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&TEAMという咲き始めた花

&TEAMというグループについて話したい。

私はK-POPに興味を持ち、BTSが好きになり、事務所の後輩たちを好きになり、ハイブのグループを推してきているが、&TEAMはハイブジャパン所属の初のグループだ。

ENHYPENを生み出したI-LANDにも出演し惜しくもその際デビューを逃したK,NICHOLAS,EJ,TAKIをデビュー組とし、他のメンバーを決める&AUDITIONが大々的に開催され、そこから更に選ばれたFUMA,YUMA,JO,HARUA,MAKIの5人が加わった9人で構成された&TEAMは、2022年の12月にデビューした。

I-LANDを経験したメンバー、K-POPアイドルに憧れずっと努力してきたメンバー、元J事務所のメンバーなど、若いグループながら様々な過去を背負っているメンバーが多く、グループとしてのクオリティが最初から高かった。
もちろん、&AUDITIONがそもそもそうだったが、"BTSの後輩"という枕詞が最初からつくグループとしてプレッシャーも半端なかっただろう。しかしメディアへ露出すれば、スタイルや顔の良さ、パフォーマンスのクオリティの高さなど、初見の人たちからは「あの子は誰!?」と毎度トレンドにあがるほどだ。

J事務所のようにバラエティに積極的に出たりせず、そもそも露出が少ないため、ファンには物足りないと思う部分もあるだろう。
しかし&TEAMは日本を中心としたグループとは言え、グローバルを目指すグループだ。K-POPがカムバック期周辺に活動を集約するのと同じく、&TEAMもその活動方法をとっているだけであり、表に出ていない期間は全て準備期間で、ファンに最高のものを見せるために頑張っているのだ。

そのため、ファンの間では活動方法に賛否両論あるようだが、露出が少ないおかげでか、例えば単発でバラエティや大きな音楽番組に出たりすると、ひとたびお茶の間がざわつき&TEAMが世の中にどんどん"見つかって"いる。

もしかしたら、デビューして2年目のキャリアとしては、例えばENHYPENなどと比べたら人気の勢いは全然かもしれない。
でも彼らは、&TEAMとして一瞬も努力を怠らず、常に全力でファンと未来に向き合っている。

そんな彼らのファースト単独コンサートツアーが開催された。
規模的にはきっとそんなに大きくはないのだろうけど、念願の単独コンサートツアーを追加公演まで走り抜けた。
このツアーを通して彼らは「成長できた」と話していた。
大変なこともたくさんあっただろうし、悔しかったり心残りな部分もあったはずだけど、最終公演ではみんなほっとしたような、それでいて未来に向けた強い意志を持った表情をしていた。
最終公演、最後のメントでは、「もっと大きな会場で」「海外公演」「日本でトップになる」「世界へ行く」などの言葉が出ていた。
きっと机上の空論ではなく、もしかしたらすでに決まっていることもあるだろうし、決意と確信を持って発言したのだろう。彼らの目に気後れや迷いはなかった。

それを見ているこちらも確信できるのは、彼らのパフォーマンスのクオリティの高さだ。
私は2月のパシフィコ横浜公演が初の生&TEAMだったのだが、ありがたくも最前列だった。個人的には最前列は目のやり場に困ったが(目の前が推しのFUMAだった)、パフォーマンス中はこんなに近くで観られる機会はそうそうないと、普段なら画面に映らないようなところまで観ていた。
そうすると、一番驚いたのは動線の凄さだ。9人での揃ったダンスはもちろんのこと、フォーメーションを移動するときの動線の精密さ。あの速い動きの中で誰もためらうことなくぶつかることなく、まるでそこに移動することが当たり前のようにメンバーとメンバーの隙間をスッスッと動いている。
大人数でのパフォーマンスはSEVENTEENでよく観ていて、その群舞の揃い方にいつも感嘆していたが、&TEAMにはそれともまた違う"移動の美しさ"を感じた。この動きを体に染み込ませるためにどれだけの練習を積んだんだろうと、想像できないほどの努力が垣間見られた。
さらに、後ろ側にまわったりライトアップされない場所でのパフォーマンスや表情管理も、一秒も気を抜かず、360度完璧なクオリティの高さを保っていた。
&TEAMのパフォーマンスは全てが美しかった。
デビュー2年目、初単独コンサートで相当力が入っていたのだろうが、気合いの入れ方が半端じゃないなと、改めて&TEAMの気持ちの強さに圧倒された。
追加公演の最終公演はオンラインで観たが、最後だからかさらに全力で臨んでいるように見えて、観ていて気持ちが良いほどだった。

さらに感じたのは、初めての単独ツアーということもあり先輩方の公演をたくさん勉強したのであろう、色々なグループの公演のいいとこどりのような感じもした。
例えば掛け声。今回のツアーでは&TEAMが「ルネ~」と呼んだらルネは「&TEAM~」と叫び、一緒に「We LINK!!」をする掛け声があった。これはSEVENTEENもツアー毎にいつも掛け声とポーズを決めてCARATと一緒にやっているのを思い出したし、パフォーマンスの合間のメントで「今の曲は~」と説明するのはTXTでもやっている。こうやって後輩たちに受け継がれていくんだなと思った。

今回の単独ツアーを成功させたことで、彼らにも欲が出ただろうし、未来のビジョンも見えたことだろう。事務所、スタッフにも&TEAMを今後どうしていくか、明確になったと思う。
&TEAMが成長できたように、ルネも成長できたのではとも思う。各地で多くのルネが間近で&TEAMを見て、その秘めた野心に触れたと思う。
最後に放たれた彼らの目標、夢。それを叶えるためにはルネも頑張らないといけない。

きっと今年は&TEAMにとって勝負の年になると思う(勝負じゃない年なんてないと思うが)。
次のカムバも決まっていて、その後アルバムや、またツアーもどんどんやっていくだろう。もちろん、キャパをもっと広げた。
K-POPというシビアな世界でどんどん後輩グループが誕生し注目されていく中で、&TEAMはもう新人ではなくなってくる。いかに人気を上げていけるか、維持できるかにかかってくる。
"BTSの後輩"はチートではない。最初からハードルが高いという意味だ。今後はそれ以上のものが求められてくる。
日本と韓国、そして世界へとなると、もっともっと頑張らなければならないし、壁は高くて厚いだろう。
&TEAMは絶対に乗り越えてくれると信じている。それができるグループだと思っているから、着いて行こうと思える。

&TEAMは近い将来、日本でも韓国でもトップになり、世界でも注目のグループになる。
コンサートもアリーナ、そしてドームと、確実にキャパを大きくしていき、ワールドツアーも何度もしていく。
そんなグループになる。

そんなグループを最初から推せていること、今推せていること、今後も推せることが幸せだと思う。

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