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根を養えば樹は自ら育つ

この言葉は、教師であり、僧侶でもある東井義雄さんのお言葉です。

自然の草木は春に芽が出て夏にかけて成長し、秋には実や種ができ、葉が色づいてきます。草木がこのように成長するには、大地にしっかりと根をはり、水分や栄養を吸収し、日の光に照らされることが重要です。

植物は成長する上でこの大地が必要となりますが、私たちにとって大地とは何でしょうか。 

私たちは、父・母のご縁によってこの世に生まれてきました。そして様々な動植物のいのちをいただいて自身の栄養としています。また家族や友人、先生など様々な人との縁のつながりの中で生きていきます。私たちは一人の力では生きることはできず、いのちをいただき、さらに様々な人との関わりの中で生かされているのです。 

「ありがとう」という感謝の気持ちを持って日常生活を送ることが、人が成長する上での大地となるのではないでしょうか。この感謝の気持ちが欠けていると、世の中の出来事が当たり前となり、自分に都合の良い、悪いという物の見方に固執してしまいます。 常日頃「ありがとう」という気持ちを大切にすることが「感謝と尊敬に溢れる」人を育む大地となるのではないでしょうか。

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