なんでもやりすぎて自分の職種なんなのか分からなくなったら、勝手に名乗ればいいという話

少し前に、転職活動をしてい時に感じた悩みとして

・職種、俺は何を選ぶんだろう

というものだった。

というのも、自身のやってきた仕事として、Webスクール講師とその営業から始まり、ECサイトの編成(デザイナー)、モバイル広告の作成、雑誌広告の作成、法務、iOSアプリエンジニア、SES営業、研究開発(VRやロボット)、サービス企画開発 という、今書き出してみると一貫性のない流れに乗ってきた。

これは自ら選んだものでもあるし、その時の周りから望まれたものでもあったと思う。

そうやってやってきた時に「ここ最近はWebやってきたし、Webエンジニアに応募してみるか」とおもって求人に応募してみようかと思うと

「自身は世に言うWebエンジニアほどエンジニアリングができるとは思えないなあ」

という気持ちに陥る。じゃあ「企画はどう?」と思うと「うーん、そうなるとやっぱりそれのキャリアを貫いてきた人には劣るし、それを名乗るのもおこがましい気が」とも思うし「今更デザイナーといってもなあ」などとかも考えることになってしまう。

望まれることは仕事としてこなしてきて、「なんでもできる」なことを望まれてやってきたが、採用情報などをみると「この職種募集!!」とか書いてあって「ん?俺は職種何だ?何ならできるんだ?と言うか俺のやってきた仕事に職種なんかあったか?」と言う状況に陥った。

会社は何でもできる人を望んだが、募集に対して「何でもできる人!きて!」なんて書けるはずもない、そりゃそうだ。

だけどそこで「うーん、じゃあ俺は何の職種?俺は何者?」という、定義したがりの自分に対しての疑問がムクムクと大きくなり、何だか自分を悩ませる結果となった。

それで悩んだ結果として、個人事業主になり「トランスレーター(翻訳者)」と名乗ったりしている。

これは、デザインもやってきたし、開発もやってきたし、企画もやってきたし、大体の現場の製作には関わってきたので、それらの職種人たちの真ん中に立って意思疎通をしたり、まとめたりする人、と言う意味を込めて勝手に自分で名乗ることにした。

なぜかと言うと、僕が仕事として聞き出して、理解して、噛み砕いて、また説明して、コミュニケーションのギャップを減らして、考えをクリアにする、というのが僕のやっていたことで、それを価値として評価してくれた人がいたから。(Tさんありがとう)

それってマネージャーじゃ?とかディレクターじゃね?みたいなことを思ったりもしたけど、自分の中でしっくりこなかった。管理したり、指し示したりするのがうまいわけではないなーと感じたからだ。

また、おそらくこう言う「何でもやってきたけど俺は何ができるんだろう」という悩みを抱えている人は意外と多いのでは?とも感じる。と言う過去の悩みを話したら意外と「わかるー」と言う人は多い。

エンジニアだと
「なんでもやりすぎて俺は何エンジニアなのか分からなくなってきた」
「何でもできるのなら”フルスタックエンジニア”と名乗ればいいじゃんとか周りが言うけど、そんなに何でもできるわけじゃないし、なんかおこがましいような」
とかとか考えたりね。(というか考えてた)

なんかそう言う時は、自分で名前をつけて名乗っちゃえばいいのだ、と言う結論に僕はなった。
「ハイパーメディアクリエイター」が突然現れたのと同じように、自分がしっくりくるものを名乗ってしまえばそれでいいんじゃないかなって思う。

会社の名刺についているものなんて結局はわかりやすく説明するための記号に過ぎないわけだし。

追伸:この記事を書くきっかけをくれた、Kさん、どうもありがとう。遅れたけど書いてみました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?