Flow

全ての風は流線形
僕は君に恋していた
だから風のように軽く走れてた
前を向く
飛んでくる敵からの攻撃を軽々とよけながら疾走する僕を
君に見せつけたかった
愛してるって言葉は
こういう時に叫ぶんだぜって
大声出して証明したかった
そんな僕の色は風色になり空色に融けて
透かしの入った1万円札よりも透明な青春は
今もあの公園のごみ箱に入ったまま
誰にも見つけられず
新しい大地の一部になっているのさ
僕は緩やかに滑り出し
そして再び風にかわる
サンキュー
君に向かって走った時の疾走感と気持ちよさを
僕は忘れない


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