【ウェビナー参加何回目？を１発で数える】COUNTIFS関数を「ARRAYFORMULA関数」を使用して1つの関数だけで出力したい｜カスタマーサクセス/スプレッドシート

「ウェビナーの参加データがあるけど、今回この人何回目の参加かを出したい・・」みたいなタイミングって結構ありますよね。

そして、
「COUNTIFS/COUNTIF関数を使って各行単位でカウントはできたけど、関数を全てのセルに仕込むと重くなるし、行が増えていったときに再度関数を伸ばさなければいけなくなる・・」

こんな経験ありませんか？
データ量が少なかったり、スプレッドシートが複雑化しない限りは特段問題ないのですが、日を追うごとにスプシというのは複雑化するのが宿命です。なるべく各セルに関数を入れる運用は避けたいものです。

そこで今回は、
COUNTIFS関数を「ARRAYFORMULA関数」を使用して1つの関数だけで出力する方法に触れていきたいと思います。

1.COUNTIFS関数とは

複数の条件式を同時に満たすデータのみをカウントする関数です。

2.ARRAYFORMULA関数とは

始点のセルに関数を指定するだけで、関数や数式を指定した範囲に一気に適応させる関数です。

今まででしたら各行にCOUNTIFSの関数を仕込んでいたかと思いますが、一番上のセルに関数をいれれば、それ以降同じ列の全てのセルに同じ条件で反映されます。

関数が圧倒的に減るので「軽い」と言われています。が、賛否あるので、なんとも言えませんw 個人的には軽い気がしていますが。

3.ARRAYFORMULA関数を利用しない場合

まず普通にやるならこんな感じになります。

=COUNTIF($B$2:$B2,$B2)&"回目"
           ①　　　　　　　　　　　　　　②

①$B$2:$B2
は「B2からB2までの範囲で」という意味になります。
後ろのみ2の前に「$」がないのは1つ下のセルに移った際にはB2-3までをカウントしたいから、「列は固定するけど、行数はその行までにしようね」という意味合いになっています

②$B2
該当行のカウントしたい対象、つまり「名前」が何かを問うています。

「B2からB2までの範囲で、"吉田太郎"という名前がいくつあるか数えて！」という意味合いになります。

1つ下のセルになれば
「B2からB3までの範囲で、"田中花子"という名前がいくつあるか数えて！」
と変わっていくわけですね。