意識がなくなると
人生を振り返ると、
ピンチは無数にあるが、
最大は20代だろう。
大学は中退、先の見通しはない。
仕事もない。資格もない。
吃音は良くならない。
私がもう少し気弱だったら、
どうなっていただろうか、と思う。
今、考えても、
あの状況で、よく凌いだと思う。
自分にご褒美をあげたい。
たぶん、幸運のお陰だろう。
いつ死んでも、おかしくなかった。
人が生きている証しは、意識にある。
今、ここにあるという実感。
そして、人の意識は、身体から生まれる。
生きている肉体と脳から。
体力・気力が低下すると、
寿命について思う。
私の寿命も10年くらいだろうか。と
とにかく、身体が重い、
意識もまた重くなる。
一日、重い意識を引きずって付き合うと、
もういい加減にしてほしいと、時に思う。
瞑想すれば、意識も軽くなるが。
意識がなくなると死だが、
意識がなくなると、とても楽になりそうな予感がする。
確信に近い。