スポーツ関係の記者の仕事って減りそうだよね?って話

昨年の今くらいの時期に朝倉未来がYouTubeを始めて、今となっては団体問わずいろんな現役のファイターがYouTubeで発信するようになりました。

さらにダルビッシュ有や前田健太などの現役のメジャーリーガーもYouTubeで発信しています。

さらに本田圭佑が発起人となっているNOW VOICEというアスリートが本人の口で思っていることを語るというサービスもついに登場しました。

このサービスは今後アスリートだけでなく色んなジャンルに広げていくそうです。

こういった個人での配信を見ていると、これまで本人ではなく記者がまとめてウェブ上あるいは雑誌などに投稿されていたような気がしますが、これされちゃったら仕事なくなるなと感じました。

そして最近多いのがTwitterでダルビッシュがこんなことを言っていたという記事です。

これは仕事なのでしょうか?笑

また、プロ野球で言えば、過去の強力打線を振り返るとか過去の振り返り記事が多いですが、だいたいその年の数字を並べて、すごかったと振り返っています。

こんなことはそこら辺のファンがウィキペディア見ればできる仕事でプロの仕事じゃないなと思います。

ただ、それも仕方ないのかもしれません。

かつてはプロのアスリートの言葉を大衆に届けるのは新聞や雑誌などの媒体のみでした。

今ではTwitterやInstagram、YouTubeで選手が直接自分の言葉で伝えるので新聞や雑誌が間に入る必要がなくなったのです。

そういった意味ではネットのサービスが人の仕事を奪う一例として考えても良いのだろうと思います。

これからAIが人の仕事を奪うと言われていますが、AIが普及する前に今のITの中の仕組みでも奪われる仕事はまだまだあるのかもしれません。

ただ、記者の仕事に関して言えば、これは自業自得な面もあると思います。

昔から記者は本人が意図しないことを書いたり、事実と異なることを掲載するということはスポーツ業界に限らずありました。

だから有名人としてはこういった媒体が信用ならんものであるという前提が生まれてしまっているのだと思います。

さて今後、今までの仕事がなくなるだろうと予想される記者ですが、記者ではない私がこんな記事だったら読んでもいいというか面白いと思えるものを考えたいと思います。

一番手っ取り早いと思えるのは、アスリートの意思に対して個人の考えを述べてもらうことです。

これまでは誰がどこでいつ何を言ったかということを大衆に伝えるのが仕事でした。

だから個人の考えなんて必要なかったのですが、今後記事の価値は間違いなく下がると思います。

だって内容は詳細に至るまでアスリート側が発信しているからです。

そうなると誰かが言っていることに対して、どう思うかを出さないとその記事自体に面白みは出ないのではないかと思います。

だから記者というよりジャーナリストなのかなとも思いますが。。

少なくとも個人の意見を出す場合、個人名は出さないといけないのだろうと思います。

最近で言えば本田圭佑が宿題をやらなくても良いという発信がありました。これに対して、メディアは本田圭佑がこんなことを言っていましただけでなく、どう思うのかまで踏み込めばその記事自体に多少価値が出ると思います。

最後に格闘技ファンとして朝倉未来のYouTubeと煽りVに感じたことを述べます。

朝倉未来の過去についてはファンはほとんど知っていると思います。

最近YouTubeのコメントで未来の目が優しくなったというコメントが複数見られました。

確かにYouTubeに最初に投稿された動画の目つきはまじでギラギラしてて、今見比べると全然違います。

個人的に大晦日を終えて豊橋で七輪をしていた動画を見た時になんか未来すごい幸せそうだなと感じたことを覚えています。

ただ、2月の試合の時の煽りVは喧嘩に明け暮れていつ死んでもいいと思っているヤバイやつのような感じに見えました。

ちょっと煽りVと今の未来の雰囲気に違和感を感じます。

今思えば、弟の朝倉海はヤンキーでもなんでもなかったのに路上の伝説 弟になっていたり、本人が自分で発信したことで情報に誤りがあることがわかったこともありました。

未来の今後の煽りVというか取材ではこれまでのことよりもいわゆる底辺から駆け上がって金も人気も掴んだ未来がなぜ戦い続けるのか、何を目指すのかをもっと掘り下げてほしいなと思います。

メディア側はファンがまだ知らないことを発信あるいは発掘しない限り本人の発信する内容には勝てないし、価値が出ないと感じました。

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