見出し画像

SuperStream-NX① 導入の流れ

こんにちは、SSKCの会計グループの岩田です。

皆さんはSuperStream-NXというERPパッケージをご存知でしょうか?

財務会計の仕組みを刷新したい、というお客様にお勧めしたいパッケージです!当然、我々も導入実績が多々あります。

そこで、今回の記事ではSSKCの会計グループではどのようにしてSuperStream-NXの導入を行っているのかを簡単にご紹介します。SuperStream-NXに関する説明は他社様でも十分にされていると思いますので、今回は省略させて頂きます。

パッケージの導入プロジェクトのおおまかな流れをご紹介していますので、SuperStream-NXの導入を検討されている方はもちろん、他パッケージの導入を検討している方にも参考になるのではないかと思います。

※こちらで紹介するのは、あくまで一例です。相談内容に応じて、各お客様専用のプロジェクト計画を組み立てます。

導入の流れ

私達は会計グループなので、SuperStream-NXの会計ソリューションを担当しています。具体的には、財務会計・管理会計(GL)、支払管理・経費精算管理(AP)、債権管理(AR)、固定資産(FA)、手形管理(PN)などなど・・・。

SuperStream-NXでは、各モジュールごとに購入可能です。例えばGL、APだけ購入したい、など。購入頂くモジュール数によって、導入期間や金額などプロジェクト計画内容も変わってきます。

今回は例としてGL,AP,AR,FA,PNを導入したい場合の流れについておおまかに紹介しますね。

導入流れ

↑プロジェクトのスケジュールの一例です。クリックすると拡大出来ます。9.5か月で導入完了する予定になっています。
あくまで一例です。お客様の運用状況によって前後左右します。

・要件定義

要件定義は、仮にモジュールがGL,AP,AR,FA,PNの5つありますと、約3~4か月ほどかかります。長いと思いますか?短いと思いますか?

私が入社した当初は、正直言って長いと思いました。ヒアリングや提案という技術自体は難しいかもしれないけど、プロでもそんなに作業時間が必要になるの?と疑問に思っていた訳ですね。

いくつかのプロジェクトを体験してきた身から言わせて頂きますと・・・やはり3~4か月はかかります。週に2回、3時間程の打ち合わせをして3~4か月です。

要件定義の内容については、また別記事にて書く予定です。ここでは、要件定義では確認すべき事項も膨大であり、加えてお客様と信頼関係を築くため多くの時間を確保している、とだけ書いておきます。

・社内テスト

これは主に当社側で行う作業です。当社内でデモ環境を作成し、システムの導入がスムーズに進むように我々側でテストを行います。

5モジュールもある場合は2~3か月ほどかかります。もし、現行システムからSuperStream-NXへデータを移行する場合は、移行対象データをお客様に用意して頂く必要も出てきます。

・インフラ環境

システム導入するための基盤の設定をします。これはお客様自身で行って頂くか、インフラ環境でサポートを受けている企業様に協力を仰いで行うフェーズとなります。場合によっては私達が行うこともあります。

環境構築に必要な情報は、事前に要件定義の中で説明しています。実際の構築作業は基本的に関与しませんが、環境構築に関する相談は受け付けています。テストも含めて、半月が一般的です。

・マスタの準備、設定

SuperStream-NXを利用するためには、事前にマスタ(システムを動かすための基礎情報)を設定する必要があります。例えば、仕訳を作成するためには事前に科目を登録しておく必要がある、などですね。

このマスタの準備や設定には時間がかかります。これは主にお客様側作業なのですが、2か月~2.5か月ほどかかります。

当然ですが、各マスタの準備や設定では私達もサポートいたします!過去のシステム体系をそのまま引き継ぐのではなく、改めてベストなシステム体系を築いて、今後の運用がより良いものになるような設計にしていくことが大切なフェーズです。

・外部結合、総合テスト

マスタ設定をした後、実際に想定通りの動きをするのかを確認するフェーズです。

SuperStream-NXで実際に伝票入力をしたり、CSVデータの取込などをして頂きます。このテストを行うことで、マスタ体系の不備が無いかを確認したりします。

目安は約1か月です。他のフェーズでも言えることですが、この期間はテストに付きっ切りで取り組んだ場合の期間ではありません他の業務との兼ね合いも含めて考慮して、今までのお客様だと1か月くらいかかっていました、という意味で1か月と書いています。

・操作教育、運用テスト

SuperStream-NXを利用する予定の社員の皆さんに対して、システムの操作方法を説明します。操作方法をお伝えした後は、本稼働後に同じように実際にシステムを動かして「運用テスト」を行って頂きます。

操作方法を聞いても、すぐには理解出来ませんよね?実際に使ってみて初めて分かる、理解するという方が多いかと思います(私も同じです)。そのため、実際にテスト的に動かすという「運用テスト」の期間を設けています。期間としては1か月を設けています。

・移行

これはSSKC側作業になりますが、現行システムからSuperStream-NXへデータを移行します。現行システムを残すためSuperStream-NXへデータを移行する必要が無いという場合は、不要な作業となります。

作業としては新規でデータを登録するというものなので、作業時間としては最短で数時間、最長でも2日間程です。場合によりけりですね。

以上、SuperStream-NXの導入のおおまかな流れのご紹介でした!イメージは付きましたでしょうか?各フェーズをもう少し細かく説明した記事も書く予定ですので、よろしければ見てみてくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?