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想像の世界

想像は人の持つ力を最も発揮する
文明を築いて来たツール。

人にはイメージの世界という物質的な世界とは別の空想の領域が在る。
そんなものは無いと思い込んでいました。

ということでツベコベ言わず、架空の人物2名による会話を、同郷の2人が数年ぶりに、とある串屋で飲み交わすという設定で、架空のストーリーを創作。
文章は会話形式、「」等の記号を抜いて
約3,200文字程。
自動読み上げ機能で10分程で読める位です。

相方を1時間待たせてるにも関わらず店内に入るやいなや生中を頼むという
せっかちマイペースかつクセ強さん御来店から▶️

「よぉ久しぶり」

「おめぇ遅えわ、もう飲んでるよ!へのへのもへじみたいな顔して登場しやがって」

「ハハッすまんすまん」

「ってかなんでおめぇ既にビール持ってんのよ?」

「あっ、お姉さん生中一つとこのセット2つください」

「(ハッ?聞いて無ッ!?あ〜でも俺の分か)」

「んでどうよ。自分」

「相変わらずやな、お前からは質問しか出てこんわ、お前専門のコールセンター要るわ」
・・・。

⏩早送り

しばらく会話し、奇遇にも2人ともnoteで記事を書いていることが分かる。
そこから▶️

「noteさんPanasonicコラボの記事募集、#思い込みが変わったこと、だよな。ネタ欲しいから言うてみ?前もって言っておくが下ネタと都市伝説は無しな」

「おっ良いねぇ、んじゃあ人間の快楽についてか?」

「ねぇねぇチミ話を聞いてる?下ネタ匂わすなや!」

「まだ話しとらんやんか!…んー、ランクルの新車四年待ちって聞いた?」

「らしいね、それ割と結構前からやね。旧車とかでも値が爆上がりしてる。昔のGTRなんか1,000万超えるとか聞いた。経済もそうでやぱ実体以上に価値を持たすことは良いけど色々問題あるよな」

「ペンギンの足って実は長いって知ってた?」

「話の振り幅よ」

「あとさ、量子コンピュータって実装してるんだよね?」

「…。そうそう、仕組み構造を作ったのは日本って聞いてる。当時東京工業大学の人やっけ、開発者。まあ、そもそも量子力学は色々応用されてっけどな」

「何で運営実装がカナダなんよな、世界中にサブスクでレンタルしてるらしいね。核融合も茨城の施設は話題になってるよね。半導体もやしあれも取られちまうんかよ」

「大丈夫っしょ、日本って次々新しいものを開発するバカやべえ国やでさ」

「日本って自虐史観植え付けられてっからそこに気付いて欲しいよな。超凄えのに」

「いずれ気付くさ」

「ほな、他には〜、国債の嘘を財務省が認」・・・。

ピッ⏩

「キリないぐらいあるよな、3日ぶっ通し話せるわ」

「そやね、無限にある」

「世の中は概念で回ってるからね。思い込みの集まりが概念」

「その通り」

「同じ情報を得ても、その人の価値観で見方は変わるよね。概念は価値観の集合体みたいなもんやからね、人の数だけ思い込みは生まれては消える」

「そゆ時は真面目だねキミ(そやね言ってんのに何でコヤツ説明した?)」

「そりゃそうよ、こういう話は俺ゾーンやから・・あ、お姉ちゃん生ツーフタチュ!」

「あ、絶好調の時出るやつや。
ってかどんだけビールずっと飲むんよ、付き合わすなや」

「ばっかやろう、ビールはなあ、若返りドリンクなんよ!」

「それ完璧思い込みのやつな」

「ついでに言っておくがメンタルは歳食わねえ、身体の変化と環境に引っ張られるだけや。心が老化するのは思い込み!
やで、今の俺のメンタルは20代中ぐらいに設定してあるんよ」

「そ、そりゃ、き、気を付けたまへ(ヤ、ヤバさがパワーアップしてることは確かや)」

「メンタルが若返ると物事が新鮮に感じるようになる。騙されたと思ってやってみ?後で俺の記事見てみ、そゆことばっかり語ってっから」

「見れたら見…」

食い気味に↓
「ちょ待て!それ見んやつやろ!今見ろ直ぐに見ろ直ちに見ろ!」

「わかったわかった後で絶対見るから」

「感想のコメントよこせよだぜ」

「ってか脱線するから戻せ」

「そや!そもそも自分とは何か。人生は価値観によって決まる。無意識に働く力もある。」

「潜在意識とかそういう話か」

「そう!人間の可能性や運命の話。俺は解っちゃったんよ。何でさ、人は悩みもがき苦しむのか」

「ぉ、おーん(皆が皆そうじゃねえやろ、この世は地獄か何かかい)」

「人は何かしら動いた先に意識の力が働いてる。言動、思考、行動を取った瞬間に因果が生まれ運命は決まる。そこには法則が在ってそれを俺は研究してるんよ。超面白えぞ。色々話が繋がるから」

「それは思い込みじゃなくて?」

「思い込みであったとしても、毎日が新鮮で楽しく人生が動き出すのは体感として間違いない」

「へえそうかい」

「温度差センサーがピコピコ言ってるが、ワシは止まらねえぞ。」

「いやまぁ何となくわかるよ」

「この世には法則が幾つもある。それは社会に馴染む為に消しちゃってるものも幾つかある。そんなわけないとか、そんなことは常識的にあり得ないとかね」

「そりゃいっぱいあるね。昔の人にスマホ見せたら仰天するでしょうからね。飛行機も最初、世に出て来るまでは語ると馬鹿にされてたらしいし」

「それよ。常識ってのはつまりはルールを決め易くする指標。ルールにも側面があってそこに興味が無い現代人にメンタルの安定などあり得ない」

「罰金ルールなんてホントにそうやね。本来は自らコントロールする筈のものが、罰金を払いたくないから悪い事をしてはダメとなる。そういう側面を教えながら、ルールの大切さを教えてれば良いんやが、寧ろ隠してるんじゃないかってぐらい教えないよね。ルール教育一辺倒。そりゃ学校に道徳の授業無くなるわ」

「そう。そりゃルールが無いとスポーツでも何でもゲームにならない。でも、マナーやルール、法律等には自由を奪う性質もあることを子供達に教えなアカンのに、もはや大人が理解してない」

「そう言ったんな、それが見えてないだけなんやから、考えに入りゃわかる話やろ」

「そやね、それに責めても何も変わらない。あるのは衝突か誰かがヘコむだけ」

「その法則ってのが、ただただ人の為になればそれで良いんじゃね?」

「そうなんよ。想像の世界に事実関係、証拠、真実は関係ない。その想像力の性質を使うことで人は絶対的な安定感を持つことが出来る生き物。これって実は日本に住み日本の文化に触れ日本語を話す人なら無意識に身に付けている能力。そこに気付いたら超強い」

「強いって何と戦うんよ!まあでも、アニメ文化はその象徴だね。想像力の塊だよ日本人は」

「うん、想像を妄想とか言う言葉にすり替えてんのも気に入らねえな」

「確かにそういう傾向はあるね」

「想像との分離は人を弱くする。恐怖に怯え、権威に従順となり、更に・・・」

店員「お客様、ラストオーダーのお時間です。ご注文はいかがなさりますか?」

「はい〜(あ〜良かった、話が妖しくなって来とったわ)」

「おっふ、マジ!?もう!?んじゃ生中10杯」

店員「か、かしこまりました(まじかコイツ、直ぐ飲めよ、一気しろ直ぐ様立て続けに一気しろ。お前の為だけの店じゃねえぞ)」

「おめえなぁ・・・お兄さんごめん、2つで良いよ〜。」

店員「ありがとうございます(神、神、神マジこの人、神ってる)」

店員さん引っ込む

「なぁ〜んよ、空気読んじゃってさぁ、俺は空気読むの逆の力に興味があってねぇ。空気破壊王目指してるんよ」

「空気ってかちょっとした思いやりやろ、それ皆が楽しくゲームしてるとこぶち壊すやつな」

「そっ、わざとだよ。空気が日本をダメにするって感じの本も在るくらいやし、側面を読み取らず思い込みで突き進む現代人は、まさに空気を読んで自らの首をしめている」

「まっ言いたいことはわかるけど、皆がそれをやる必要は無いよな。…時間も時間やしビール来て飲んだら次行こう・・・ってもう店やってるとこねえか。…どうせ家泊まってくやろ、家で飲むぞ。家族寝てっし、近所迷惑になるから入る時もあんま騒ぐなよ」

「わーいわーいお泊まりだー」

「お前、小2メンタルやろ、極端過ぎんのよ。なにが20代半ばメンタルや」

以後二人はそこそこオッサンの為、帰って即寝す。

続く

…いや、続かない。

架空だからこそ伝えられるものってあると思います。

ありがとうございます。

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