Osclassの罠#2

今回、Osclassの事を書こうと思ったのは、200万円以上もするC2Cシステムの代わりとして、テストも行い、クライアント様と契約し、いよいよオープン手前で最終的には重大な欠陥があり、そこをどうしても回避する事が不可能だった為に、数十万円という製作費を全額返却した経緯から、自分への戒めと、今後ビジネスとしてOsclassを導入されようとするる方への警告も含めて書いています。

約2ヶ月間、クライアント様との入念な打ち合わせと、カスタマイズの数々、その時間も全て無になり、クライアント様もオープン出来ず、本当に申し訳なくて落ち込みました。

この原因は、日本人と外国人の考え方の違いです。
極端な例で言いますと、全然違いますが、例えばレストランで、料理に髪の毛や虫が入っていた場合、料理を作り直すか、お詫びして返金しますよね?
これが日本人らしい考え方。と言うか当然のモラルです。
片や外国人の場合、髪の毛を取って食べれますよ。とか、虫をサッと取って、これでどうぞ!と言う対処の仕方。

まさに今回はこんな感じだったんです。

今回の事例を詳しく説明致します。

OsclassにはWordPress同様、プラグインとの組み合わせでサイトを構築して行きます。
今回は基盤システム(Osclass本体)に、
①Osclass Payプラグイン
②virtualプラグイン(コンテンツDL用)
③フォーラムプラグイン
④ビジネスプロファイル用プラグイン
⑤FAQプラグイン
⑥SNSログイン認証プラグイン

などをバンドル致しました。
プラグインは全て有料です。

今回、重大な欠陥があったのは

①Osclass Payプラグイン
②virtualプラグイン(コンテンツDL用)
の2つです。

今回のコンテンツダウンロードC2Cサイトに欠かせない肝のプラグインです。

特に殆どの人が使うであろうPayプラグインが酷かったです。
まず日本人がこのPayプラグインを使おうとすると、
PayPalかStripeしかバンドル出来ません。
そのPayPalが使えない不具合を抱えていました。
私は素人ではありませんし、今まで沢山のクレジット決済を導入してきました。

今回、日本人はこの2種類しか取り扱いが出来ず、
ポピュラーなPayPalを設定するつもりが、どうしても決済画面に遷移しません。

EUの販売元はサポートチケットやサポートフォーラムは充実しています。ただ英語でのサイトなので翻訳しながらのやりとりです。
レスポンスは早いものの、解決に関するヒントは話されるのですが、肝心のズバッとした部分を説明されません。
この辺も日本人と違う所かなぁと思います。
そこから推察しながら解決していたのですが、
今回は何度か中の人とやり取りを続けていましたが、最終的には「あなたの都合でカスタマイズして下さい」とバッサリ!

Payプラグインとvirtualプラグインの連携は取れる様になっているものの、ただ「決済出来ますよ」程度のお粗末な連携です。

A購入者 B出品者 Cサイト管理者 とした場合、
Aの購入者がBの出品物を購入し、決済後すぐマイアカウント内でコンテンツをダウンロードできます。

B出品者には売上が表示されるのですが、
そのトータル表示が無い。
更にウォレット表示はウォレットの部分にあるのですが、売上=ウォレットに入らない。

更に出金申請機能が無いので、仕方なく出金申請フォームを別途制作。
出金申請フォームが別途な為に申請者が本人かどうかの確認の為に、個人情報を添付する必要が生じた。

Cのサイト管理はある間隔で締め日を作り、出金申請者に手数料を引いた金額を振込む。

振込が完了した後にウォレットからその分を差っ引く。
これだけの煩雑な動線になりました。
通常は出品者はお金が絡んで来るのは間違い無いから、最初に個人情報を提出してアカウントを付与します。

更に、ウォレットで他の出品物を買ったり、
自分の出品物の広告として使ったり出来て当然だと思うのですが、全く出来ません。

もうここで全てが絡み合って解けなくなりました。
ここでコーダーさんを入れてプログラミングで解決しようとしましたが、どれだけ募集しても誰も手を挙げてくれません。

初心者コーダーさんがお試し感覚で応募が有りましたがお断りしました。
評価と納品率が悪すぎたからです。

更に追い討ちが!

つづきます

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