藤紫の狂気

藤紫の権力は心地よく響く

高貴というが

何が高くて貴いのか

誰かを貴ぶ心は清らかだが

求めた瞬間に狂気となる

藤紫色の煙がまるで日本画のように漂ってくる

権力の裏付けは力でしか無いのに

その正当性を語るなかれ

生まれを語るは

死者の言葉を騙るに等しく

その言葉を心で聞くものはいないだろう

なのに

藤紫の狂気が始まっている

かつて神だった人がいる

神になりたいと思えば

神は遠ざかっていく

人よ

神を騙るなかれ



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