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548プーチンによる世界終末の脅しへの対応策 腹を括り、覚悟を決めることだ

ウクライナ軍や義勇兵の頑張りで、戦争は長期化しそうだ。そうなるともともと義がないロシア軍兵士の間に厭戦気分が高まってくる。ロシア国民も偽のプロパガンダに乗せられていたことに気づく。
そしてプーチンの退陣運動になるわけだが、彼が辞めれば済む問題か。そうはいかないはずだ。失われた生命、財産をどう補償するのか。プーチンには22兆円の個人財産があるとささやかれているが、それが事実であったとしても、それを吐き出して許されるものではない。
ではプーチンと側近は何を考えているか。次の記事をあった。一言で言えば、ロシアが保有する核ミサイルをすべて打ち尽くして、地球を道連れにするつもりだというのだ。
プーチンが「暗殺」されたら即発射か…ロシア「核報復システム」の危ない実態(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/3) (ismedia.jp)

脅されているわれわれはどう考えるべきか。
脅しに屈してプーチンの主張を容れ、ウクライナを差し出すのが一つ。だがこれは愚策というのが歴史の教訓。プーチンに倣えという者が核兵器をちらつかせて脅し始める。わが国の周辺にもいるし、中東などにもいる。
そうすると二つ目の選択肢、「テロに対する妥協はあり得ない」の論理を、核の脅しにも適用するしかない。要は決断できるかである。
決断自体はきわめて簡単。人にはそれぞれ寿命がある。しかしプーチンのせいで、今回、世界の何十億人が一度に死ぬ。もう少し生きて、がんか肺炎で死ぬはずだったが、それが早まった。そう考え、思い出の整理に取るかかることだ。

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そしてもし少しでも生き残る人々がいて、もう一度世界を開くとすれば、独裁体制がいけないという教訓を生かすことだ。その点で、民主主義と政治的自由が「普遍の政治原理」であることを噛み締めることになるだろう。
現実にはプーチンを排除するのと彼が核のボタンを押すのとどちらが早いかの競争になる。前者が先んずれば、ありがたいことに今回は人類絶滅にはならない。だが、歴史に繰り返す。絶滅兵器を掲げて世界を脅す政治リーダーは出て来よう。核兵器のほかに、ウイルスを使う生物兵器、サリンなど化学兵器…。何が出てくるか分かったものではない。プーチン排除では根本解決にはならない。同様の専制者をすべて追補しきるまで真の平和はあり得ないのだ。「自分の権威が損なわれるくらいなら世界を道連れに滅びてやる」という手合いが政治リーダーになれる道をふさいでおかなければならないのだ。
権威的な政体、独裁的な政体、政治信条の許さない政体を存在させないことが、唯一の防備策ということになる。具体的にはどのような国の政体が該当するか。一つの目安は、先般のロシア批判国連決議に反対ないし棄権した国々である。

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