2023年個人的にヒットしたゲーム②

2023年個人的にヒットしたゲーム①に引き続き、今年やったゲームの中で特に記憶に残っている物を挙げていこうと思う

Shadows of Doubt

ボクセルグラフィックで表現された3Dの世界で探偵となって
様々な依頼を解決するゲーム

アーリーアクセスなのでまだまだ未完成だが
特に殺人事件の捜査には他のゲームでは味わえない面白さがあると思う

プレイヤーキャラクターは殺人事件が発生すると現場に赴き、警察が来る前あるいは去った後(※警察と協力関係にあるわけではないので現場にいる所を見つかると犯罪者になる)に死体や周辺をチェック、関係がありそうな指紋や凶器、メモや落書きを見つけて関連付けを行い、更には被害者の人間関係を洗って少しづつ犯人を追い詰めていく

集めた証拠や証言は自動的にノートに記録されるが、これらを自由に紐づけて独自の捜査マップ(下記画像)を作成する作業が最高に楽しい!
この捜査マップを作って「次は何を調べるか…」とウィスキーでも飲みながら考え猟犬のように犯人を追跡していく過程を楽しむ、そんな一作だ

見つけたものはメモに書かれ、必要だと思う物を抜き出して自由にピン止めしたり線でつないだりすることができる

殺人事件の犯人は街に住む住人の中からランダムで決められるものの
今の所は動機となるパターンが3つぐらいしかないので慣れてしまうと簡単だが、将来的には更なる動機がサポートされるとのことなので正式リリースが待ち遠しい

Jagged Alliance 3

日本語化されるされると言いつつ日本語がサポートされていない期間が続いていたが、最近漸く日本語が公式サポートされたSLG

結局俺はこういうマス目があってターン制で進めるタイプのSLGが好きなんだよね、XCOMしかりBattle BrothersしかりPhantom DoctrineしかりJagged Alliance 3しかり

Jagged Allianceシリーズの最初は「アクション映画のお約束」(主人公に敵の弾は当たらず、逆に主人公の弾は百発百中など)を完全に廃するとどうなるか、みたいなコンセプトで始まったブラックユーモア強めの作品だったけどナンバリングが進むにつれてそういうカラーは薄まり、3ではそう言うのはあんまり出てこない(まぁ敵は相変わらず強いんだけど)

ゲーム内容は大統領を監禁して実権を握った軍人が独裁している国に大統領の娘から依頼を受けた傭兵が大統領の救出と独裁政権の打倒を目指して戦うという内容だ

マップは戦略マップと戦術マップの2つに分かれ、マス目で分れた戦略マップを進み、戦闘が始まると戦術マップに移動して戦う事になる

戦略マップを移動したり待機コマンドを実行すると時間が流れ、数少ないながらも時間制限ありのクエストが存在するのでぼやぼやしてると失敗扱いになるので注意してほしい

傭兵は複数雇えるけど傭兵間には相性があって極端に悪いと色々面倒なのではあるが、最初は雇ってみないと分からないのでこの辺が面倒臭い
また特定の性質を持つ傭兵がいないと進まないクエストや、選べない選択肢もあるのだが選択肢は兎も角クエストが進まないのが面倒だ
(あ、更に傭兵には1週間ごとに給料を払う必要があります)

銃を撃つのにも弾丸が必要で銃によっては銃弾が中々手に入らないので苦労するし、ぶっちゃけたはなし性能的に死んでる銃のタイプも多いのでこの傾向には更に拍車がかかる
また攻撃には命中率が設定されているので弾が外れたり、スキルが低いと手榴弾が狙った場所からそれたりと戦闘面はかなりシビアな出来に仕上がっている

そんな難易度高めのゲームではあるが、シナリオは結構面白いし戦闘も慣れればなんとか行けるんでなんだかんだで3周ぐらいはしてしまった

MODのサポートもあるので難しすぎると思うならMODありで難易度を下げつつ楽しめる、そんなゲームです
(定期的にグレネードランチャーの弾を自動的に作成してくれる傭兵とかオススメ、いやあ強いよあれは)

恐怖の世界

これも数年前から日本語サポートすると言いつつ放置されていたゲームだけど、10月ぐらいに念願の日本語サポートがされたので買ってみた

クトゥルフ的な世界観で基本的には選択肢を選びながらクエストを進めるタイプのアドベンチャーゲーム、当然SAN値的な物があるので発狂しないよう注意してください

このゲームは何かヨーロッパの医師が一人で作ってるらしいんだけど、どこで仕入れたんだって言うぐらい日本の古いサブカルネタが散りばめられていて、そう言うのを探して出してニヤリとするのも結構楽しい

しかしこのゲームの最大の特徴は白黒であらわされるグラフィック、首吊り気球なんかでお馴染みの伊藤潤二氏テイストの不気味な生物たちだ

生理的に嫌悪感が来るような生物や化け物が昔のPC88時代を彷彿とさせるちょっと解像度低めの画像であらわされるのだが、これがヤバいくらいに不気味で怖い(ピクピク動いたりするし…)

ゲームを進めるごとにアンロックされる機能があり、段々とキャラやシナリオが増えていくのでちょっとホラーゲームしてみるか、と言う人にはお勧めの一作です


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