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【囚人】を自覚するまでの道程

前回は、子供時代の「性」への目覚めをお話しました。
高校卒業後、県外の短大へ進みそのまま就職。
当時、どのように暮らしていたか振り返ります。

🐈‍⬛一目惚れを経験した事はありますか?
    私が初めてそれと感じたのは、高校時代に
    毎朝通学の電車で出会う他校の男子だった。
    ただ遠くからいつも見るだけで、自分から
    アプローチをする事はなかった。
    したいとも思わず、見て楽しむ事が
    心地よかったから。

     その後、短大に進み初めての一人暮らしを
    満喫していたら、毎日勧誘に来ていた男性と
    親しくなり世間話をしていると突然、強引に
    キスをされ、そのまま部屋に入って来た上に
    着衣で犯され、処女を奪われた。

    突然の行為に驚きはしたが、狭い部屋で
    壁に頭を打ち付けられながら、正常位で犯され
    続け、声をあげる間もなく抵抗出来ないまま
    終わっていた。初めての体験に、声も出せず。
   
    「気持ちいい」を感じる事も出来ず…更に
    実はそこに何一つ感慨深いものなどなく、ただ
  「初体験って、こんなものか…」という
    気の抜けた感情しかなかった。
    幸いな事にその彼は何日か後に姿を消して
    くれたのでホッと安堵したのが事実。

    そんな出だしを無かったかのように、すぐに
    立ち直った私は、またもや一目惚れを突如
    経験する。見た瞬間に痺れた。ビビっとくる
    あの感覚が深かった。

     お相手は、隣接する大学の1つ歳上の方で
    いつもお昼の食堂や構内の庭園、駅へ向かう
    道程、彼の友達がたまたま私の部屋のお向かい
    に住んでいたり…など何故か毎回これでもか!
    という程、偶然に偶然が重なり、出会った人。
    自分からアプローチはもちろんしない。なのに
    どちらからともなく近づきお付き合いできた。

    この学生時代は、この方以外とお付き合い
    することも無く、一途にこの人と結婚とか
    するんだろうか?などと考えていたと思う。

    まだ、この頃は至って普通の恋人同士であり
    「恋愛」そのものに憧れを抱いていたから。
🐈‍⬛結婚への漠然とした憧れ🐈‍⬛

🐈‍⬛私が先に就職した事で、生活が一変し、
    半同棲状態だった彼との生活もすれ違うように
    なった。

     仕事柄、全国への出張が続く毎日で家には
    着替えを取りに帰り寝るだけの日々。
    そうなると、仕事関係の方々とばかり交流が
    増えた。周りは異性ばかりという職業だった事
    もあり、彼女持ちの先輩や、出張先の仕事関連
    で知り合った方々と少し大人の遊びを始めて
    しまった。その大人味を知ってしまうと、まだ  
    学生の彼が、どうしても幼く見え置いてけぼり  
    にしてしまうという事態に陥る。

           🐈‍⬛ be continued 🐈‍⬛

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