【風水】テキトーすぎませんかね、この風水記事…

おはようございます。
中国風水研究家Makotoです。

ネット上の風水記事を読み漁っていたら、台所風水の記事を見つけました。

有名な風水師が書いた記事のようですが、その記事に以下の一文を見つけました。

また、楽しく使うお金が増えていくパステルイエローや、「木」の気を持つグリーン系もキッチンには悪くないそうです。

NGカラーは、「火」の色である赤。お金を燃やしてしまう色なので、注意してください。
マイナビウーマン

結論から言ってしまうと、この記事に限っていえば「木」の気を持つグリーン系もNGです。

風水は陰陽五行論をベースに、古代中国で発祥した鑑定術です。
五行(木、火、土、金、水)では『木は燃えて火を生み出す』と考えられています。
紙は主に木材から作られているので木の五行に相当します。そしてお金の一部は紙幣で流通していて紙製ですので、やはり木の五行です。
であれば、紙幣(木)を火にくべて『燃えろ燃えろー!!』と燃やす力を強めているのと同じですから、キッチンに木の五行色である『グリーン系』を使うのはNGとなります。

紙幣なら1000円、2000円、5000円、10000円と貨幣よりも高額ですから、グリーン系を取り入れたら浪費をより加速させると私は考えます。
もしこの記事を参考に調理具の色を選ぶならば、火の力を漏らす黄色、鎮める黒だと思います。

五行については様々な文献で言及していますが、ほぼ同じ内容で結論づけています。以下引用文の五行相生(ごぎょうそうせい)を読めば、グリーン系がNGな理由もわかるでしょう。

五行説の特徴は、「相生」と「相剋」という、それぞれの要素同士がお互いに影響を与え合うという考え方である。相手の要素を補い、強める影響を与えるものを「相生」、相手の要素を抑え、弱める影響を与えるものを「相剋」という。注意しておきたいのは、「相生」は相手を強めるので常によい、「相剋」は相手を弱めるので常に悪い、という捉え方ではないことである。

五行相生
「木は火を生じ、火は土を生じ、土は金を生じ、金は水を生じ、水は木を生ず」という関係を『五行相生』という。
木は燃えて火になり、火が燃えたあとには灰(=土)が生じ、土が集まって山となった場所からは鉱物(金)が産出し、金は腐食して水に帰り、水は木を生長させる、という具合に木→火→土→金→水→木の順に相手を強める影響をもたらすということが「五行相生」である。

五行相剋
「水は火に勝(剋)ち、火は金に勝ち、金は木に勝ち、木は土に勝ち、土は水に勝つ」という関係を『五行相剋』という。
水は火を消し、火は金を溶かし、金でできた刃物は木を切り倒し、木は土を押しのけて生長し、土は水の流れをせき止める、という具合に、水は火に、火は金に、金は木に、木は土に、土は水に影響を与え、弱めるということが「五行相剋」である。
Wikipedia先生

記事を書いた有名風水師があえてウソを書いてるのかなぁ…。ウソにも程度がありますが、これはひどいと感じました。

本日もお読みいただきありがとうございました。

Makoto

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