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AMラジオの音質(Panasonic RF-NA35-S:通勤ポケットラジオ)

出先での待機時間用にと購入。後日改めて書きますが、RF-P55が少し大きくて車でなく荷物手持ちの移動用にさらに小型の物が欲しくなって所望した物です。

出先で小さな物を頻度高くなくします。SONYの名刺サイズのポケットラジオ、少なくとも3台は過去に買ったことがあるのですが、すでにどれも手元にありません。そのような理由で、1万円前後で売っているそれらの後継高級SONYは今回は選択肢から外しました。

某量販店で3380円。ELPA、オーム、等の1000円前後の物ととても迷いましたがPanasonicのブランドに期待して此方を選択。

....残念ながら期待にはあまり添えて貰えるような製品ではありませんでした。音質は、サイズ小さいスピーカーから想像できるまろやかさの片鱗の無い艶の無いものなのは仕方が無いことなのですが、右肩にある同調ダイヤルが粘りのある感触である上に、ポケットに入れたときの接触ずれを防止するためか、指でも動かしづらく、なんとなくねっとりとしたバックラッシュがあります。最近のラジオに装備されている、アナログ式なのにデジタルチューニング(受信幅拡大とパッケージに記載)を備えているようですが、同調インジケータを点灯させるのは至難の業です。おまけに、特にFMは、80MHz前後の局が集中している帯域を分離して選局するのが難しいです。具体的に言うと、80.4MHzのAIR-Gと81.3MHzのさっぽろ村ラジオは同調ランプを付けられますが、82.5MHzのNorthWaveを聞くのはほぼゲーム的な感覚で成功させなければなりません。FMの聴取範囲をワイド化するときに何か無理が生じたのでしょう。

このような感じで、アナログラジオである程度の音質を求めるときに必要なダイヤル選曲作業がとてもしにくく、適切に周波数設定できているのかのトライアンドエラーに気を遣わざるを得ないこの機種は、気軽に側で鳴らしておくラジオと言う自分の用途にはあまり適切な選択とは言えなかったです。パッケージを開けて10分程度での印象ですから、後日評価が変わるかも知れませんが、変化があればまたそれはその時に。

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