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最も"J-HOPE"を追い求める人

希望、太陽のような人、ハッピーウイルス……
J-HOPEさんを形容する言葉はいつもポジティブなものだ。

その通り、ホソクさんのイメージと言えば、いつも笑顔で、温かくて、バンタンの、アミの希望のような人だ。

メンバーのセンイルの時には、「#홉필름」タグをつけてホビ秘蔵のメンバー写真を放出してアミを喜ばせてくれたり、メンバーのセンイルブイラに登場して一緒に祝ってくれたり、いつもアミとバンタンをつないでくれる人だ。
そしてメンバーを一番、一歩下がって見ていて、誰も仲間外れにならないように、常に誰かに寄り添い、常にモチベを上げてくれる、親のような存在でもある。

最近特に印象的だったのは、AMAsのビハインド映像内での本番会場への車移動のシーン。3台の組み合わせを誰かが決めたのか、それともメンバーが自然に乗ったらこうなったのか、とてもベストな組み合わせだったのだけど、ホソクさんはテヒョンさんとで。テヒョンさんはとても緊張している様子だったけど、ホソクさんが「でももう台本を丸暗記しなくたってVさんは英語ペラペラでしょ」ってさりげなく、でも説得力を持って言うから、テヒョンさんも自信を取り戻したようだった。

こういうことをさらっとできてしまうのがホソクさんだ。相手に一番最適な言葉を選んで、押しつけがましくなく自然に言ってくれる。ポジティブなことを当たり前に言ってくれるし、「だから大丈夫だよ」と、ホソクさんが言ってくれると本当に大丈夫だと思える。

それはこれまで積み上げてきた人柄だし、関係性と信頼の証だ。

そして、バンタンメンバーを繋いでくれる存在でもある。
クサズとしてメンバーの真ん中の年齢だけど、ヒョンとして扱われ、ナムさんはリーダー。複雑な心境の時もあったのではないかと思う。でも、ナムさんを支えたり、1人離れたところにいるユンギさんの手を取って連れてきてくれたり、マンネラインの保護者になってくれたり。
本当に、ナムさんがバンタンのお父さんなら、ホソクさんはお母さんだ。叱るときは叱るし、慰めるときはめいっぱい慰める。そして愛情を持って抱きしめる。安心させてくれる。

ホソクさんがいるから、強い個性の集まりであるバンタンが空中分解せず、誰も個性を否定せず、一つになれていると思う。
思えば、ホソクさんはいつも肯定してくれる。笑ってくれる。メンバーの中和剤だ。

BTSのJ-HOPEといえば、やっぱり”明るい””笑顔の人”だ。それがBTSの”J-HOPE像”だ。

でも、ホソクさんがふと見せる、感情のないような表情だったり、自身でも「ギャップがある」と言うほどの影を感じる時、胸の奥に棘がささったような気持ちになる。

その”影”を特に感じたのが、AMAsで大賞が発表された後のホソクさんのツイッター。投稿された写真は、扉の前に座り込む、笑顔ではない表情の自身の写真だった。
テキストはいつものホソクさんだけど、写真の表情とのギャップに、強く色々と考えさせられた。
きっと、アメリカで大賞をもらって、気を張っていたのが解けたのもあるだろうし、一方で、一人の人間としてその規模感の大きさを実感して抱えきれなくなっているのではないかと……。

ホソクさんは希望の象徴だから、無意識に不安とはかけ離れてるとイメージしてしまいがちかもしれない。いつも笑顔でいてくれて、周りの不安をかき消してくれるから。
でもホソクさんだって一人の人間だ。アンパンマンのように希望を与えてくれるけど、それは自分を削って与えてくれているものだ。自分の不安は一回無視して、相手や周りを思いやることを優先してくれているだけかもしれない。
だから一人になったとき、抑え込んでいた不安があふれてきたり、自分の存在について考えてしまうのではないか……。

しかし休暇に入って、インスタが開設されてからはかなり変わったのではとも思う。公式ともプライベートとも言い難い中間の位置づけの個人インスタで、ホソクさんは、休暇中の旅行先での写真だったり、自室や作業室、ootdだったり散歩の様子だったり、私生活の一部を頻繁に載せてくれている。そこではJ-HOPEでもあり、チョン・ホソクでもある人物が写っている気がする。スッピンで、私服で。でも世界へその姿をBTSとしてのアカウントで公開している。

第三者として見ていると、それが、これまでのJ-HOPEとチョン・ホソクの乖離がなくなって、近くなってきていることの表れではないかと思う。
昨年末の長文の投稿、大きな変化があった2021年、考えて振り返ることができた休暇。ホソクさんの中で、整理がついたのかもしれない。

ホソクさんは、一番、偶像としての”J-HOPE”を追求していると思う。一番、みんなが求める”J-HOPE”であろうとしている。
でも、それは本当の自分を殺すことではなく、本当の自分の心を照らすことで、より光輝くものだ。

自分を愛せるから、J-HOPEとしての自分も愛せるし、その愛を周囲に希望として与えることができる。
ホソクさんがバンタンをつないでくれるのは、自身もひっくるめて、みんな愛しているからだ。

だから、ホソクさんは、誰よりも愛をたくさんもらってほしいと思う。
いつも与えてくれるから、もらうことに慣れていなさそうだけど。そんなことろがとても愛おしいけれど。
ホソクさんがくれるおっきな愛に、それの何倍もの愛で返していきたいと思います。

誕生日おめでとうございます。
生まれてきてくれてありがとう。
BTSになってくれてありがとう。
J-HOPEになってくれてありがとう。
希望になってくれてありがとう。

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