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リモートワークってサボるんじゃないの?っていう心配に対して思うこと

なんだかんだ1年間リモートだったり常駐だったりを繰り返している私ですが、よく企業がリモートワークを取り入れない心配ごとに「サボりそう」っていう声があるように見えます。個人的な目線での話だけど、それについて思うことがあったので記しておきます。

横のラインのサボり「不公平」と、縦のラインのサボり「資源効率」がある

横のラインで言うサボりは「不公平感」が多いのではと思います。

・「俺は真面目にやってるのにあいつは仕事もせずにサボっててイライラする」
・「それでも同じ給料もらってるとかマジでムカつく」
とか言う例。

縦のラインのサボりは「資源(お金や時間や人)効率」

・「金を払っているのに相応の仕事をしていない」
と言うところ。

よくあるサボりかサボりじゃないかの例「たばこ」

不公平感っていうのはずーっと課題で、よくあるのが「たばこ」なんですよね。

「たばこ吸ってる人は喫煙所でサボってるのにそうじゃない人たちはそんな時間がなくてずるい!」

っていうのはよくある話です。

たばこを吸わない人からすれば、喫煙所は「見えない」場所で
・「サボっているのでは?」
・「大事な時にたばこを吸いに行ってて仕事が前に進まなくてムカついた」
なんてことがよくおきます。

でもたばこを吸う人たちは「あれはコミュニケーションだしそこから仕事が進む場合もある」という有用性を掲げるわけだけど、その有用性が理解できない人から見れば

「たばこを吸う人同士だけで話が進むのはわけわからんし、中毒だからってたばこって行為が許されてるっていうのもわからんわ」

ともなるわけです。

知らないし、見えないから理解できない。なんか優遇されているように見えるから不公平感がある。なんならタバコの煙嫌い。みたいなかんじで攻撃の対象になってしまう。

しかしたばこを吸う人たちはサボっているのか?

私はたばこを吸わないので現状はわかりませんが、コミュニケーションになるのなら仕事に役には立ってないとは言い切れないと思います。

なので、横のラインからは「不公平」と言う声があるが、縦のラインとしてはこれがなくなると「資源効率」が悪くなってしまうからなくせない、と言うことも起きているのでは、と考えています。

こういう「サボってる説」と「サボってない説」が会社の近くでも発生しているのに、そもそも家で一日中仕事するなんてできるわけないやん!となるのもまあ無理もないのかな〜と思います。

じゃあ「サボる」って定義してルール化できるの?

上の例で行くと、タバコはそのタテヨコの天秤に乗せて「OK」ってしてる会社もあれば「タバコ吸う人は雇いません!」なんて会社もある。

なので定義というのは難しくて、様々な主観や言い訳が飛び交う水掛け論になってしまう。んで結果思考停止して「ルールにできないからやーらない」という感じになっちゃう。

でもサボるサボらないではなくて
・不公平感がなくて
・資源効率が良い
って方法ならばあるいは解決できるのでは?と言う気もしますよね。言い出した手前そんなものあるのか?とも思いますけど。

結局はルールではなくて、周りが認めればいい「人の間」の問題なのでは

ルールかができないならやらないとではなく「あの人なら大丈夫だよね」っていう信頼関係がその「サボり」の怒りから抜け出せるものじゃないかって思います。そもそもそれはサボりじゃなくて必要なことだよねってなることができればハッピーなわけで。

もちろん、それを認められた人もその信用を保ち続ける努力が必要なので、良い仕事をし続ける必要があります。

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家庭や体調の都合で出社が難しくなり、リモートを認めてくれるようかけあったが認めてくれず、会社を辞めなくてはいけなくなった、っていうのが会社への信用を失う

余談ですが、上記のような事を聞くと悲しいなって思います。

会社に長い事貢献してきた人が、ある日体調を崩して通勤が厳しくなり、会社に掛け合ったところNGだったっていう例です。

家でもできる仕事で、会社にい続けたいっていう社員側の気持ちと、効率やルールや前例を作るかなどを天秤に乗せて考えた結果、「すまんけど認められないので辞めてください」っていう結果になってしまうと「残りたい」「なんとか仕事がしたい」と言う気持ちを蔑ろにされてしまって正直円満には退社できなくなっちゃいますよね。

むしろ「こんなに頑張ってきたのに、結局助けてくれなかった」という怒りが膨らむことになり、信用がいっきに失われます。

「楽したいからリモートさせてくれ」って話じゃなくて、しんどい状況だけどなんとか仕事がしたいんだ!っていう助けを求めていて、それを蹴り倒す感じになるんだからそうなるよねっていう。

リモートワークっていう働き方が一般的な言葉になってきた今、それを掛け合う人たちも増えてきていると思います。

社員に優しく接することが会社の全てではないと思うんですが、頑張りを見せてきた人、結果を見せてきた人に対してはある程度寛容にできる世の中になっていくと良いなあと思います。

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