[落書]ノートブックの変遷

ノートパソコンについてつぶやきを書こうとしたら呟きの仕様がTwiterと同じだったというorz

始めのはじめ

ノートパソコンができる遥か昔。
デスクトップのパソコンは四方系の箱でした。
このしかくい箱に全部入ってくれたらいいな。
そうすると持ち運んでどこでも使えるようになる。

持ち運びたいことを叶える箱はできましたがとても大きすぎた。
当時に揃えられる本体と周辺機器を寸法の縮小もしないで一つの箱に納めたパソコンの箱はすごく売れたけど期待される効果が大きすぎてその後には続きませんでした。

自分にとってのはじまり

EPSON PC-386LS
当時の専門雑誌にKing of Laptopと言わしめた38万円の筐体。
可搬重量も8.6kgでようやく片手で30分持てるくらい、まだ電池パックが付かないというハンディキャップを背負ってました。
液晶はもちろん8階調のモノクロで出来ることはそれほど多くなかった。
割り切ってしまえば二階調のモノクロで実行速度はかなり遅いけど電池が長持ち過ぎて困ったと言わしめたものがあったけど、文書作成専用にしか使えないので見送った。
この当時にはノートパソコン専用設計のマザーボードが無かったのでデスクトップパソコンと同じ仕様をそのまま詰め込んだので本体の寸法がすごく大きすぎたですね。
電池パックを付けて1時間だけ駆動できるという失笑を買いそうな電力設計があったのもこの頃です。

EPSON PC-386NAS/NAV
Upgradeコンセプトで液晶画面だけを買い替えて色が付くというノートパソコンらしくない感じがあった機種。
このあたりからWindowsを搭載した設計だと電力を凄くたくさん食べてしまうよねと薄々と気が付き始める。
新しい機種が出るたびにどうしても電池パックでの駆動時間が3時間以上にできない。
やろうとしても電池パックがまだNi-cd電池なので電池パックだけで林檎一つよりも重たくなる始末。電池パックを三個買っておいて再充電ができる環境もないので(外部で充電する装置もなかった)使い終わった順番に捨てていくような感覚で使ってました。
基盤も専用設計に切り替わり、デスクトップよりも一回り小さくなる卓上型に変化したのでデスクトップと同じ速さで開発されることは難しくなりました。当時に出てきたデスクトップよりも半年程度遅れた進度で開発された記憶があります。

TOSHIBA Libretto60
このあたりから電池パックの容積が急激に小さくなります。
液晶画面はほぼフルカラーになり、Windowsも95-98という時代です。
情報を仕入れるのも会話するのも草の根掲示板からNifty-Serveに上がって格段の改善が見られたと思います。
LibrettoになるとMicrosoftでのパソコン区分にmini noteという一番小さな区分を追加させるほどの小ささは鍵盤そのものも五本の指を全て使い切る叩き方を許容しなくなりました。基本として両方の三本指で78Keyを叩くことになります。

通信環境も携帯電話では安価で快適な通信を望めるはずもなく、PHSのH"で好きなだけつなぎ放題を享受した時代です。

基盤の大きさは専用設計でも更に進化を遂げており、実装するチップを減らすために専用のチップセットを起こして基盤を何重にも重ね合わせて実装するなど技術の粋を集めたかのような出来栄えが当然とされました。
鍵盤の大きさがそのまま基盤の大きさを左右することとなり、搭載される液晶画面の寸法によって中身が変わる時代になりました。

Lenovo S205

日本での二代目として出てきた機種の実売期間が4週間くらいしかなかったというAMD E-450を搭載したノートブックです。このあたりでは基盤の作り方が洗練されてきていてデスクトップパソコンで利用可能な部品とさりげなく交換ができたり、HDDの交換が手間がかかりますがそれなりに簡単にできるようになりました。
搭載されるCPUが基盤に直接つけられるので、チップセットも専用設計となりますが、片手に下げて簡単に持ち運べるし使い方によれば6時間駆動も夢ではなくなるという希望がありました。

そしてメトロスタイルの登場へ

ASUSの通称百式へ移行するのですが、ここでは鍵盤が常時必要とはされなくなります。操作の基本は親指で触ることに移行するからです。
Androidに模して操作の手法を合わせたつもりでしたが試みとしては指紋の大きさを約6mm以下にできないことを軽視したために快くない操作体験をあたえることとなり方向性は頓挫しましたね。

液晶画面の中にお仕事としてすべてを組み込んで後から手を加えることができないとても小さな寸法の基盤を採用したうえで残された隙間にフィルム上のポリマー電池を実装するので本体質量は1000gを切りますが、Windowsの操作をするために別途鍵盤を持ち歩くか専用設計の鍵盤と剛体させる羽目になるという本末転倒が起きます。

そしてタブレットは居なくなってしまった。

液晶画面を直接触って操作できるようにしましたが、結果として鍵盤とマウスを操作する従前の形に戻り、ノートブックでも液晶画面が触れない仕様へ戻されました。

これからのノートパソコンに求められることは何ですかと言われるとデスクトップパソコンと同等の速さで動ける資質を求めるのか、それとも長時間搬送しても電池を存分に使える省電力設計なのかに二分されます。

店頭で売られている鍵盤と同等の打ちやすい鍵盤を実装することはもちろんですが、ノートパソコンでどの環境を実行したいのかを問われていく時代に変わると思います。

いままでは基本としてWIndows/Macのどちらかでしたが、他に動作させたい環境があるならエミュレータか仮想マシンを実装して実行してあげるとうまくいくので、どちらかを選んで仮想マシンの中で動き始められるようにもっと軽い動作ができるOSが出てきてプリインストールされるかもしれません。

そもそもモバイル用としてiOSとAndroidがあります。iOSはエミュレータができなくてもそのまま動作させるのですが、Andoridは何とでもなるので古くなったノートパソコンにそのまま乗っけてしまえば?とかかんがえることもあります。

本当に持ち運びながら何かをする必要はあるのだろうか?

コーヒー飲んでやるから電源をよこせとか空港で掃除機用のコンセントにACアダプタを差し込んでノートを使うなどの不届き者も見受けますが、雑踏の中でドヤ顔する時代はもう終わりました。

お店に対して売り上げで貢献していないのに不必要に長居を仕掛けるのもどうかと思うので持ち運ぶことからは卒業していますが、家の中だけでも持ち運んでプリンタのおいてある場所へ移動したり、ご近所さんへ持って行くという用途はまだまだ求められている需要だと認識しています。

ノートパソコンの使い方に悩むよりはまず好きそうなWebサイトをみつけてみて自分なりに楽しめる要素を日常の生活の中で、ひとつの習慣として新しく取り入れてもらえたらと願っています。

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