善行にも限り
すずめが元気にエサを探している。
ひとも、同様に道を歩いている。
どちらのイノチも同じような価値だろう。
ひとが特別に価値ある生きものではない。
すずめにも生きる知恵がある。
ひとにも生きる知恵が必要。
しかし、人の生き方は難しい。
どんなに善行、すばらしいことでも、
徹底してやるというのは、良い結果とならない。
やり過ぎると良くない。
どこかで適当に止めるのが賢いのだが。
例えば、中村哲さん。
その偉業を讃える人は無数。
もちろん、日本の首相も敵わない。
無医村で無料の診療ボランティア。
救われた人々は無数。
良いことばかりした人だが。
イノチをかけてはいけない。
どんなに良いことでも、
限界がある。
人の社会、人である限界。
灌漑して農地に変える。
良いことだが、
ある意味、金鉱を発見したようなもの。
いいことにならない。
人生も似たようなもの。
良いことをしても、
徹底すると、結果が悪い。
やり過ぎると良くない。
つづく