定された自動車の交通規制法令。蒸気自動車が乗合バスとして発達したイギリスでは,蒸気バスに旅客をとられた馬車運送業者の議会への圧力や煤煙や騒音による街道住民の反対運動によって,〈自動車は郊外で時速4マイル(6.4km/h)以下,市街では時速2マイル(3.2km/h)の速度制限とし,しかも自動車が走る前方を赤旗を持った者が先導し,危険物の接近を知らせなければならない〉という,いわゆる赤旗法が施行された。 

これは笑えない。抵抗勢力とはこういうものである。おかげで、イギリスは、フランスその他の国に自動車産業として負けることになった。

古いものを守ろうとするのは、民主主義としては当たり前だが、民主主義によって、イノベーションは阻害される。つまり、利益も出ない状況まで追い込まれることになる。

先行することで、利益を得る。利益を得ることで分配をする。そこで民主主義を使えばよい。

1)イノベーション
民主主義がなじまない。制限は謙抑的であるべき
2)分配機能
民主主義でよい。

とすると、マネジメントは、分配機能の部分で信頼を得る仕組みがよいことになる。

そこで、以下の記事を見ていくこととする。

微妙である。実に微妙である。

働き方改革とは、技術的負債と戦うことである。

まずはやらないことを決めることである。すると、時間がとれるようになる。この件は無茶苦茶だ。やるべきことを減らそうとしてない。模範ではない。人員を増やすのではなく、やるべきことを減らすことが経営である。

次に仕分けである。重要か、緊急かの区分をつくり、緊急だが重要でないものを無視する。これができるのは、全体最適だ。すなわち、経営者が決めるしかない。スティーブ・ジョブズが商品数を減らしたように、減らすしかない。

そこからスタートだろう。

性善説云々は本質ではなく、透明化とシステム化が一番大事だ。

多様化はツールであって、目的にすべきことではない。寛容性は心理的な安全につながるが、カルチャーフィットチェックの部分はおろそかにすべきではない。

そうしたことの方が遥かに大事であり、改革はそうした中で、人員整理とともに本格的にすすむと思ってよい。





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