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高齢者は「固定費」を節約せよ

物価上昇が気になるこの頃。1円でも安い商品を探してスーパーを行ったり来たりすることになる。
それはNGであると著名な経済ジャーナリストが述べている。なるほどと思ったので、感想を加えて紹介しよう。
節約術とは「無駄を排すること」である。
高齢者の無駄の最たるものは”スマホ”。
「メールをしてたまに動画を見るくらいなら格安スマホで十分である」
 そのとおりだなあ。こちらからメールする要件は滅多にないし、送られてくるのは迷惑メールか、詐欺メール。面倒くさいから数週間放置して、気がついたときに一括削除。また動画を見るにはスマホ画面は小さすぎる。
格安スマホへの切り替えで年10万円くらいの節約になるという。計算してみたらたしかにそうだ。

ほかに起きな節約術は?
回答は「離婚しないこと」。
数値を挙げて説明している。合計で月に20万円の年金をもらっている夫婦が離婚すると、バッサリ二分割。それぞれ10万円で生活できますか?
そりゃ無理だと理解できる。離婚を持ち出されないよう気遣いしなければ。
この場合、世間を憚っての「仮面夫婦」では意味がない。生計の完全一体化でなければ節約効果はない。

次に生命保険を解約しよう。扶養すべき子どもは独立しているから、あなたの死亡で生活に支障をきたす家族は配偶者以外にいないはず。
自分の場合、若い時に掛けていた生命保険は満期終了しているのだが、うまいこと言いくるめられて継続してなんらかの特約に入っているようで、毎年かなりの保険料を払い続けている。その分返戻金がたまるからと言われたはずだが、資料を見たら減っている。低金利政策の影響らしい。どうやったら完全解約できるのか、生命保険会社の電話番号を探さなければ。。

民間の介護保険や医療保険加入は考えものであるという。この点は実行済み。正確に言うと勧誘されたが、いまだに加入していない。結果オーライ。終末状態になったら苦しませずに逝かせてほしい。胃ろうなどボクは絶対に嫌。自由意思で判断できなくなったら、自分の人生であると言えないと思うから。

自動車を手放そう。これもよく分かる。自動車税に車検に駐車場。東京の場合、公共交通機関が発達しているし、贅沢と思っているタクシーの方が自動車保有よりも総経費では安上がりになる。頭では分かっているが、踏ん切りがつかない。こればかりは外部圧力の後押しが必要だ。
「税」政策が要領を得なくて人気低迷の一因になっている岸田総理にアイデアを提供しよう。この際、「駐車場税」を作ってはどうか。
売上げと同額の税を課すのだ。単純に考えても世の中の駐車場料金が2倍になる。これではたまらんと違法駐車は増えるだろうが、見つけ次第レッカー移動して返還する際に50万円ほどの費用を徴収する。違法駐輪の撤去自転車の返還手数料が5千円くらいだから、その百倍というのが金額の根拠。
「高いから取りに行かない」という者については、公共道路等不法占有罪を作って百万円以上の罰金を徴収する。

固定費の最たるものは「生きていること」。税金を論じたついでに整理すれば、税として簡便なのはサッチャーさんも提唱していた人頭税。長生きも生計手段があってのこと。固定費で節約のしようがないのが税。人頭税を払いたくない高齢者のために、完全自給自足の治外法権地として、どの自治体にも属さない姥捨て村を制度化するのも一案かもしれない。この村に入るか、自分で人生に区切りをつけるか。人頭税は自身の終末のあり方を考えるきっかけになるだろう。

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