4、見聞きしたことはやってみよう〜こどもに伝えたい100のこと〜

高校生の時、古本屋の自己啓発本が並んだ棚を見て思った。

『人々がここにある本の1冊でもいいから全部きちんと実践していれば、今頃みんな幸せになっているし、お金持ちばかりになっているはず。でも現実はそうではない。ということは本を読んできちんと全て実践できる人は、ほんのひとつまみなんだなぁ』

毎月何冊も新しく出版される美容雑誌。『メイクしたまま寝るのは厳禁。洗顔はぬるま湯で、しっかり泡だてた泡を使って、決してこすらずに』こんな当たり前すぎることですら、何回も何回も何百回も書かれている。でも実際問題できていない人がたくさんいる。

つまり、世の中には『こうするといいですよ』という手の情報は溢れている(でも溢れすぎているから取捨選択は大切。この話はまた今度)。ただそれを聞いて、本当に実践できる人はとても少ない。

なんでだろうと考えてみた。私だって全部が全部できている訳ではない。でも、『世の中には有益な情報が溢れているが実践していない人が多すぎるだけである』と気づいてからは、なるべく意識的に良いと感じたことは取り入れているつもりだ。

こんな当たり前のことを、実践していない(できない)人が多い理由は、受け取る情報に対して当事者意識を持てていないことが原因なんじゃないかと思った。へぇーとか、そうすればいいんだーと思っても、思うだけ。実際に自分の生活に落とし込もうと思うところまで行かないのだろう。

せっかくの情報も『自分ごと』として捉え、実際に自分の人生に落とし込まないとなんの意味も無い。だから、見聞きし、自分がいいと思ったことは『自分ごと』として捉えて、実践することがとても大切である。当たり前のことなんだけどね。

もしも、すぐに見聞きしたことに取り組むことが出来ないとしても、世の中の有益な情報を知って、自分ごとにできる人は多く無い。ってことを意識しているだけでもちょっぴり意味があると思う。だって、逆に言えば情報をしっかり自分に落とし込んで考え、行動すれば、今の自分より良くなることが出来るって知っていることになるから。

だから、覚えておいてほしい。世の中に溢れる有益な情報をしっかりと自分の事として捉え、考え行動することができれば、今の自分より良くなることができる。

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