死への準備 その2

死への準備に大切なことは、気持ちの整理。
人として生きて、どのくらい満足しているか。
若い頃の夢は実現できたか。
思い残すことはないか。

私の場合、ほぼ満足できる。

妻との出会いが、とても大きい。
幸運が舞い込んできたような。
お陰で、叶いそうにない願いが実現された。

人生は、実現しそうにない願いが叶うようだ。

私は、たぶん、死期が分かると思う。
かなり正確に。
葬儀はしないが、
死ぬ前に、死の通知ができる。
知人や親族への「死のお知らせ」。

うれしいことに、このたび生の別れが実現しました。と。

一番の理想は、
死を祝ってもらうことだが。
それは、できそうにないだろう。
残された家族に、死別の喪失感が予想できるからだ。

死は、人にとって最後の救いであり、
これでやっと、私や自分や自我という狭い牢獄から解放される。
祝うべきことなのだが。
これが納得できる人は稀だろう。

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