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ビードロのような人

12/30は、BTSのV/テヒョンさんの誕生日。

テヒョンさんの第一印象は、"変なひと"だった。
いつもにこにこして、時には子どものようにメンバーに絡んだり、あまり気にしないようなところを気にしたり。何を考えているんだろう?と思っていた。

でも、メンバーのテヒョンさんへの接し方を見てると、ヒョンラは「テヒョンのやりたいようにやりな」と言うし、マンネラは一緒になって無邪気にはしゃぐ。
そういうシーンを見てきて、"ああ、このひとは愛されているし、メンバーを愛しているんだな"とわかった。
だから、"変"なのではなく、全て"愛"だと考えたら、テヒョンさんの行動原理は自ずとわかってくる。
人と違うことをしたり言ったりするのは、全てを慈しんで見ているからだし、見えないところにも気を配っているから。
私が"変"と感じてしまったのは、私にその価値観がなかったから。

テヒョンさんの想いに触れる時がある。ちゃんと言葉や表情にしてくれるから。
その度に、なんて純粋で繊細で優しい人なんだろうと思う。
全てはメンバーのため、アミのため。常に誰かのため。
本気で話し、本気で怒り、本気で涙を流し、そんなに見せてくれて大丈夫かとこちらが不安になるくらいに見せてくれる。
でもそれはテヒョンさんにとってはきっと当たり前で。
メンバーは家族だし、アミは友達だから。腹を割って話すし、心を曝け出す。
まるで思うままに振る舞っているように見えるけど、信用しているからできることなんだろう。
感情をぶつけてくれるし、素直な気持ちを共有してくれる。
私にはできない。自分を曝け出すのってとても怖いことだと思う。でもテヒョンさんは、何百万人の前でだって見せてくれるんだ。

だから、心が壊れてしまうんじゃないかと心配になるときもある。テヒョンさんがいくら純粋でいたとしても、世界はそのままに受け取ってくれないから。それほど世界は綺麗じゃないから。

テヒョンさんの心は綺麗だ。
どうしてそこまで綺麗でいられるのかと思ってしまうくらい。
"透明"なんだ。
そして、透き通ったままカラフルな感情を見せてくれる。

まるでビードロのような人だと思った。
今にも壊れそうな薄いガラスでできているのに、ステンドグラスのように色んな色があって、息の加減でポコンポコンとかわいらしい音を鳴らすように、表情をくるくる変えて、笑顔をくれる。
子供の頃大切にしていた宝物のようにーー。

そんな綺麗なテヒョンさんを見ていると、自分の汚さ、醜さが暴かれる気もしてしまう。あまりに綺麗だから。
私には眩しすぎる。
子供のように純粋でいることの難しさを知ってしまったから。
逆に、どうしてそこまで純粋でいられるのかと不思議に思ってしまうけど、テヒョンさんは綺麗なものを見つけるのが得意なんだよな。
それを手のひらいっぱいにかき集めて、"愛"にしてくれる。

テヒョンさんの目には、この世界はどう映っているのだろうか。

以前、アミに向けて言ってくれた

「ステキなものだけを見て
美しいものだけを着て
美味しいものだけを食べてください」

この言葉が本当に大好きで。テヒョンさんの全てを物語っているなと思う。
だから、テヒョンさんもぜひそうであってほしい。

バンタンとアミは綺麗な花道を歩いてると言ってくれたテヒョンさん。
誰一人置いて行かず、一緒に行こうと手を引いてくれる。
"愛"を人のかたちにしたようなひと。

テヒョンさんの世界が、ずっと綺麗で幸せに満ちていますように。
その隅っこでいいから、一緒に歩けたらいいな。
その笑顔を守れたらいいな。

誕生日おめでとうございます。
ビードロのようなテヒョンさんがずっと綺麗な音色を奏でられる、優しい世界でありますように。

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