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【CoC】PvPシナリオ集テストプレイ所感

3/31インテックス大阪の春コミでCoCシナリオを頒布します!

シナリオ集のイラストを担当して頂いたのは、前回に引き続きダムるしさん(@e_damurushi)
「終末ふたりでどこへ行く?」の表紙で冒険をしていたあのふたりが、今度は表情を変えてPvPの表紙に登場しております。

「Passion! victory!! Partynight!!!」というタイトルと「終末あなたと果たし合い!」というキャッチはしそみやまれおさん(@malekko_nalekko)にいただきました。拳を掲げて「P!v!P!!!!」と雄叫びを上げ表紙たくなるようなタイトルですよね!)にいただきました。

デザインは私、嵐山デザインの嵐山匡太郎ことせさみ(@hgbgssm)が(嵐山匡太郎は探索者の名前です)前回に引き続き担当しております。
今回はいろんな方のたくさんのご協力のもと、前回のペアナリオよりも更にパワーアップし、読みやすいシナリオ集になっています!随所まで洗練されたレイアウトもあわせてお楽しみください!


■イベント案内

当日は嵐山デザイン代表のせさみがイベント参加致します。

このポスターが目印!
3号館ス19aにてお待ちしております!
また当日はポストカードを各種準備しておりますので
そちらもおたのしみください!

以前デザインを担当しました「PYX」「メタモルフォシス論考」のポストカードも準備してます!ぜひお持ち帰りください!
▼PYX
https://booth.pm/ja/items/1246719

▼メタモルフォシス論考
https://booth.pm/ja/items/1246850


■テストプレイ感想

そして、なんといっても今回のシナリオ集のキーワードとなる「PvP」とは、どの程度のものなのかが気になるところかと思います。
このシナリオ集は、「PvPは初めてやる人」「興味はあるがやったことがない人」「いつもよりちょっと刺激的な探索がしたい人」のような、比較的PvPに初めて触れる方を想定しております。
より可視化できるように、PvPの指標として「ギスギス度」を設定しています。
また、テストプレイにかかわらせて頂いたので、その所感と共にご参考いただければと思います。


01「BARABARAMansion」
シナリオライター:せさみ
ギスギス度:2
通称「バラマン」。ザ・スタンダード・ヤカタ・クローズドにPvPのスパイスをふりかけたシナリオです。悪霊の家をオマージュしたシナリオ構成にオリジナル狂気表でPvPを促すとあら不思議、意図していないところで探索者同士の疑心暗鬼が発生し、普通の館クローズドとは一味ちがう味付けになります。
ダイス目によっては展開が変化していくので周回プレイも可能ですし、新規探索者から継続探索者などどんな探索者でも参加可能です。ただし戦闘が結構シビアですので、その点は注意していただければと思います。作者がした3回のテストプレイ中、8人が参加し、内1名はロストし、残りもHPが危うい状態での生還でした。
Pixivにて公開しているPvPシナリオですので、PvPシナリオ集の雰囲気を味わうのにはちょうどいいかと思います。


02「最高の生贄」

シナリオライター:かなむら
ギスギス度:5
通称「生贄くん」。シナリオに掲載している情報はシンプルでわかりやすく羅列されていて、そのとおりに回せばいいだけなのになぜか時間がすごいかかるシナリオ。秘匿チャットが発生するのでKP難易度は高めです。
スタンダードな知らない部屋クローズドではあるんですけど、ギスギス度は納得の5!それぞれのHOがいい感じに疑心暗鬼を誘発し、各々の目的のために行動を起こすためにPvPが併発していく、という流れでシナリオが進行していきます。
私のテストプレイのときはやや狂信者じみた人間たちで立ち向かったために、ラストシーンは勝利者に羨望の眼差しが向けられ、終わった後は「いい試合でしたね」と言い合えるようなセッションとなりました。相手の行動を見ながら手元のカードを切っていくような感覚を楽しめる、ドッタンバッタン大騒ぎな、そしてみんなが会いたい神話生物にがんばったら会えるような、そんな素敵なシナリオです!


03「ひとりじゃワルツも踊れない」

シナリオライター:とーりゃ
ギスギス度:2
通称「じゃルツ」。シナリオライターのとーりゃさん渾身のエモシナリオです!
手が離れなくなったふたりの探索者が、その現象の原因を突き止めるために街の中をさまよう現代シティシナリオ。差し挟んでくるイベントやその中の描写もさることながら、エンディングに向かっていけばいくほどどんどんわけがわからなくなる「クトゥルフ観」がとても心地が良いです。
全く知らない相手と行動することで少しの不快感が発生することもあれば、仲のいい人間同士で行動してエンディングにどう立ち向かうのかを考えられる。PvP感は少し薄味ではありますが、探索者同士が争う可能性は十分に有り得ます。
シナリオ内のヒントの出し方が非常に絶妙で、どのエンディングに向かっても「エモ」になってしまう……。そんな素敵なシナリオです。あとは体感してくれ…!

04「FACE」

シナリオライター:せさみ
ギスギス度:5
通称「FACEくん」。これも目が覚めたら知らない部屋クローズドではあるんですけど、やはりHOのせいかこちらもギスギス度は5!各々の秘密を抱えた2PLでサクッとPvPをしてもらおうというコンセプトで作成してます。
テストプレイは4組し、ふたりの探索者のどちらかは90%の確率でロストしていますし、HOを探索者に落とし込むことが前提になりますので、PLの難易度はそこそこ高い。けれどKPの難易度といえばたまに発生する秘匿チャットを間違えずに送れば大丈夫なので、秘匿に慣れていなければ少しもたつく可能性があるかもしれない程度ですので、まあまあ易しい難易度です。
「顔」を巡ってのふたりのPLがどのように部屋から脱出するのか。約2時間の濃縮された時間をお楽しみください。


05「雛を喰らわば殻まで」

シナリオライター:宮口うろの
ギスギス度:3
通称「雛」。探索者同士で争い、またあるいは協力して自分自身の願いを叶えるために奮闘する、いわば某◯杯戦争のようなシナリオ。本当に叶えたい願いが有るものがけがシナリオに参加できる資格を持っている……。
実はテストプレイ時に優勝して願いが叶いまして、大変光栄です!「絶対に勝ちたい」という気持ちが勝因のひとつかなと思います。
しかしなんといってもこのシナリオの一番のミソはシナリオ背景と社会のシステムだと思います。うろのさんの描く「異世界シティ」の世界観を肌いっぱい感じながら、異世界を隅々まで探索してもらいたいですね。異世界にずっと居たくなるような素敵な世界観。そして自分の願望が叶ったら本当に最高になるんじゃないかなと思います!

■PvPシナリオでCoCをやる、ということ

「PvPをするなら他のゲームシステムでやればいい」という声もごもっともです。疑心暗鬼やバトルに特化したゲームシステムも沢山ある。けれど、私達は「CoC」が好きなのです。本書を手にとってくれた方々も勿論そうだろうと信じています。

本シナリオ集は「CoCだからこそ楽しめるPvP」について、各シナリオライターの独自解釈に基づいて執筆されています。
各々が感じる「面白い」というラインを是非体感してもらいたいなと思います!

■通販・DL版について

メロンブックスでの委託は現在絶賛予約受付中です!
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=489876

BOOTHとメロンブックスDLにてDL版を公開予定です!
https://arsym.booth.pm/items/1284744(準備中)
https://www.melonbooks.com/index.php?main_page=product_info&products_id=IT0000211461(準備中)

DL版、委託はどちらも4/1に公開予定です。
それではどうぞよろしくお願いします!

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