結婚は甘え

※私の家庭の話やお付き合いしている人の話ですので、興味がなければ読まなくてもいいと思います。

Twitterには報告しましたが、改めて2/14に入籍することになりました。
付き合って10年。
長かった。ようやくです。
詳しくは結婚をするために一人暮らしを始めた話をご覧ください。

式は挙げませんが春〜初夏に親戚一同を介した食事会をする予定になってます。
ここの予定、今何も決まっていないので大丈夫かなあ、と思ってます。

昨年の予定に「結婚する準備をする」と堂々と書き、1ヶ月ごとの予定というか目標というかも書いていたので(そして概ねそのとおりにいったので)、ある程度の流れを1年の初めに書いていたほうがいいんだなあと改めて思いました。

で、今回記事をあげたのは、今の気持ちをとりあえず書いておこうかな〜となんとなく思ったからで、
人生のリソースが今40%くらいこれについてになっているので、残しておこうと思いました。

●なぜ結婚に至ったのか

結婚が決まった、というよりは「住む場所が決まった」から「結婚が決まった」という感じで、昨年から色々準備はしてきました。多分きっと今後あんまり外に出れなくなるよなあと思って旅行もしましたし、遊びまくったし、飲みにも、ゴルフにも、色々なことに挑戦しました。
30までには結婚をしたいです、と前もって言っていたし、35までに子どもが欲しいということも伝えていたので、ということもあったと思います。

一度、別居婚の話が上がったのですが、それに意味は果たしてあるのか、と思い、私が鹿児島に帰ることになりました。
と、いうのも私がこのひとと結婚したいな、と思った理由はいくつかありますが、そのうちの一つは「このひとを支えていく」というもの。
かっこいい言い方をしましたけれど、でも結局ひとりでふんばれないどうしようもない時っていうものを何度か経験した私たちにとっては、そばで声をかけられる距離くらいがいいのじゃないかな、と思いました。
そりゃあ、一緒に住んでいれば面倒なことも沢山あることはわかる。十数年一緒に過ごした家族でさえそうだし、今更一人暮らしするのは不安だし、結局相手に合わせていかないといけなくなるんだろうな、些細なことで喧嘩をしたりするのだろうな、と思います。
けれど、ひとりではどうしようもないその時に、本心を出すことが苦手な私にはせめてそばに居ることでしか好意は伝えられないのじゃないかと、そう思ったときには自然と身体は動いていました。


●変わること

結婚すると変わることがいくつかあります。
姓、住む場所、働き方。これはだいたいの場合、(遠距離等をしている場合は特に)女性がそれを担うことが多いです。多くは収入面の影響ですけれども。

・住処
福岡に住んで3年、ごはんがうますぎて太る以外は本当にいい土地でした。
本当に最高でした。みんな福岡に住んだほうがいいよ、ほどよく都会だし、方言はかわいいし、みんないい人だし、若干物騒ではあるけど……。
ですが配偶者になる人は山で農業をしているので福岡に来ることも叶わず(最初はそのつもりだったのにね…)結局は故郷鹿児島の土地に帰ることになりました。

・職場
配偶者になる人が自営業となるわけですが私は社会保険がほしかったので会社と1年かけて交渉し、本社に所属しながらインハウスデザインを続けられることになりました。
macでデザインができるということで入社したのにwinへの移行を勧められたり、セキュリティの面でシステムにブーブー言われたりしながらも折り合いをつけるところまできて、ようやく山道40分先の勤務地に行く、ということになりました。
他にも遠隔地に居ながら本社のしごとをしている人も結構いるので大丈夫だと思いますが、とはいえ、色々勝手が変わってしまうのでこれから先も色々話を詰めていかなければなあ、という気はしているけれど、今とそんなに変わらない(のか?)生活が送れるんじゃないかなって思います。

・姓
姓はどちらでもよかったけれど、一応長男だということなので、向こうの姓を名乗らせてもらいます。
これは偶然なのですが前の名字と次なる名字の総画数が一緒なんですよね。それはちょっとおもしろいな、と思いました。
向こうのお父さんが酒豪で、配偶者になる人も、お母さんも、兄弟ですらお酒を飲めないということでしたので、今後はお父さんと徒党を組んでやっていきたいと思います。


●変わらないもの

変わったことといえば、それくらいだな、と思います。人によって比重が違うと思うけど、私にとってはそれくらいだなあ。これから先、沢山変わるものがあると思うけれど、私は私のままで居たいなと、切にそう思います。

結婚では何も変わらないし変わりたくない、どちらかといえば配偶者になる人に変わってほしいなと思っています。変わってほしいというか、これがきっかけになったらいいなと思います。
いや、べつに変わらなくてもいい。けれど自分の身体や心を省みない部分が変わって欲しいなと思っています。
配偶者になる人の心が繊細だということに病名が付いて私は良かったと思ってます。
知らないままなら傷つける部分も多かったと思うので……。

色んな人に言われました。
「◯年も付き合っててまだ結婚しないのか?」
私は配偶者になる人と30までには結婚すると言っていたので、それを信じていただけです。

「収入が少ない人と結婚して大丈夫?」
私は配偶者になる人の貯金ができるところが好きなので大丈夫です。

「精神的に弱い人と結婚して大丈夫?」
私は別に助けてほしくて結婚したわけではないです。
この人は私が居ないとだめだ、と思って結婚したわけでもないです。

このひととの結婚は、本心をきちんと伝えることが難しい私にとって、
「自分は一人では生きていけないのだ」という、唯一の甘えだと思っています。感覚的にはどちらかというと「独身リタイア宣言」に近いです。

結婚は素晴らしいものだとは全く思いません。
書類や家族間のこと、色々なことが一度にやってきてどちらかというと面倒です。お金もすごくかかる。
けれど、その面倒事をしてでもこの人のとなりで「私が居るから大丈夫だよ」と言える自分になりたいなと思ったので、私は結婚するのです。

これは私が思っているだけで、相手がどうとかは関係ありません。配偶者になる人には悪いけど、きっと相手が誰であろうと私はきっとこういう風に結婚したんだろうなと、そう思います。


●最後に

10年付き合った人と結婚できるの、結構いいことだと思うんですよね。
私たちは幸福です。

それを忘れずに一緒に頑張っていきたいとおもいます。


20200107

せさみ

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