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雨が降ったあとの

土砂降りの雨

誰かの心象風景なのか

小説なら主人公は

窓の外をぼんやり見ながら不安に揺れていたり

外でびしょ濡れになりながら雨に打たれて叫んでいる

でも今日の僕は電車の中で

さっきまで指していた傘にズボンを濡らしながら

グショグショになったスニーカーから

足を移動させるたびににじみ出る泥水に

気分を悪くしてる

物語のような雨降りの日なんて無いものだ

でも、雨が止んだ後の匂いには

なぜか明日への希望を感じるのが不思議だね

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