見出し画像

文月からちょっと派生させて     ~今と昔のコミュニケーション~

こんにちは。SSKCの武部です。
暑さも本格化してきた7月。あっという間に2024年の半分が過ぎ、月日が
経つのは早いなと感じています。

さて、今回は7月の異称「文月」からちょっと派生させたお話です。


旧暦の「文月」

7月は旧暦では「文月」と呼ばれています。
その名の由来は、諸説あると言われており、七夕に由来する説や旧暦では
秋ということもあり、稲の穂が実る頃という意味合いの「穂含月(ほふみ
づき)」に由来する説と様々です。

 余談にはなりますが、
 今年の旧暦でいう7/7は8/10だそうです。
 七夕の日はどうしても梅雨時期と重なり、なかなかお天気に恵まれず
 天の川が見られないということもありますが、梅雨が明けた8月の夜空
 であれば、星もよく見えるかもしれませんね。

「文」とコミュニケーションの結びつき

文月の「文」は訓読みで”ふみ”と読みますが、意味としては皆さん想像する通り、文書であったり書物であったり、いわゆる何かしら書き記されたものを指します。

”ふみ”と呼ぶもののイメージとして古典の授業で登場した「枕草子」や
「源氏物語」などの一節が思い浮かぶという方もいらっしゃるのではない
でしょうか?
特に、恋模様を描いた源氏物語では「恋文」を通した情景が描かれていたりもしますよね。

昔は電話やメールなんて無く、通信手段が限られていた時代。
身分の異なる人と気軽に話すということもできない世の中において、
文はコミュニケーションをとる手段として現代の私たちからは想像できないくらい重要な役割を果たしていたことでしょう。

現代における「文」

現代では、手紙以外にも文明の発達によってコミュニケーションツールが
増え、利便性も高まりました。

社内においてもチャットでのやり取りやメールでのやり取りが主となり、
メモを取る時でさえパソコンでメモを取る方も多い印象です。

そんな手書き文化から離れつつある今ですが、文は人なりという言葉があるように画面上で入力した文章からもその人の癖や性格を感じ取ることができます。

noteもそのひとつです。
何度も推敲され、きれいにまとまった文章も読みやすさに読者は惹きつけ
られますが、思うままに作成された文章もまた違った味わいがあり、別の
魅力を感じます。

そもそも、なぜ文章から人となりが分かるのでしょうか?

それは、話すことと同じようにコミュニケーションのツールとしての役割を担っているからだと思います。

ただ、直接話すこととの違いとして、文章には感情が乗りづらいという特性上、自分が思っていた以上に相手に伝わらなかったり、冷たい印象を与えてしまう等コミュニケーションの齟齬が発生しやすくもあります。

おわりに

弊社の社名にはCommunicationsが入っており、コミュニケーションが信頼関係を築く源という考えのもと、企業活動を行っています。
ツールは日々進化していますが、根本にあるコミュニケーションをとることの重要性は今も昔も変わらないはずです。
デジタル時代で、簡単にコミュニケーションがとれる時代だからこそ、
日々のコミュニケーションの取り方を今一度振り返ってみるのも良いかも
しれませんね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?