世界一流エンジニアの思考法を読んだ(第1~3章)
第1章から第3章までの途中まで読んだ内容を記載。
どのページにも重要であろう思考法や、著者の職場でのリアルな経験談の記載があり、読み返すたびに発見があるだろう。
第1章 世界一流エンジニアは何が違うのだろう?-生産性の高さの秘密
第2章 アメリカで見つけたマインドセット -日本にいる時には気づかなかったこと
第3章 脳に余裕を生む情報整理・記憶術 -ガチで才能のある同僚たちの極意
頭のいい人との脳の構造は変わらない。異なるのは脳の使い方。
脳の使い方とは、具体的にどんなこと?普段から何を食べるようにしたらいいのか?
思考の習慣(マインドセットが異なる)
一流は生産性が高い = 頭脳の使い方に因る
物事への捉え方が異なる
1つ目のマインドセット -Be lazyであれ(怠惰であれ)-
より少ない時間で価値を最大化する考え方。が根底にあるようだ。
脳になるべく負担をかけず、重要なポイントで脳を稼働させるようにする
全部できなくていい。優先事項の捉え方。リストの中から優先事項を捉える際、それぞれに順番をつけるのでなく、その中から一つをpick upする。(2-8の法則の理解)
時間を固定してその中で価値を最大化する。
Be lazy達成に必要な習慣
・望む結果を達成するため、最低限の努力をする。
・不必要なものはなくす。
・簡潔さ。
・優先順位をつける。
・時間や費やした努力ではなく、アウトプットと生産性に重点を置く。
・長時間労働しないようにする。
・物理的にやることを減らす。
2つ目のマインドセット -リスクや間違いを快く受け入れる-
人はどうしても失敗する生き物であることを、まず、受け入れている考え。
ビジネスシーンでのリスクを受け入れるとは?
・失敗から学ぶ態度。
・Fail Fast(早く失敗する)。
・全員に「現状維持」や「標準」を要求しない。臨機応変を推奨する。
・非難や恐怖感のない環境。
Fail Fast
リスクはチャレンジしないほうが高い。まずはトライ。フィードバックを得て、間違いを修正していく。
挑戦⇨失敗⇨フィードバック⇨修正⇨挑戦、、、
このサイクルが速いほど価値がある
理解について
頭のいい人も理解に時間がかかる。時間をかけて基礎を積み重ねることで理解していることが増え、他の問題にも応用が効く。(ああ、あれで言う、これだよね。)シンプルな日々の積み重ねが一番強い。偉大な習慣を身につけたプログラマになろう。
理解の3要素
1. 構造を掴み人に説明できる
2. いつでもどこでも即座に取り出して使えること
3. 知見を踏まえ応用が効くこと
理解し記憶する上で大切なこと
記憶する為に有効な方法は、思い出そうと頑張ること。
クリアに説明できるように時間をかけて言語化する。
ノートやパソコンを使用せずに頭の中で整理する訓練(メンタルモデルを用いる)すぐにメモらない。他人に説明することを前提として話を聞きながら頭の中で整理する。文章を書き出して考えるのでなく、頭の中で考えて、整理し終えてから書き出す。
脳の記憶力を効率的に使用する 記憶力を効率的に活かす為には、①理解する②記憶する③反復する
長期記憶にへの移行。翌日、1週間後の復習(エビングハウスの忘却曲線)
ブログを書いてみることが最良の手段の一つ。
コーネルメソッドを用いて日報を書く
コーネルメソッド
1. ノート欄 ノートを取りながら学ぶのではなく、学んだことを後から思い出しながら要点を書く。
2. キュー欄 学んだことにつながる質問を書く。
3. サマリー欄 後日振り返った時に要点を書く。
メンタルモデル(思考のフレームワーク)を作ること
自分の業種・業態に合った思考の枠組みを学んだり、経験したりして、自分なりの脳内イメージをつくり上げることができれば、頭の中で考えを整理したり、問題発見に至るプロセスが大幅に高速化する。(トヨタのなぜなぜなど)
理解度の指標となるもの
生産性とはレベル1をいかに増やすことができるか。
今の自分では解けないものなのかどうか、見極めることも大事。⇨レベルを下げる。
レベル1:何もググらずに即座に実装できるもの。
レベル2:問題をどう解決するかはすぐに思いつくが、具体的な方法は忘れているので、ググる必要があるもの。
レベル3:自分は解法を知らないが、スパイクソリューション(課題把握のための大まかなプログラム)をしたらできそうなもの。
レベル4:自分だけでは解決が難しい、もしくはものすごく時間がかかるもの。
物事の捉え方・接し方感覚による決めつけを避け、ファクトを積み重ね事実検証をする。
いきなり手を動かさない(思いつきによる試行錯誤は悪)
頭の中で設計を描き、関係性や動きをイメージする。
小さなドキュメントをコードの前に書く。
いくつかの仮説を立てる。その仮説を証明するための行動をとる。
自分のメンタルモデルを使って仮説を立て証明する。
マルチタスクは生産性が悪い
どんなすごい人でも、時間がかかることはかかる。焦らずに時間をかける。
30分から1時間を割り当てたら、そのこと「のみ」に取り組む。すぐに終わらないものは、人に問い合わせるなど、物事を進めておいて、待ち状態にして、次のタスクに進む。
一つのことをやっているときは、他のことは一切せず集中する。
一つのタスクを中断する場合、次に再開するときに、すぐにその状態に戻れるように記録したり、整理しておいたりする。
タスクの残骸は消しておく──例えばブラウザのタブは、そのタスクが終わったら閉じて、必要なものは記録する(そうしないと、気移りしてしまう)。
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