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孫悟空の魅力は「ブレない志」にあり!原作100周男による考察

ドラゴンボールの主人公・孫悟空は、世界中で愛されているキャラクター。
ぼくも孫悟空を愛しているファンの一人です。

ぼくは原作の全42巻を100周以上読みました。
そのため悟空の魅力、ひいてはドラゴンボールの魅力は1日中語り続けられます。

ぼくが思うに、悟空の魅力は「ブレない志」です。
ひとつの志に向かって努力を重ねる姿は、見るものを魅了しますよね。

今回は悟空の「ブレない志」の具体的な内容と、それがどう魅力につながるのかをお伝えします!

悟空の「ブレない志」の正体

「誰よりも強くありたい」。
これが悟空の「ブレない志」の正体です。

なぜ、悟空は「誰よりも強くありたい」のでしょうか?
それは悟空にとって、何よりもワクワクするのは「強いやつとの戦闘」だからです。

強いやつと対等に戦うためには、自分が強くないといけませんよね。
悟空はワクワクを満たすため、誰よりも強くありたいと思っているのです。

「誰よりも強くありたい」というブレない志の強さを、具体的にお伝えします。

乗り物を使わずに世界一周する

原作10巻のシーンです。
少年時代、悟空は師匠である亀仙人から走って泳いで世界をまわれと言われます。
悟空はそれを「ま、いっか」の一言で了承しました。

「いやいや、乗り物使わせてよ」となりそうなものですが、「強くなるため」悟空は躊躇なく走り出したのです。

全長100万kmの道を走破する

原作18巻のシーンです。
悟空は強敵に立ち向かうべく、界王という人物に修行をつけてもらいにいきます。
界王と会うためには、約100万kmの「蛇の道」を走破する必要がありました。
地球25周ほどの距離です。

この蛇の道はコースアウトすると地獄に落ちてしまい、2度と現世に戻れない仕様になっています。
少し志があるくらいでは、ここまでのリスクを負って「強くなろう」とは思えません。

しかし悟空は「誰よりも強くありたい」というブレない志があるため、リスクに構わず蛇の道を進んでいきました。

ブレない志を叶えるための努力には、一切の迷いもないのが「孫悟空」という男なのです。

悟空のブレない志が生み出すもの

「誰よりも強くありたい」というブレない志のもと、まっすぐ突き進む悟空の姿勢は人の心を動かします。
また、悟空は「誰よりも強くありたい」以外のことに興味があまりないため、余計なことは考えません。非常に合理的です。

悟空のブレない志からは、人の心を動かす力と、合理的な思考が生み出されています。

「ブレない志」がもたらす心を動かす力

我々読者は突き進んでいる悟空を見て「悟空頑張れ!」「悟空みたいに頑張ろう」と、悟空のブレない志に心が動かされるでしょう。

ドラゴンボール内のキャラも、悟空に心を動かされています。
少年時代、悟空と一緒に修行をしたクリリンは最たる例ではないでしょうか。

はじめは「ずる賢くてイヤミをいう、良くない心の持ち主」でした。
しかし悟空のブレない志に触れていく中で、「強くなるため修行に励むまっすぐな心の持ち主」になっていきました。

魅力を感じるものは、ぼくたちの心を動かします。
心を動かしてくれる悟空に対して、魅力を感じるのは当然なのかもしれませんね。

悟空は「ブレない志」があるゆえに合理的

悟空は「誰よりも強くありたい」というブレない志をもっていますが、このこと以外はあまり興味がありません。

余計なことは考えない、合理的な思考をしています。

ある敵と戦う前に、クリリンは「ご 悟空...!ぜ ぜったい勝てよな!自信あるんだろ!?」と悟空に言います。
悟空は「自信なんてねぇよ」「まだあいつと闘ってねえもんな」と返しました。

このやり取りには、悟空の合理的な思考が見えます。
クリリンがこう聞きたくなる気持ちはわかります。この戦いには人類の存亡がかかっていましたから。
しかし悟空は「そんなこと考えてもしょうがない」と言わんばかりの返答をしました。

実際、悟空の対応は正しいと言えます。
まだ闘ってもいない敵との勝敗を考えるよりも、自分がやるべきことのために集中する方が合理的ですよね。

合理的な思考で、自分のやるべきことを明確化している悟空は、デキるビジネスマンみたいですね。

まとめ

今回は悟空の魅力についてお伝えしました。

「人の心を動かす力」「合理的な思考」
悟空が持つこれらの魅力は、社会を生き抜く中で非常に大切です。

この魅力の原点には「誰よりも強くありたい」というブレない志があります。
ブレない志は、魅力的な人になるための要素なのでしょう。

このように、悟空から学べることはたくさんあります。

ブレない志があるため、ドラゴンボールの連載が終了して何十年と経過しても、主人公・孫悟空は色褪せない魅力であふれているのです。

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