架空ホビアニを作る【1】基礎設定
ホビーアニメ……略してホビアニ。
玩具の販売促進を目的とした低年齢層向けアニメの総称である。
これは、強めの幻覚をキメた一人のヲタクが、架空のホビアニを作り出すまでの物語。
基本的な設定を決めよう
お世話になっております。伊地知です。
さて、記事タイトルにもある通り、今回は主軸となる世界観を構築していきたいと思います。
いちいち細かい話をするのも興ざめなので、あらかじめ大体の外枠を決めてきました。まずは、ホビアニとしての基本的な設定です。
①舞台は現代の日本
②主人公は小学生
①②は一種のお約束ですね。たまに例外も見かけますが……スタンダードな設定が親しみやすいでしょう。ホビーの設定によっては「今より少しだけ未来」の方が良い気もしますが、近未来・ＳＦの世界観はナシで行きます。
それと、「お前のような小学生がいるか」は鉄板ネタです。少なくとも、主人公と周りのキャラは小学生でいきましょう。
③ホビーを使って「バトル」をする
私の好みなのですが、ホビーによるバトルこそホビアニの醍醐味だと思っています。コレクション系のホビーやロボット・トンチキ生物の日常モノも大好きなのですが、本能から涌き出るバトルへの欲求は抑えられません。
ただ……
筆者はこういったゲームが非常に苦手です。
嫌いというわけではなく、ルールを把握した上で戦術的なプレイを進めるのがめちゃくちゃに下手なんです。故に、ゲームルールを考えるなどは一生かけてもできる気がしません。
複雑(当社比)なルールを伴わないバトル形式を模索します。出来る気がしなくて冷や汗が止まらない。
④ターゲット層は小学生男女
④は、ホビーのターゲット層です。ホビアニのターゲット層は年齢に加え、男児向け、女児向けがあるかと思います。このご時世、ジェンダーをとやかく議論するつもりはありませんので、ターゲットは男女両方としましょう。
イメージはポケモン、妖怪ウォッチなど。ゲームにおいて主人公の性別が選べるタイプの作品ですね。こういうの好きです。
ここまでは、作品の基礎ですね。次に作品のエッセンスについて少しばかり補足を。
最初に、今回作る架空ホビアニにはモチーフを決めたいと思います。
テーマは「悪魔」
悪魔（あくま）とは、特定の宗教文化に根ざした善良な超自然的存在、または悪を象徴する超越的存在を指す言葉である。
⑤悪魔が本編に登場し、ホビーに関連する
アニメの世界観では、ホビーのモチーフというだけでなく、実際に超自然的存在が登場する＿＿という設定もあります。今回の架空ホビアニは、その路線でいきたいと思います。
ただ、ホビー自体は一般企業から販売されているということにしたいです。
「社長」を出したいので。←ココ重要
発生源が不明の古代種的なホビー
主人公家に伝わる先祖代々のホビー
レギュレーション違反自作ホビー
などが登場するケースもあるようですし、何とかなります、たぶん。その辺りを上手く調整していきましょう。
変化球要素を加えたい
これまで王道要素を構築していきましたが、それだけじゃつまらないですよね。……ね？
性癖のお時間です。
⑥主人公は気だるげ系の女の子
ホビアニの主人公は大抵、
三度の飯よりバトルが好きと相場が決まっていますが、近年ではクール系の主人公も少なくはありません。
そこで「今までにない斬新な主人公」として、気だるげ女子を提唱したい。
こういう子、主人公パーティーの準レギュラーぐらいにいますよね。
いつも寝ていたり、「だるい」「ねむい」が口癖だったり……。キャラデザインが秀逸で、正ヒロインより人気が出るパターンもあります。
あと、７割はピンチの時に重要な発言をするような見紛うことなき「有能」です。残りの３割は実は敵のスパイであるケースですね。いずれにせよ実力者という訳です。
気だる子(通常)「✕✕バトル？……キョーミないなぁ」
気だる子(覚醒)「君に勝つ……今、決めた」
普段は無気力だが、やるときにはやる。心の奥底には熱い思いを秘めている。こんな子が主人公の作品があっても良いんじゃないでしょうか。
その他加えたい要素
⑦クラスメート全員に名前と設定がある
「モブ」が存在しない、生徒や市民一人一人に設定があるタイプの作品が好きです。特に、クラスメート全員がネームドキャラのやつ。
色々なキャラを作れるのも魅力ですし、事情を知らないクラスメートを守ったり、あるいは協力して敵と戦う展開、熱いですよね。
委員長、博士、筋肉、双子、不思議ちゃん、お坊ちゃん、不良、熱血エトセトラ……。
多彩なキャラクターにより、作品に厚みが増す気がします。
まとめ
今回は架空ホビアニの基本的な設定、世界観を決めました。
①舞台は現代の日本
②主人公は小学生
③ホビーを使って「バトル」をする
④ターゲット層は小学生男女
⑤悪魔が本編に登場し、ホビーに関連する
⑥主人公は気だるげ系の女の子
⑦クラスメート全員に名前と設定がある
とてつもなくざっくりしています。ただ、この時点で設定を細かく決めすぎてしまっても面白くないので、今回はこの辺で。
次回から、⑤の世界観について深掘りしていきたいと思います。
お楽しみに～。
おまけ【気だるげ女子のサンプルで登場した子】
「伊森 いばら」ちゃん(３秒で考えた名前)
主人公のクラスメート。登場シーンの９割で眠っている。台詞も少ない。モチーフはいばら姫（ねむり姫）と思われる。初期の日常編でのメイン回を期に、ファンアートがめちゃくちゃ増える。
同主人公のシリーズで一期しか登場しないが、同主人公の最終シーズンでカメオ出演してほしい。当時小学生だったのが中学生くらいになって。出なくてもＩＦ系の二次創作は多そう。
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