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アウトプットの評価を左右するのは何か

この記事はわたくしセムが主宰するUdemyアウトライナー講座の受講生に向けて書かれたものですが、アウトライナーに興味のある方であればどなたでもお楽しみいただける内容となっています。

こんにちは、アウトライナーをこよなく愛するセムです。

いろいろアウトプットをやっていると、いい評価もあれば手厳しい評価もいただきます。アウトプットへの評価を左右するのは何か、ということについて考えていたところ、その答えにつながるヒントとなりそうな記事に出会えたのでシェアします。アウトライナーでアウトプットする、ということに関してもつながるので、ぜひ読み進めてみてください。

文章全体がとてもいいものなのですが、今回刺さったのはここ。

もう一度、確認しよう。あらゆるツリー構造のコンテンツは、もともとネットワーク構造だった情報を「変換」(そう表現していいだろう)して生まれたものだ。つまり、基盤はネットワークにある。

だからこそ、まったく同じような内容を持つコンテンツでも、さまざまな表現の仕方が存在する。ネットワーク構造をツリー構造に変換する手立ては一種類とは限らないからだ。

この変換に、近しいものを挙げるとすれば、「次元を落とす」になる。3次元のものを、2次元にする。物体を切断する。そこにあらわれる「切り口」が一つひとつのコンテンツである。

これには思わず膝を打ちました。

アウトプットするというのは、頭の中の情報を外に出すこと。ですが、本来はネットワーク上になっているのでそのまま出しても伝わりません。だから外に出す形にするために、ツリー構造(つまり、アウトライナーで表示される形、Tak.さんはこれをリニアと表現した)に無理矢理にでも落とし込む必要があります。

「情報をアウトライナーに入れる」とは、フリーライティングや箇条書きなどのアクションを通じてネットワークの一部を切り取り、ツリー構造に変換すること。

やっと言語化できました。

その切り口をどうするか、これがアウトプットのコンセプトになる。わたしの講座内での言葉を借りるなら、最上位階層が決まるというやつですね。

その後、アウトライナー上で並べ替えたり階層をつけたりするわけですが、整理の過程でもともとはネットワークの中にあったけどツリーにする時点で落ちてしまう情報というのが必ず存在します。(切り落としているのだから当たり前といえば当たり前ですが)

問題は、アウトプットへの評価というのはこの「落ちてしまった情報」が握っているということ。ここの一致、あるいはズレにより伝わりやすさやアウトプットへの感情が左右されてしまうのです。(前者は共感を、後者は不信感を招く)

アウトプットに出てない情報で評価が決まるなんて、なんて理不尽なんだと思うでしょうが、これが現実です。実際このnoteを読んでいるあなたもこのコンテンツに対し、そういう感情を今、感じているはずなのです。

(できれば好感であってほしいけど)

作る側から言わせてもらうと知らんがな、という案件ではあるのですが、対価として金銭をいただくコンテンツ(noteやUdemy講座だけに限らず会社での資料作成や提案書等もこれに含まれる)を作っている以上、そうも言っていられません。

だからみんなメルマガやってみたりブログを書いてみたりと、他のメディアを使ってネットワークの一部を他の形で出し、「落ちてしまう情報」をカバーしようと日々努力を重ねているのだな、と。

そういう意味ではマルチメディア戦略というのはありなんだなと思いました。

アウトプットを行う際には、ぜひこのことも頭の隅っこに入れておいてもらえると嬉しいです。



読んでくれてありが豆m(_ _)m よりよいコンテンツ作りを目指していきます。