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【you+】才能とは自分自身を信じる力だ

2015年2月…
私にとって命の恩人だと思っていた人が、
突然空の向こうへと旅立ってしまった…。
あまりにも突然の出来事で、
3日間泣き続けたことを今でも鮮明に覚えている。
もちろんそんな状態で何をすることも出来ず、
ただ日々を過ごすだけで精一杯だった。

2015年5月
3か月が経ち、「このままではいけない」とようやく思えるようになった。
「何か夢中になれることを始めよう」そう思った時に心に浮かんだのが
『英語学習』だった。
なかでもTOEICは、学生時代から新社会人の頃に、就職活動・転職活動で有利になるスコアを取るため必死に取り組んだものの、なかなか目標スコアに辿り着けず、途中で諦めてしまっていた、という経緯があった。
元々の性格が負けず嫌いなことも相まって、「自分の思い描くスコアを取れるまで頑張ってみよう☆」と英語学習、主にTOEIC学習を再開。
再開してすぐに過去のスコアは更新したものの、その先が中々伸びずに悩んでいた。

2016年8月
ネットを見ていたら、『TOEICパワーアップセミナー』が開催されるというお知らせを偶然見つけた。
独学での勉強に限界を感じていたこともあり、とても興味をひかれて、
申し込んでみることにした。
どちらもTOEIC界では著名な方だったため、
申込スタートからたった1分で満席に。
そこに記されていたふたりの講師、そのうちのおひとりが…

濵﨑潤之輔先生


私に『you+』を与えてくれた方である。


お名前こそ、TOEIC関連の著書やセミナーで存じ上げていたものの、
完全に雲の上の存在。
勇気を出して、おそるおそるSNSのDM機能を使い、
ご挨拶のメールを送ってみる。
すぐにビックリするほどご丁寧なお返事をいただき、感激。
そして、いただいたお返事の内容が、強い意志と熱量が込められていながらも、とてもあたたかく優しさに溢れていた。
「この先生の指導を受けたい!」
と思った瞬間である。

セミナー参加後も、幸運にも個人的なやり取りを続けさせていただくことが出来た。
その中でいくつものアドバイスと後押しを受け、
それまでずっと停滞していたスコアは何と100点もアップ!
自分の中で目標としていたスコアも、クリアすることが出来た。
そして私は、次の目標を更なるハイスコアへと設定する。
TOEIC全受験者のうち、約5%と言われる領域のスコアである。
「せっかくやるのだから、もっと上を目指したい!」という思いで、
勉強を継続。
ところが、そこからの道のりが実は果てしなく遠かった…。
俗に言う『壁』というものである。
私の前に立ちはだかった『壁』はかなり分厚く、とても高いものだった。

そこでまた幸運にも、濵﨑先生の講義を直接受けるチャンスにも恵まれた。
スコアは上がらず悶々としてはいたものの、先生の期待に応えたくて、必死に勉強した。
おそらくこの頃の私は、人生で最も勉強をしていたと思う。
仕事時間以外の全て、プライベートはほぼ英語学習に充てていた。
でも…なかなか『壁』を超えることは出来ずにいた。

2020年3月
コロナ禍の影響で、TOEIC試験が中止となる。
その後、9月に再開されるまでの半年間、TOEIC公開テストは中止となってしまう。
再開後のTOEICは抽選方式となり、抽選に当たらないことには、
受験することも出来ない状態。ニュースなどでも話題になったほどだ。
またまた幸運にも、再開された9月から今年1月までの間に合計6回、
抽選をくぐり抜け連続受験することが出来た。
月に1度のTOEIC受験のため、更に自分を追い込んで勉強をしていった。
具体的には…
① 食事制限
(生ものや身体を冷やすモノは食べない、もちろん大好きなアイスも✕)
② 生活サイクルをTOEIC受験モードに完全シフト
③ 勉強時間を最大限に確保
(起きているほとんどの時間を英語学習に充てる)
など。
正直今振り返ってみると、とんでもない生活をしていたなと思う。
TOEICの目標スコアを達成することで、自己肯定感が低く、自分に全く自信が持てない私にも、わずかな光が灯せたら…という一心からの行動だった。

けれど…
スコアは思うように上がらず、下手をすると下がってしまうことも。
こんな状態では絶対に目標に届かない…
どんどんマイナススパイラルへと落ちていく。
英語学習を再開した頃の楽しさを、
どこかに置き忘れてしまっていたらしい。
今までの人生もそうだった。
気持ちが入り過ぎると、周りが見えなくなり、
頑張れば頑張る程、空回りしてうまくいかないという悲しい状態である。

濵﨑先生には、TOEIC対策の学習はもちろんだが、テストへの挑み方や学習継続の方法、息抜きの仕方まで、本当に感謝してもし足りないくらい、助けていただいた。
メールをすれば、どんなに忙しくてもメールを返してくださり、決して言葉数は多くはないけれど、私にとって大切なキーワードをたくさん教えてくださった。
私にとっては、TOEICの先生というだけではなく、人生における師匠、そんな存在。
先生との出逢いがあったから、今も変わらず諦めることなく継続出来ているのだと、改めて感じる。

20210921_壁越え模試×りす_アートボード 1

2020年12月
今年中に目標を達成させるためには、12月のTOEICでスコアを更新するしかない状態。
プレッシャーに弱い私は、緊張で押し潰されそうになり、
当日体調を崩してしまう。
ギリギリまで悩んだけれど、「後悔したくない!」という一心で受験。
ただ、結果はボロボロだと思っていた。
ところが、スコアは…なんと過去最高スコアを大幅に更新!!!
今まで自分がいろいろなことを犠牲にしてでも欲しかった領域に、
ついに達することが出来たのだ。
足掛け5年。
スコアを見た瞬間に、自然と大粒の涙が溢れた。

諦め、くじけそうになると、何度も何度も濵﨑先生に相談し、
その度に力強く、温かい言葉で励ましていただいた。
少し震える手で文字を打込み、真っ先にメールで報告した時は、
私以上にものすごく喜んでくださった。
「こんなに自信がない私でも、諦めずにやれば出来るんだ」
私の中にも自信が、ほんのちょっとだけ生まれたように思う。

TOEIC学習を通して『継続する力・集中力』こそが、
私の強みだと知ることが出来た。
これは、今フリーランスを目指し活動している私のこれからの人生において、きっと力になってくれるに違いないと確信している。

そんな私は今年、
更なるスコアアップを目標として学習を継続していたのだが…。

2021年9月
受験する予定だったTOEIC受験を、辞めた。
理由はいろいろあった。
それに関しては、こちらの記事にまとめてあるので、是非ご参照いただければと思う。

TOEICのおかげで、自分自身にちょっとだけ自信を持つことが出来たからこそ、『新しい働き方LAB』という、今までと全く異なる世界へ足を踏み入れることが出来たのだと思う。
今の自分にとって、英語は趣味
楽しい時間であり、更なるスコアへ向かう覚悟と準備が整ったら、
また歩き出そうと考えている。

『TOEIC界のカリスマ』と呼ばれる濵﨑潤之輔先生と出逢えなければ、英語学習はもちろんのこと、自分の強みにも気づくことは出来なかったと思う。

これからもずっと、私にとっては英語学習の師匠であり、
おっきくて優しい、頼れるお兄さんのような存在。

濵﨑先生の大ファンであることだけは、

これからも永遠に変わらない。


濵﨑先生著書-01


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