9.18 靴ひものロンド

午後、急に課題をやる気が無くなって、急に立川に行って、急にみつけたミニシアターでたまたまやってた映画を見た。

87席あるスクリーンで、この回を見ていたのは私だけだった。どでかスクリーンを独り占め。後ろから4,5列目、通路から離れた人通りの少なそうな席を選んだのがバカみたいだと思った。こんなんなら最前ど真ん中の席をとればよかった。
などど一瞬考えたけれど、すぐに、どこの席で見ても映画の面白さは変化しないことを思い出すことができた。偉い。

靴ひものロンドは、ざっくり言えば崩壊した家族の形を描いたものだった。

家族ってそんなもんよなと思った。重い内容の映画だったけれど、軽い気持ちで見終わってしまった。
感情移入が下手すぎるのかもしれない。
洋画を見慣れていないせいで、途中から俳優陣の鼻の高さにしか目がいかなくなってしまった。自分が情けない。

でも、思うことが何もなかったわけではない。
愛は求めるものではないなと思った。自分のことを大切にしている方が、他人は幸せだろうとも思った。

そういえば、自分のことより他人のことを大切にするのは良いことではないんじゃないかと、何年か前から思うことがあった。誰か一人が自分のことより他人のことを大切にするから、他の人もそうしなきゃいけない。全員が自分のことを1番大切にすればいいだろと思ってた。

それが形となって示されたような気分だった。

この映画から受け取るべきメッセージではそんなことではないのかもしれないけれど、自分にとって意味のある映画鑑賞となった。これからも自分大好きな自分でいたい。


マジで出てくる人全員意味わからんくらい鼻高かった。

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